表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/86

夢の折り返し ep20

翌朝、いつも通りの朝食を作って書き置きだけして鈴花は家を出ていた。事前に社長に会いに行くため、アポをとっていたの事務所に向かい社長室に向かった。


「なんだか、久しぶりにずかちゃんと一対一で話す感じだね。」


「そうですね。いつもは新井さんかれいちゃんがいますから。・・・・社長、今は動かないで下さいね。」


案の定、社長室に入ったらお茶をこぼす場面に出くわした。いつものことだけど、敏腕な所が本当に分からなくなる社長である。


床掃除を終わらせてバッグの中からノートを社長に渡す。


「一応、自分の思ったことなどを書いてきました。カメレオンさんに渡してください。」


「了解、承ったよ。でも昨日の今日で持ってくるとは思わなかったよ。でも何で急にトリの曲を変えようとしたのか・・・・現場にいなかった私には分からなかった。ずかちゃんは何か気づいた?」


「気づいた・・・ですか?いえ、いつも通りなカメレオンさんでした。ただ戴いた楽曲がいつものとは少し感じが違ったように思いました。気のせいかもしれないですけど。」


鈴花の言葉に疑問に思った社長が聞いてくるので話をした。前回の4曲全てに既視感を感じていた。今回もそうだったが、最後の曲だけはそれが薄れた気がした。


その事を話すと難しい顔をし出し、考えをまとめてる時にやる指でテーブルを叩くクセが出ている。このクセが出ている時、ある程度の想定をしている時がある。CDの時とかも良く指でテーブルを叩いていた。


「社長?気になることでもあるんですか?」


「ん?ああ、何でもないよ。私も不思議だったと思っただけだから。じゃあ預からせてもらうね。ずかちゃんはこの後どうするんだい?なんなら家まで送ろうか?」


「あ、いえ夕食の買い物とかしたいので歩いて帰りますから大丈夫ですよ。」


鈴花のその言葉を聞いて、社長も応対席から立ち上がり自分のデスクから鍵を取り出していた。これからカメレオンに会いに行くのは容易に考えられる。


「あ、今配信フロアにミカちゃんとココちゃんが動画撮影やってるから見てみると良いよ。」


それだけ言って1人そそくさと社長が出ていってしまった。聞きたいことが聞けなかったけど、ミカとココの2人がやっているのは見てみたいと思っていたので、配信フロアの方に向かうために鈴花も社長室を出て向かう。


配信フロアにそっと入ると、グリーンバックにミカとココが何やら動いている。鈴花の存在に配信画面を見ていた永井元社長、今はマネージャーが手招きしていたので近づいてみると、画面にミカとココのVirtualキャラクターが物を持って何かをやっているシーンに出くわした。


見ているだけだとちょっと分からないが、町田マネージャーがモノボケといってモノを何かに例えてボケをする動画を撮っていると教えてくれた。


1人関心しているとミカとココの2人が鈴花に気付いて、急に手招きししてきた。


「ずかちゃん、一緒にやろうやん。」


「3人での漫才やコントも考えてるんよ。」


2人がめちゃくちゃ手招きをするが良いのかなと思っていると、永井マネージャーが行っておいでと優しく声をかけてきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