悪魔は同舟する
ときには考えないことも大切。
3躰のスレイプニルは思い出したかのように起き上がると後退し、二本脚を守るように囲む。
……動きは単調で直線的。かと思っていたら、唐突に大胆になって不意を突いてくる。仲間が射線に入っているのも関わらず、躊躇なく撃ってくる。
間違いない。あの二本脚以外は、空だ。
自動鎧が自動鎧たる最大の所以。それは、自立行動が可能なこと。
但し、人工知能は未発達の分野で、想定外の出来事が頻発する戦場では、戦闘行動のパターン化ができない。なので、自立と言っても人の補助が精々で、射撃統制や索敵が主だ。
けれど、その不完全なシステムも、人間が補助に入ることで実戦に足る。この技術は自動鎧のみならず、自動人形やゴーレム類にも採用されている。
だけど……自動鎧の3躰同時使用なんて、滅多な術者じゃできない。だから相手は貴族か旧貴族か、少なくとも紳士、あるいは……魔導師。
ルーディットの語源説の一つに、神話に登場し、音楽に合わせて人形を踊らせ聴衆に金銭を要求する道化や香具師、または鬼の類であるルーディ・イットがある。多くの聖典ではこの伝説を採用し、他者を操って利益を生む行為の悪辣さと、如何に人間が自身に似せた存在を創造するのが愚かしいことであるかを説いている。
人工知能の研究も、こうした倫理観が歯止めをかけている節があるけど……魔導師には関係ない話だ(なお、王侯貴族の多くは、神に力の行使を認められた存在であるため、この倫理的な制約はない)。
「貴方は、貴族なの?」
そんな質問をしてみた。
これで動揺して、術に乱れが出てくれればいいんだけど……。
「お前はどうなんだ? ローティン」
知っててそんなこと聞くかなぁ……。皮肉なんだろうけど趣味が悪い。
「どうして、こんな真似を?」
「それはこちらの台詞だな」
どう云う意味? と質問仕返すよりも早く、相手が語り出す。
「あの霜降りはネサワルダムでの発言が取り沙汰されることが多いが、他の問題も枚挙に暇がない。基地負担金と帝国からの要請を拒否し、更には国軍へ退去を求めた安全保障に関わる行動。そのくせ軍の備品を私物化している嫌疑や不適切な自動鎧の所持は、謀反を疑われても仕方がない。電気工事や水路埋め立てなどの都市計画にも問題が山積であるし、永憑権やコロニーの放置に妖精類売買の規制に始まる妖精類取り扱いに関する市民感覚との乖離は、民草からも非難の的だ。外交に目を向ければ、キャビネットのテロを容認するかのような発言や遺跡保護法違反に、公式の場で隣国の五連国に滅べなどと言い放つ……。こんな奴を擁護したがる連中の気がしれん。それに、シリオ家の生き残りは、あの霜降りのみ。もはやローティン家とシリオ家の縁など、ないに等しいだろう。そもそも、そのシリオ家自体が前の戦争でレウコン家を裏切った立場だ。そのとき、奴の母親は既にレウコンに輿入れしていたため、まぁ罰せられることもなかったが……それにしたって良い噂がない。自他ともに認める魔導師とあってはな」
よく喋るなぁ……。それだけ不満が溜まっていたのか、それとも研究し尽くしているからか。
けど、
「それだけ?」
「何?」
それだけなんだ。
「いや、あまりにも通り一遍な批判だなぁと思って」
「小僧……」
なら、僕がマルの味方になる理由とは矛盾しない。
確かに、彼女は普段は我儘で怠惰で、いざ動けばトラブルばかり起こしているように見えるけど、本当はそうじゃないって、よく知ってるから。
本当なら、そうした誤解や認識の差、齟齬を埋めるのが政治的手腕なんだろうけど、そんなもの……。
「そんなもの、糞食らえだって、マルは言うから」
「後悔するぞ」
「もうしてるよ、毎日毎日」
それでも、めげない折れないやめないのが彼女だ。
そのとき笑い声がしてきた。
「……何がおかしいの?」
二本脚のスレイプニルが笑っている。状況は、明らかにこちらの有利なのに……。
「もう一度訊ねてやる。まだ戦う意思はあるか?」
一体なんの……?
