プロローグ・第一話「霊能力と巫女と心霊相談!?」
とりあえず初投稿です。
正直、私の文章力は甘かったり、誤字脱字が多かったりもするかもしれませんが、そうだったら、申し訳ございません。
かすかなズレ。
それは日常生活で感じる微かなズレだ。そのズレを僕は感じている。
ただ、そのズレの正体はわからない。たぶんそれは自分が日常生活に従事していて、一瞬たりとも非日常的な、例えば、宇宙人が侵略してきたり、空から美少女が降ってきたり、急に自分が魔法や超能力的な力を手に入れたりといったことが起きない。もっとも、こんな世の中でそんなことが起きてほしいとは思わないし、なにより起こる訳が無いと思っているからである。
これは、そんなことを日々感じている学生のほんの小さな、いや彼にとっては大きな出来事から動き出す。
彼のズレていた日常が段々と正常へと動き出す。そう彼は感じていた。
※
時間は夕方。
一通りの授業も消化し、HRもいつも通りに終わり、学校は一旦の休息となった。
もっとも、これから熱心に部活動というものにとっては今しばらくこの学校というしがらみの中に居なければならなくなる。だから僕は部活動なんてものはしないし、もっぱら興味もない。なにせ、彼にとって学校はズレ以外の何物でもないからである。定時に集合し、そこで日毎に決められたメニューを消化し、帰宅する。そんな存在なのだ、彼にとっての学校という存在は。
「やはり、今日もズレてた。」
校門をでた彼はそう呟いた。
彼にとってズレなんてのは、単に少しでも非日常を感じられなかった、ということである。
しばらく彼は校門の前で佇んでいた。特にやることも無く。そんな彼を尻目に校庭からは金属音の軽快な音と人声が交じり合っていかにも青春という音を出していた。
残念ながら彼はそんな青春も、恋愛ゲーム的な青春も皆無である。
そして、残念なことがもう一つあった。
彼の悪友的ポジションでもあり、放課後の暇つぶし相手でもある工藤は今日はいない。なんでも担任に呼び出されたらしい。
だから、彼も校門の前でこう佇んで工藤を待っているのである。彼は工藤の友達でもあるし、なにより、暇つぶし相手が居ないよりかは居るほうがマシ。という思考からである。彼にとって、工藤は友達でもあるが、暇つぶし相手でもある。
そうやって、彼はずっと校庭で奏でられる青春という音楽をぼぉーとしながら聞いていると、突然……
「あの……」
一人の女性が話しかけてきた。黒髪の美人であった。歳は22、3であろうか。
「西嘉悦駅ってどの道を行けばよろしいんですか。」
「西嘉悦駅ならこの道をまっすぐいって3つ目の交差点を左に曲がったところです。」
「ありがとうございます。」そういい、丁寧にお辞儀をすると、彼女は立ち去った。
「おーい、智影」
後ろから声がした。いつも聞きなれた声だった。
「遅いぞ、工藤。」
「悪ぃ、色々手間取ってなぁ」彼は手を合わせながら言った。
「それより、工藤。さっき結構な美人に声をかけられてな。」
「マジか。でどんな人だ。」
「後姿だけど、あそこに居るだろ。」そういうと智影はさっき教えた道順通りに歩いている黒髪の女性を指差した。
「……すまん、智影。これは何かの冗談か。」
「冗談なんていうか。ほらそこにいるだろ。」智影はちゃんと彼女がいる方角に指を指した。
「智影……お前大丈夫か。お前の指している方向になんて人は居ないぜ。」
人がいない。智影は目を疑った。工藤は確かに人は居ないといった。だが、俺の指差している方向には確かにさっきの人が歩いているし、なにより俺は見えていて、指もちゃんと指している。
「まぁ、とりあえず今日は悪戯ってことにしといてあげるよ。まぁお前のことだし、いつ何時そんな幻聴や幻想が見えるようになったなんて急に言い出す覚悟はしているからなぁ。ただもっとわかりやすいのにしてくれよな。」そういうと工藤は一人で歩き出した。
「行かないら置いてくぞ。」
「あぁ今行く。」そういうと智影は工藤の下へ走り出した。ただ一つ、彼女を一瞬見た。その時もう彼女は居なくなっていた。智影はそのことについては後で考えることにした。
※
「あー疲れたー。」
帰ってくるなり智影はベッドに倒れこんだ。
時刻は7時。でも、彼の目蓋は重い。
(着替えなきゃ。それに飯も……)
彼には窓が見えた。小さくだが、遠くから何かが見える。
それは、瞬きをするたびに大きくなっていく。
(なにか、大きく)
そう、瞬きをするたびに大きく、大きく。
(って、こっちに来てるんじゃ……)
ガッシャーン、と窓ガラスが割れる音がした。智影の目の前で。
智影はベッドから飛び起きる。智影の目の前には、巫女服と思われる衣装に身を包んだ少女であった。
「あたたたた……反応はここからだけど……」
「……だ、誰」
「あ、もしかして、譲崎智影くん?」
「え、えぇまぁそうですけど。」
彼女はその言葉を聞くと、パァと笑顔になった。
「よかった。出会えて。」
まだまだ執筆途中。この話はいつ終わるのだろうか。




