第7話
バリバリ ガリガリ モグモグ
ルビーは魔石を口の中で砕き続ける。
「おいおい~…マジかよ…引くわぁ~」
「何で?美味しいわよ?」
「もうやめてくれぇ、そういうのぉ」
そしてゴクリと、魔石を飲み込んだ。
「君、歯ぁどうなってんの?欠けたりしないの、そんなことして」
「欠けるわけないじゃない。歯って体の中で一番硬いのよ?知らないの?」
「人間の計りでは計れないということか…。う~ん、ドン引きです」
マホロは渋々とうなずきながら言った。
「ところでさぁ、嚙み砕くってことは消化するんだろ?何?胃とかあんの?」
「はぁ?あるに決まってんじゃない」
何言ってんの~?とルビー。
「あるんかいっ!って溶けんの?」
「そりゃそうよ。胃って一番強い酸を出すのよ?知らないの?」
「知ってるよぉ!さっきからぁ!だからその上で信じらんないって言ってるの!」
マホロは魔剣との常識のズレに困惑する。
「ていうか、酸って何だよ?魔剣に酸があんの!?」
「ま、私の場合、酸ではないけどね。」
じゃあさっきの発言なんだよ、と思うマホロ。
「私の場合は体の中心に行くにつれて温度が上がっていくから、それによって溶けるってわけね」
「…え?ちなみに何度?」
「1兆度?」
「怪獣かぁっ!!この辺りが消滅するわ!」
「大丈夫よ、リバースでもしない限り」
「おえー!!」
そんなやり取りをしているうちに、第3層へのワープホールが現れる。
「さ、そろそろ行くわよ」
「おえーだよ本当ぉ~。まぁいっか」
こうして2人は先へと進むのだった。
「さぁ~て、この層は何が出るんですかぁ~、と」
…ゾロゾロ
「お。お出ましか」
マホロたちの前にはたくさんの巨大クモが現れた。
「キャー、キモチワルイ―!」
「女子かて。さ、とっととやるわよ~。あ、こいつら毒持ってるから気をつけなさい」
「ヤダー!!」
マホロは素早く剣を振るい辺りを焼き払い一掃する。
その後も
巨大ムカデや巨大クモが出てきては焼きを繰り返す。
そしてフロアボスの居る空間にたどり着く。
フロアボスは大蛇だった。
「ヒェー、でっかいヘビー!」
「いちいちリアクションが新鮮でいいわね、アンタ」
何とか切り抜け次の層へ。
第4層目はまたゴブリンの階だった。
矢を使うゴブリンアーチャーが立ちはだかる。
しかし矢は当たらなかい。マホロの強運のせいだ。
「ふ、当たらなければどうということはない…」
こうしてゴブリンアーチャーを一掃していった。
更にホブゴブリン、ゴブリンライダーなど様々なゴブリンが登場する。
マホロはそれらを颯爽と退治していった。
そしてフロアボスの間へたどり着く。
フロアボスはゴブリンハイシャーマンだった。
「こいつは魔法を使うわ」
「君、詳しいよね」
「伊達に最強魔剣やってないわ」
「すごい自信!」
敵が魔法を放つ。軌道がコントロールできるようだ。さすがに運だけでは回避できない。
マホロはルビーによる自動操縦で攻撃を切り捨てながら距離を詰める。
そして3階層のボスを倒した技で敵の首をまたしてもはねた。
こうして第4層は攻略された。
ちなみに、3層、4層でもフロアボスから魔石が落とされ、その都度ルビーは魔石を食していたのだった。