「よく耳を使え」
……まさか!!
『サウンド・ジャックを実行』
『解析を開始します』
『音源2。検出種1』
『音紋照合を開始します。アーカイヴから検索中……』
『近似値を確認』
『PEG_1030。ペットネーム:スレイプニル』
『備考:初期モデル』
ここに来て増援!?
「別の出入り口の抑えに回していたものだ。中身入りのな」
どうする。中身入りってのがハッタリだとしても、流石に装甲が削られた状態で5躰を相手取るのは無理だ。
「本当にぬるい奴だ……。それも、父君によく似ておられる」
昇降路を取られるけど後退する……? 階下から挟み撃ちされるまで、どれくらいの時間があるだろう?
いや、それは駄目だ。ここを離れたら、ストリド城の大扉への通路を取られてしまう。
そもそも、この近くにいるのはマル様なのか? ベトラとガトリーは遠ざかった。まだ下階に取り残されている誰かの救援に向かったのでは?
ゲヴォル殿がこちらの危機を察知して衛兵に応援を要請するのは、かなり時間を置いてからだろう。悪魔召喚の事実を知られたら、マル様どころか、あの人も政治的に終わってしまうから。
そうなると、シリオ家再興もまず不可能に……。
だからギリギリまで睨み合いを……。くそ、無理だ。どのみち敵の増援が到着したら数分も持たない。
なら敵の増援が来るよりも先に、ここにいる敵を始末するしか……!!
ガコン……。
左手から、音が不気味に響いた。
昇降機の上にあるランプ……それも、上昇中を示すランプが光ってる。
何かが来るんだ……。マル様たちか、敵か。
またこの忙しいときに!!
どうすればいい。マル様だったら、今直ぐにでも動いて昇降機の真ん前を確保……。けど、それだと通路前から離れることになるし、もし敵だった場合、真後ろから撃たれる。
打って変わって、相手は余裕だ。敵が何処までこちらの状況を把握しているか定かではないけど、マル様たちの装備がスレイプニルを打倒できるものではないぐらいは見通せているるだろう。どう転んでも、大きく不利になることはない。
万事休すか。
神に祈るか? ……神に喧嘩を売ったレタリア人が、今更なんの神に?
昇降機が停止した。
扉が開くと……トラッシュ・ハウンドがいた、小さな脚が握って。
●
捜索中、サイレンが鳴り響いた。
パンサー系に積まれているサイレンは、事故時に救難を呼びかけるのに使用するものだが、こうした瘴気の濃いエリアでは通信手段としても使われる。
連続で七回以上途切れなく。……これは集合及び救援要請だ。会敵したか、重要な何かを見付けたときのサイン。
なので探索を切り上げ、ネイターヴやオーギーと合流して来てみたら……剥かれて負傷したハレディが人質に取られていた。
敵の数は2匹。霜降りの姿はない。ハレディは老人に拘束され、頭に拳銃を突き付けられている。それより後ろには、膝撃ちの姿勢でハルベルトを構えた若い男。
そうして今は、ハレディを挟んでのお喋りの最中だ。
「そっちの要求はマル様だろ? 居場所を教える代わりに、僕らを見逃すって選択肢はない?」
全く憎々しい。
この腹立たしさと、込み上げてくる感動を抑えるのが難しい。
完全に舐めてる。侮ってる。そして誤解している。
魔族に、人質交渉が通じるような優しい奴がいるとでも?
「この条件を呑んでくれたら、人質はあとで解放するけど」
ああ、もういい。そんな用意された言葉なんて懲り懲りだ。どうせ、裏の一つや二つあるんだろうが。調子に乗りやがって、三下ァ。
それにだ……殺れるものならと前々から思っていた。
「良い機会だ」
死を明確にするため、あえてゆっくり、奴の一番分厚いところに照準を合わせる。
「て、てめ――」
遺言はそれだけか? ハレディ。
てめぇの額から後頭部を貫通しても、後ろの爺にめり込むぐらいのインパクトはあるからな!!
