夢の折り返し ep18
「へぇ、ずかちゃん、凄いことになってるやん。」
「でも、ずかちゃんとれいちゃんの歌声はやっぱ凄いから次の曲も期待してまうよ。」
「嬉しいけど、それプレッシャーになるからやめて。」
「だから何度も言ってるじゃん。思った事素直に書けばいいって。変に言葉並べてもおかしくなるだけなんだから。」
「れいちゃん、わかってるってば。でも、カメレオンさんに見られると思うと緊張しちゃって、うまく言葉にできない。」
4人で囲んでミートパスタを食べて話のツマミは、鈴花の歌詞についてになり相談みたいな形になっている。でも、何も解決はしていない。
「あ、そうだ2人に聞きたかったんだけどさ。漫才とコントって主な違いって何?あたしは詳しく知らないからさ、2人に聞いてみたくて。」
礼奈の言葉に二人して考え出す。言葉にするのは簡単だが、モノづくり的には歌詞を作るのとさほど変わらないかもと言われた。
「漫才はな、簡単に言うと主に2人の話しやその時の気持ちとか言ってるんよ。うち達が面白かった話しなどをお客さんに聞かせるねん。」
「そうね。コントだけど、こっちは漫才と違ってストーリーとか役柄なんか決めてそれに沿っていく感じかな?どちらもお客さんに分かりやすく伝えなきゃいけんけどね。」
「へぇ~、そこは歌も変わらないわね。でもお笑いの方がしんどいってよく聞くけど、2人はそう思ってるの?」
れいちゃんがそういう聞くと、えらいしんどい時とかあるらしい。ミカちゃんが教えてくれたがテレビに出ている人とかは番組によって時間を設定されるところとかがあるらしい。その限られた時間でお客様を笑わせて尚且つ、起承転結させないといけないと言われた。
「うちらは畑・・・やってる場所がそもそも違うやん?だから時間はそんな気にしてへんけど、テレビ出てまうと言われそうで怖いわ〜。」
「そうやね。どちらもやることに違いはそんなにあらへんよ。だから一律同着かな?自分達の意見としてはな。優劣つける人もいるんよ、別にええやんって思うんやけど。やな人がいるんのも事実やしね。」
「そうなんだ。歌に似通った部分て結構あるんだね。」
お笑いの事は殆どと言っていいほど、見てこなかった2人だが部分的には同じなのかもしれないと思った。それでも表現方法が確立しているお笑いは身振り手振りが出来る分範囲は広いのではないかと思ってしまう。
歌ではどうしても声と感情だけで終わってしまう分、声色を使いこなせるかが重要だから。
「だから最初は思うままに書くんがが1番や。気張れやずかちゃん。うちは応援するんよ。」
「自分もやで。」
そう言われてしまうと何も言えなくなった鈴花が小さな声で「頑張ります。」と言うことしか出来なかった。




