プロローグ
ニリとんと申します、初投稿です。
頑張って連載したいと思います。
拙い文ですが、読んでいただけると幸いです。
むかーしむかし、あるところに。
1人のお兄さんと2人のお姉さんたちがいました。
お兄さんたちは、魔王を倒した勇者が次の魔王になる、という世界に召喚されたのです。
その3人は、魔王からお願いされて、勇者を説得させる旅に出ることになりました。
……ん?どうしたの?
ああ、そうね。
確かに、召喚されたとはいえ、普通の人族なら強い勇者に倒されてしまうわ。
でもね。
ママはお兄さんたちは人族であった、とは言ってないわよ?
気付いたわね?
お兄さんたちは、ハーフだったのよ。
まだ小さい貴方も、ハーフのことは知ってるわね?
ハーフっていう種類の人間は、違う種族の両親から生まれるの。例えば、獣人族と竜人族、とかね。
そして、その両親の能力を、それぞれ何倍かしたものを生まれつき持っているの。
何倍になるのかは神様のみが知っているから、その人がどんな力を持っているのかを想像するぐらいしか私たちにはすることがないの。
さあ、お話しは終わりよ?
ねんねしなさいな、愛しのお前。
静音。
そうね、誰も知らないのよね。
このお伽噺が、未だに始まってなくて、未来予知で作られたものだなんて。
『むかし』ではなくて『これから』だなんて。
何日後かしらね、このお伽噺が実現するのは。いえ、もしかすると数年後かもしれないわね。
でも、これは王族の人間のみにしか伝わっていないものなのよね………
この子が次の女王になる前には実現されるかしら?
週一月曜日更新、でいきたいと思うのでよろしくお願いいたします。