「ネサリッシュさん!!」
後ろで調子扱いてた三下が叫ぶ、が遅い!!
銃撃しつつ距離を詰め、倒れたハレディと爺を無視し、寝そべりながらハルベルトを構えていた若い侍従武官の手元を蹴り飛ばし、その頭に銃を突き付ける。
……ある程度の被弾も覚悟していたが、ビビって撃てなかったか、弾切れでも起こしていたのか。
まぁ、それはどっちでもいい。殺り損ねた方が問題だ。
確かに弾はハレディを貫通した。だが爺も相当なもんで、僅かに退いたか急所から外れている。だとしても、動ける状態ではなさそうだが。
元から狙ってた訳ではないにしても、真人間の反射速度じゃない。まさか、この老人……。
「ネサリッシュ……。ネサリッシュ・ハートか?」
三下は答えない。が、沈黙は肯定したも同じだ。面影もある。
流石は、条件付きの英雄。真人間な訳がないか。
「言え、霜降りは何処に隠れている」
ネイターヴが侍従武官に詰問する。
「この階にはいない。別ルートで地上に出た筈だ」
声から虚実の味はしない。偽装しているのかもしれんが……。
まぁいい、乗ってやろう。脳を割るのも骨だしな。それに――
「ネサリッシュ・ハート……。貴様には父が世話になった。その借り、今返すぞ」
次は、もう一つの借りを返すときだ。
ああ……俺、今すごくカッコいいかもしれない。
俺がハートたちを素通りすると、オーギーとネイターヴはそれに続く。ネイターヴは背面走行で殿を務めたが、銃声は聞こえなかった。
「いいのか? 放って置いても。どうする気だ?」
ネイターヴが俺に問う。従いはするが、訳が解らないと云った風で。
「あの怪我では何もできんさ。一応、目標物も回収したし、これ以上留まる理由はない。――このまま、西のルートを探索するぞ。東の階段が使えない今、地上に出るとしたらあそこが最も近い。……そろそろ、クライアントに文句の一つでも言いたくなってきたところだしな」
●
昇降機の扉が開くと、そこにいたは……雇った傭兵か? 確か、私物のトラッシュ・ハウンドを持って来ていた奴がいた筈だ。
そしてその手には……あの靴には見覚えがある。
「おお……おお! おお!! よくやったぞ貴様! フハハ! これで勝敗は決した!! さぁ、あとはそこの盾野郎を潰せ! スペックではお前の方が完全に有利――」
トラッシュ・ハウンドに取って、フェルスパー系など敵では――! ……あ?
様子がおかしい。返事もなければ、昇降機から出ようともしない。
すると突然、
「あ……? あ、ああ??」
ガタン!と大きな音を立て、トラッシュ・ハウンドが倒れ伏す。
空、じゃない。……死んでる?
そしてもう一つ、信じ難いものがいた。
トラッシュ・ハウンドに続き、その陰に隠れていたものが姿を現す。
ぺた、ぺた、ぺた、ぺた……。
間抜けな足音をさせているのは、腰巻き一つのすっぽんぽん。雇ったゴロツキにこんなの……いないわ。
「……え? 何? この変態」
ふむ、ローティンの嫡子も困惑していることから推理するとだな……。いや真面目に誰だよこいつ。分かんねーよ。
けど、その、あれだ。敵であれ味方であれ、昇降機は確保して置いた方が都合が良い、よな? うん。
「おい、何者だ!!」
我ながらチンケな台詞だが、それ以外に言葉が出て来ない。「なんで服着てないの?」とか、訊く訳にもいかないし。
「えっと……俺は無関係な一般ピープルなので、ここは素通りさせてくれないかなぁって」
そう言いながら男は両手を挙げ、おずおずと空間の中央までノコノコ出て来る。
「丸分かりな嘘を吐くな!!」
ここは公爵家が所有し、ストリド城で管理している地下遺跡。既知の出入り口は全て衛兵で固めている筈だから、ホームレスが迷い込むような場所ではない。
「あと、矛も収めて欲しいところなんだけど……?」
そんな提案に乗れる訳がない。
なんだこいつ。殺せばいいのか? 無視すればいいのか? どちらにしても、こいつの存在が未知過ぎて動きようがない。それはローティンの嫡子も同じらしい。
なんだこいつ。
まさか悪魔なんてことは……。
いや待て……? 熱源がもう一つ?
「って、ぎゃ、あちょ!?」
気付いたときには既に、上方から白い何かが飛び出していた。
そしてそいつがスレイプニルの下に滑り込んだ瞬間、ガツンと激しい金属音がして、スレイプニルがその場にへたり込む。
一体何すんのこの――!?
「ナオお姉ちゃん!!」
●
全裸さんが注目を集めている間に、私は昇降機の天井に貼り付いて敵戦力の把握と機を伺います。
スレイプニル……それも増加装甲がない初期生産型の弱点は、胴体下部の――
「って、ぎゃ、あちょ!?」
車輪際!
ここにパージ・ナイフを差し込むと、第二第三脚部と胴体部の油圧ポンプを繋ぐケーブルを破壊できます。
これは一朝一夕に体得できる技ではありませんが……一昔前は、やらざる得ない状況に何度も立たされましたからね。
しかし、輸送鎧として使うのならまだしも、未だに初期型を戦闘に使おうとする阿呆がいたとは……。
「ナオお姉ちゃん!!」
シュシュちゃんからの声援で私の能力値に1.5倍の補正がかかる。今ならドラゴンにだって負けない、そんな気分。
「こいつが例の痴女か!?」
なんですって?
「ナオお姉ちゃん!? どうしたんですか、その格好!」
シュシュちゃんが驚くのも、仕方ないですね。全裸さんよりもマシですが、私も大概ですから。
「ちぃ! 全裸で気を引くとは下らぬ奸計を繰りよってからに……!!」
そんなものに目を奪われる貴方が悪いだけなのです。
敵はその汚い口と同時に発砲してきました。全く、なんて無粋なんでしょう。レディに対して、名乗りもしないとは。
なので私はぶっ潰れているスレイプニルの陰に。そして全裸さんは……まぁ放って置いても平気でしょう、あれは。
しかし、このままでは戦い辛いですね。
「あ、そだ。ナオお姉ちゃん! 大扉の前にオフホワイト・ハミングを待機させてるよ! あと敵の増援で、スレイプニルが新たに2躰こっちに来てる!!」
なるほど。思っていたよりも、賢い対応ができていたみたいですね。あとで褒めて差しあげましょう。
「承りました。では、シュシュちゃんは後退して、マル様たちと合流して下さい」
「分かった!」
素直で良い子ですね。他の悪垂れとは育ちが違いますわ。
……ではオムカルホ、聞いての通りです。早くもう一つの躰を持って来なさい。
全く、高い喧嘩だ。まぁ、こっちも散々な目に遭ったからな……。
殺す。
地理関係とか国の設定書いとこう
ガズンドオルス大陸
世界最大の大陸。代表される巨大な山脈が4つあり、それに従うようにX字状になっている。
ネツァル公国
大陸の中央やや西寄りにある国。砂漠と岩山に囲まれ、唯一の森は瘴気が漂う死の森と化しているが、建国王ウィツナワにより治水工事が行われ、周辺と比べ水資源は豊富。
約二千年ほど前(年代については諸説あり)にガダンギウヌ帝国に侵攻され、王家が滅んだネツァル王国に由来する。
そのとき東に落ち延びた王家の傍系がレウコン家であり、ロズデルン帝国がこの地を収めるときに担ぎ上げられた。
国教はないが、国民の大多数が伝統的なレタリア教徒とされている。
ロズデルン帝国
大陸の中央から西部一帯を支配下に置き、周辺に23の衛星国家を従える超大国。
国教はラゴ教。
皇帝は神話の英雄、ヴィルタスの直系に当たると主張している。
由来は、ガダンギウヌ崩壊後の二百年に亘る戦乱を勝ち抜いた西ローズ王国にある。国が現在とほぼ同様の形に収まってからは七百年を数える。
魔王国と軍事同盟を結んでいる。
