第4話
「で?作戦って何?これから1人ずつ倒していこうって?誰から?」
マホロはさっさと終わらせようというつもりで聞く。
「いや、まだよ。まだ行かないわ」
えぇ~、とマホロは落胆する。
「どういうこと?さっさと、いや、早いとこ復讐したいんじゃないの?」
「確かに、あの野郎を早々にぶっ倒したい気持ちはある。しかし、まずは腹ごしらえよ」
「はぁ?なにそれ。魔剣がなんか食うって?イミわからんのだが」
「そりゃ食いますとも。何が悪いの?」
「いや悪くはないけど…。ちょっとない発想でしたね、驚きです」
「さ、そうと決まったら早速行くわよ」
「フ~ン、じゃあどっかの飲食店にでも行く?」
「は?人間が食べるものなんて食べるわけないじゃない」
「…どゆこと?」
「さ、つかまりなさい」
「え?やなんですが。また飛ぶつもりだろ貴様」
「ご名答。という訳でGO!」
ギャーーーーーー!!!!マホロの絶叫が天に響いた。
「さ、着いたわよ」
「き、気持ち悪い…」
2人はとある地へ着陸した。
「で?ここはどこ?」
「どこって、ダンジョンに決まってんじゃない」
「だ、ダンジョン!?」
マホロは驚きの声を上げた。
「ちょっと待って、この話ひょっとして長くなる…?」
「は?もちろんでしょ」
「えぇー!こちとら日帰りで済む予定でいたのにー!」
「諦めなさい。封印を解いてしまったのが運の尽きよ」
「まさかこの僕に運の尽きが来るとは…」
マホロは露骨に落ち込む。
「で?何が目的?魔石でも集めんの?」
「お、勘がいいわね。その通りよ」
「え~?なんで?ハッ、まさか…」
「恐らくそのまさかね」
「わぁ~、まじかぁ~。…食うの?」
「そ」
マホロはドン引きする。
「ちょっと待って、僕ダンジョンになんか入ったことないよ?何の知識もない。どうするつもり?」
「なぁ~に、どうってことないわ。私がついてるし」
「余計に不安だなぁ~…」
「とりあえず、GO!」
マホロたちはダンジョンに入っていった。
「うわぁ~、気が進まねぇ~…」
「気をつけなさい、ダンジョンなんだから剣とか矢とか降ってくるわよ」
「やだ~。もうほんとヤダ」
しばらく歩くと。
「何にも降ってこないね」
「おかしいわねぇ~。何かしらあるはずなんだけど」
「ひょっとしてあれかな。僕の運のせいかな?」
「…そんなこと、ある…?もしあるとしたら相当なもんよ」
「ん?なんだろあれ。向こうの暗がりに何か光ってるけど。」
「さぁ~て、そろそろ運だけじゃどうにもならなくなってきたってことね」
チュウ!チュウ!チュウ!
「ん?なに?ネズミ?」
「そのようね」
「なんだネズミかぁ~…って、デカぁッ!!しかも多いっ!!」
マホロたちの前に巨大ネズミが現れた。




