表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/94

第39話 垣間見る「神の力」





 ――――最後の授業になっちゃった(´;ω;`)――――



 最後の授業中、ふと私はある違和感に気づいた。



「あれ?サクラは?」



 さっきまで隣にいたはずのサクラの姿が、突然消えている。

 トイレにさえ私を連れて行っていたサクラがいないなんて、明らかに異常だ。


 そして私の両端には『神』である二人──ルシアとルークが座っており、私はその二人に板挟みにされている。

 そして何より、この状況にに気付いたのが今だという事実が、事態の異様さを物語っている。



「さて、話をしようか、希守月乃。いや……特異点、朔月ムーノ」


「もう気づいているでしょう?私たちが何者なのか。」


「サクラは……どこですか?」



 周りの時間が止まっている。まさか......《《時間を止めた》》というの?

 でもなんで?サクラを人質にでも取るつもりなの?

 私を相手に人質を取るなんて普通は考えられないけど……この二人ならそれも可能だ。



「人質?まさか。一撃で地球を木っ端微塵にできるのに、わざわざ人質をとる意味ないだろ?」


「で、では……何が目的なんでしょう?」


「聞きたいことは一つだけ。怪異の神との戦い……あれが本気だったのか、ムーノ?」


「え……?」



 私は生まれてこの方、味わったことがないほど絶望を感じた。

 まるで自分の存在意義が一瞬で失われたかのような、言い知れぬ恐怖が胸を締めつける。

 それでも今は、サクラに危害が加わらないよう、冷静を装って立ち回るしかない。



「……一応、限りなく本気に近いです」


「はっきり答えろ。この状況で発言を選べる立場だと?」


「……うちのルークがごめんなさい。でも私たち、今は時間に余裕がないの......」


「……全力です」


「そうか……正直がっかりだ。」


「……!?」



 血の気が引き、胸が締め付けられる。消えてしまいたい。そんな感情が湧き上がる。

 どうしてそんな風に感じてしまうのかは分からない。ただ、どうしてもこの人に失望されるのが恐ろしい。

 でも......犠牲者を一人も出さずに勝った私の何がいけなかったの……?



「ルーク、まだ決めつけるのは早計よ。彼女の異能には、《《黄金律》》が関与している可能性がある。」


「確かに一理あるよ。でも、このまま地球に滞在し続けるのはリスクが高すぎる。それは分かってるだろ?」


「そのリスクを取る価値が、この子にはあるの。それは私が事前に提示したデータで分かってるでしょう?ここは私の《《元》》職場なのよ?」


「分かったよ。君を信じて、しばらく様子を見る。」



 一体、何の話をしているの?何がどうなっているの?

 そういえば、怪異の神も言っていた……ルシアさんが干渉してこなかったと……

 もしかして神々の国に、何か大きな事があって事情が変わったのかもしれない。



「……私は」


「気にしないで。私たちの期待に応えられなかったからといって、あなたの価値が変わるわけじゃない。あなたは既に人類の救世主であり、希望なのだから」


「……はい」



 その言葉を受け止める間もなく、学校中に非常事態警報が鳴り響いた。



【緊急事態発生!緊急事態発生! 渋谷要塞都市に、《《未確認》》の上位怪異を確認!学生の方々は至急応援出動をしてください……】



「上位怪異……隠語です。これは伯爵級以上.......。でも未確認なんて初めて聞きました。」


「どこ!月乃ちゃん!!......ごめん!!私どうしてか一人でトイレに......」


「サクラ……良かった......」


「まさか……よし、とりあえず行こう!」


「そうね……これは、もしかすると怪異じゃないかも……」



 私たちはすぐに現場へ向かった。しかしこれまでとはどこか違う、不穏な空気が漂っている。

 ふと隣を見ると、サクラの顔には冷や汗が滲み、息も激しく乱れていた。


 怪異と相対してまだ数日......私は知ることになる。

 怪異とは別の新たなる未知の脅威を―――




 どうもこんにちわ。G.なぎさです!

 ここまで読んでくださりありがとうございます!


 不穏な質問と朔月の不自然な情操の乱れ......

 なんとあれだけ『人間』を超越した力を見せたのに、ルークは失望してしまった?


 そして現れる怪異以外の脅威とは??

 

 面白い、続きが気になる!と思った方は【応援】や【レビュー】をくれると超嬉しいです!!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