最大の仮想敵は北西に控えるエガリヴ連邦だが、未だ直接的に刃を交えたことはない。
昨今、地方司令官や行政官の不正や汚職、周辺諸国の強訴が目立つようになって来ている。
そのため地方では、小競り合い程度ではあるが内戦が続いている。
所謂、大陸側とされる勢力の代表格。
ガダンギウヌ帝国
その興りについては不明な点が多いが、古代文明の滅んでからの千年間、世界を統一し支配していた国だと考えられている。
この千年間について語っている人工遺物は極めて少ないため、失われた千年間と言われている。
神話に於いて、世界統一を果たしたヴィルタスが治めていた人間の国と深い関係があるとの説が唱えられているが、神話には歯抜けも多く不明な点も多い。
エガリヴ連邦
大陸の北西一帯を支配下に置き、88の領邦と、それに属する都市国家からなる連邦制国家。
エガリヴ聖教会の首長である聖教主が、絶大な権威と権力を有している。
領邦の統治方法にはバラ付きがあり、問題視されている。
未だに領邦同士の些細ないざこざが絶えない。
聖王国とは経済・軍事ともに友好的な関係にある。
所謂、沿岸側とされる勢力の代表格。
聖王国
大陸の中央北に位置し、東には長い海岸線を望む国。
元はハイト王国とされるハイト人の国だったが、思想や経済的問題を理由に魔王国と東西に別れた。
その悲願は内陸への進出と鉱物資源の獲得、すなわち東西国家の統一である。
王家はあるが権力は一切持たず、政治は民主的に選ばれた市民の代表が行っている。
また、建前上は軍隊も持っていない。
所謂、沿岸側とされる勢力の代表格。
魔王国
大陸の中央北に位置し、海岸線に面している西側は瘴気が漂う樹海になっている。それ故、海上への道が少なく、北に僅かながらの港があるだけである。
その悲願は外洋への進出と海洋資源の獲得、すなわち東西国家の統一である。
未だ王家が絶対的な権力を有しており、全ての国内大手企業の株六割以上を国が保有しているという有り様である。
「ジル」はハイト語における「左」の古典的な言い回しであり、「悪辣」「劣等」「埒外」「傾く」などのニュアンスを含む。ディは接続詞。ガンズは接尾辞で「者ら」などを意味する。
ジルディガンズとは、ハイト王国の保守派勢力が革新派勢力に対して使用し始めた蔑称であり、彼らが革新派であることと、拠点とされる地域が西部(地図上の左)に集中していたことに由来する。
これに対し、革新派は自ら好んでジルディガンズを自称するようになり、現代に至る。本来は蔑称であるが、その意味はほとんど薄れている。
ジルディガンズは、集団ないしはコミュニティを指す言葉であって、個人を指すものではない。
国名がジルディガンズなのは「我らこそが正当なハイト王国であり、敵対している勢力は国内の逆賊。なので、正式な国名はハイト王国であり、ジルディガンズ(ライディガンズ)はあくまで集団の呼称でしかない」という考えを両国ともに持っていた頃の名残。
ハイト東西戦争が勃発してから数年も経つと、これを強く主張する者はいなくなり、形骸化していった。
所謂、大陸側とされる勢力の代表格。
ハイト王国
ハイト六王家を頂く超常の国。現在は東西に分裂したため消失。
あとは主にマファトロネアやセヌス教国、そして五連国などが関わってきますが、いずれ書きます。
ぶっちゃけた話、ここに書いた設定の大半は今作では使用されません。
あとルーディ・イットは創作です。元ネタありますけど。