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第8話 桁違いの異能







「異能発現・物体創造」


「この数をどうするのかな!!!核爆弾でもこの数と質の怪異を倒すのは難しいよぉ?」


「反物質生成。」


「はい?」



私の異能は既に……人類科学の領域を超越している。

そして津波が起きても要塞都市はピクリともしない。


それどころか要塞都市外にいる雑魚怪異も一掃できるだろう。



「ウソォ……反物質?」


「非接触シールド解除。」


「ちょ!まっ!!!タンマタンマタンマ!!」


「ちょっと朔月!?あたしも殺す気!?周りの被害どうすんのよ!?」



全てを無視して爆発する青色の波動。

爆心地では地中海の海水を対消滅させ、巨大な高波が周囲に向かって押し出される。



「やっぱり君主級は凄いね?これで生き残るなんて。」


「ぐ……ぐぅ……」


「さようなら。」


「まだまだだよぉ!怪装・地獄蔦!!」



しかし……紫に染る蔦は瞬く間に日本刀によって粉々に切り裂かれていく。



「怪装合成は使わないの?それとも?使えない?」


「あ、あなたどこまでこっちのこと知ってるの……」


「異能『完全看破』。私の前ではあらゆる情報が筒抜けになる。あなたの怪装合成は低級怪異を合成して自身のエネルギーに変換するものでしょ?」


「だからさっき……反物質で雑魚怪異を……!!」



しかし、そう言っている傍から君主級怪異は、海中から不意打ちを仕掛けてくる。



「朔月!!危ない!!」



轟音と共に真紫の棘が直撃してしまった。



「手応えあり!!どんな顔になってるかなぁ!!」


「朔月……」


「勝手に殺さないで?」



私は当然のように無傷だ。


そう言って私は月の意匠が施された白銀の猟銃を構える。



「そんな……君主の私が……こんなあっさり。」


「私とやりたいなら君主級の中でも屈指の実力者を5体は連れてきなさい。」



どうしてこの程度で私に勝てると思ってしまったのだろうか?

私を殺したいなら人類を人質に取った上で、皇帝級の大怪異数十体は必要だ。


そこまでしてやっと互角の戦いだろう。



「まぁいいや。さようなら。荷電粒子天柱」


「キャァァァァ!でも、わたしたちは……まけない!私たちの神があなたを……」



地中海にそそり立つ光の柱。

その大きさは直径11km、高さは不明……


私の『異能』は既に、人間の科学力を凌駕している。おそらく……


核兵器を作れ!と言われれば私は作れるだろう。それどころか1度作れてしまえば量産も可能だ。



「大怪異王……怪異の神。いいじゃん?来るんなら来な。その時は私が……この戦いを終わらせてやる……」


「……」


「ラナ?動ける?」


「動けるに決まって……ッ。」



ラナは全身穴だらけだ。これで死なないのは、彼女の『異能:炎龍』による生命力のお陰だろう。

普通の人間ならとうに出血死している。



「無理そうね……特別に私の完璧にかっこいい、世界一価値のある戦闘機に乗せてあげる。感謝して?」


「……ぅぅ。くぅぅぅぅ。くや、、、しい。」


「ならその悔しさを糧に、明日からまた励みなさいね?」


「その戦闘機は……結構、乗りたい……」


「は?え?……」



……凄く嬉しいのだが!?

育て親には厨二病と言われ、機能美とは一切懸け離れた形状をしている私の戦闘機は……

自称宿敵(笑笑笑)に唐突に肯定された。



「どこら辺がかっこいい?」


「紺色の塗装に……緑と紫のラインが左右均不均一に、操縦桿もアニメみたいで……これはロマンが……」



中々見所がある!

正直今までビービー煩いだけの、その辺の駄犬くらいにしか思ってなかったが……


私の中でラナが一気に人間へと昇格してきた。

年下だし?ちょっと可愛いかも?



「ラナ?」


「何よ……」


「友達になりましょ。」


「は???」


「だから友達になりましょ?」


「は???????」


「だから、、」


「いや聞こえてるって!!!」



こんな恥ずかしい事を何度も言わせるなんて……流石宿敵……策士だな。  ※違います



そうして私はラナを戦闘機の中に乗せ、応急処置を施した。








☆☆☆☆☆☆☆☆☆★★★☆☆☆☆☆☆☆☆☆★★★


どうもこんにちわ。G.なぎさです!

第8話をここまで読んでくださりありがとうございます!


君主級と1000体超える怪異をあっさり倒した『人類最強』

彼女の強さの底は未だ見えない?


 もし面白い、続きが気になる!と思った方は【応援】や【レビュー】をしてくれると.....超嬉しいです!!


 何かあればお気軽にコメントを!




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