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4 救助されちゃいました

もう死んだ


そう思った



なにせ体長3mのオーガなのだ


ランクBのモンスター


ランクCの冒険者である自分では歯が立たない


それもで救助信号を出したことに一縷の望みを掛けて悪あがきをした




オーガの腕を避けて避けて避け捲った



避け始めて30分


完全に避け切れない場合もあって剣も鎧もボロボロだ


おまけに体力も底をつきかけている


もうだめだ


死を覚悟した




そうしたら


「助けにきました」


と元気よく飛び込んできたのが小学校に通っているのが似つかわしい少女



思わず動きを止めてしまった




しかし少女の方は動きが止まらなかった





「うんしょ!」


そう言って両手に余る拳銃を取り出した


重さにプルプル震えながらオーガに照準をつける




・・・いやどう見ても無理だろう


そんな思いをものともせず銃を撃つ少女




<バスン>


という音とともにオーガの顔が爆発した




「え”」


そう叫んだ俺は悪くないと思う


悪い夢を見ているようだった


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