第1話
今から100年以上前のこと
世界は1本の魔剣によって炎の海に沈もうとしていた。
そして現在。
ここは観光地、この物語の主人公はその地に修学旅行に訪れていた。
「は~い皆さ~ん、ここが伝説の封印された観光地ですよ~。馬車から降りてくださ~い」
主人公の名前はマホロ、その担任がそう言った。
「わあ~、ここが魔剣が封印されたっていうとこかあ~」
と、マホロ。
この少年、歳は10才。この少年には他の誰にもない才能がった。
「さすが観光地、色んな出店があるな~」
「お、射的がある。なぁ~マホロ~、いっちょやってくれよ~」
と、他の生徒が言う。
「いいよ~。何が欲しい?」
「もちろん1等だ!頼んだぜ~!」
マホロは射的の鉄砲を手にして、撃った。
パンッ!
弾丸は見事に1等を撃ち落とした。それだけではない、跳ね返った弾丸は2等にも当たり撃ち落としたのだった。
「やっぱすげぇや、マホロ…」
「ここまでくると怖いよね…、今に始まったことじゃないけど」
そう、マホロの才能とは射的…ではない。
「何でそんなに運がいいんだよぉっ!?」
生徒が口をそろえて言った。
「何でかな~?わかんないや」
そう、この少年の才能、それは、圧倒的な運の良さ!であった。
「でさ、もちろんチャレンジするんだろ?マホロ!」
「えぇ~、さすがに無理じゃないかなぁ~?自信ないやぁ~」
「いやいや、お前なら絶対いけるって!」
ここは100年前に伝説の魔剣が封印された土地。数多くの者がその魔剣の封印を解こうと訪れ、そして封印に拒まれてきた。
そうして人が訪れるにしたがって、ここは町として発展していった。
チャレンジとはその魔剣の封印を解くことである。
「とりあえず行ってみようぜ!」
「分かったよ、でも1回やるだけだからね?」
そして町の中心部にたどり着く。
そこには1本の魔剣が地面に刺さっていた。
その魔剣はかなり大きく、刀身は紅く、鈍い輝きを放っていた。
「お、少年たち、挑戦するのかい?」
町の人がマホロたちに言う。
「そうでぇーす!」
「じゃ、まずは俺から。いいよな?」
マホロのクラスメイトが言う。
「いいぜ~?どうせ無理だろうがな」
「分かんないぞ~?では…。ふんっ!」
魔剣は微動だにしなかった。
次々とクラスメイトが挑戦していったが魔剣は動かなかった。
そしてマホロの番が来た。
「やっぱムリだよ~。じゃあちょっとだけ。よいしょ」
すると
ドドドドドドド!!
いきなり地面に魔法陣が展開され、地面は大きく振動した。
「な、なんだなんだ!?」
町の人々が一気にどよめき立つ。
その魔法陣は徐々に消えていく。
そして、魔剣がまばゆい輝きを放つ!
輝きが薄れていくとそこには1人の少女が立っていた。
「わ、わぁ…びっくりした。…え?誰…?」
歳は16歳くらい。真っ赤な髪だった。
「アンタが私の封印を解いたのね?」
「そ、そうみたい」
「何者なの?」
「学生…かな?」
「…ガキ過ぎるだろ!」
こうしてマホロと魔剣の冒険が始まる。




