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マサルの冒険記 ~俺より弱い世界~  作者: ギロッシュ・エナメル
2/2

初めての異世界での出会い

2部になっているが、一話の補完的内容

「どういうことだ・・・」


熱そうな溶岩が全く熱くない。

俺はもう一度確かめるため素手で溶岩を触ってみる。


「やっぱり熱くない」


そんなところに


「何者ですか!」


何か来た。


声のした方に振り向いてみると

小さい女の子がいた


背は150cmくらいだろうか、髪は白銀で、長い髪をなびかせている。


「あなた、ここで何をやっているのです」


そういって女の子は綺麗な金の装飾が入った大剣を向けきた。


「いや、俺は何も・・・」


分けが分からずつい手を挙げる。


俺を見定めるように視線を下からあげていく女の子


「見たことない衣装ね。それに溶岩をモノともしない・・・。あなたは魔導師ですか」


視線を上げ俺と目を合わせる。


「ま、魔導師?なんすかそれ?」

 

 俺はこの世界がどこかも分からないんだ。こっちがいろいろ聞きたいものである。


お互い警戒を持って静止して10秒ほど


『ふぅ・・・まずは落ち着いて・・・。私は騎士。いかなる事態であろうと冷静に判断するのです』

女の子が小声でそう漏らした。


「私は誇り高きミリステイン王家の騎士です。まず状況を整理しましょう。どうやらお互い齟齬が生じてるみたいですね」


「あ、ああ。そのだな」


「ではまずあなたは私の敵ですか?」

 

質問の第一声。

たしかにこの状況では一番重要な質問だろう


「違います」


「ふぅ・・・そうですか。まぁ確かに敵対する意思は見当たりませんね」

そういって女の子は大剣を仕舞う。というより大剣が光の粒子になって消えた。


「では、あなたはどうしてここに?」


「いや、なんかコンビニに入ったらここに来て・・・」


「コンビニ?それはどこかの国ですか?」


「国じゃなくて、えーと・・・。そうだ、買い物店!ここでは露店?かな?」


「というと市場の名称ですか・・・。っていうかなぜ市場からここに?こんなところに店はありませんよ」


キリっと切れ長の眼が鋭くなる女の子。

俺はその眼差しにギクッと変な動揺をしてしまう。


「怪しいですね」


「いや、ホントなんだって。あと剣出さないで!戦う気なんてないから!」


ーーーーそんなところに


「おい、ミリス何やってんだ」


女の子の後ろから、男がやってきた。


「クライスさんですか。今、違法魔導回収業者とみられるを者を発見したのですが」


「ほー。ってことはちょっくら腕ならしか」


もうやる気満々の二人。


ーーー異世界に来て早々、ヤバい。



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