夢の折り返し ep13
焼肉屋で談笑した翌朝、鈴花は起きてくるかわからないミカとココの2人のために朝食の準備に取り掛かっていた。礼奈はいつも通りに起きてくるだろうと思っている。
環境が変わった初日ではさすがに起きてこないかもと思われたが、ココの方が先に起きてきた。元々ショートスリーパーでちょこちょこ起きてしまうと教えてくれた。
その分変な時間に眠くなる時があるというのも言っていて、ミカは低血圧で朝が非常に弱いとのこと。そんなココと話していると礼奈が起きてリビングに顔を出してきた。
「あ、れいちゃんおはよう。ご飯出来てるよ。」
「あ~い・・・・顔洗ってくる〜。」
間延びした返事をしながら眠そうな足取りで洗面台の方に行く。それを見て呆然とするココの反応に苦笑する鈴花。礼奈もどちらかというと少しだけ朝が弱いと言い。先に食べてて良いよと、促した。
朝食を食べ終えて、基本鈴花と礼奈のスケジュールを聞いてくるココ。余り邪魔はしたくないが、場合によっては他人の配信を至近距離で見る機会などそうないから近くで見ていたいと言われ、鈴花と礼奈は構わないと答えた。
そう話しているとミカがのそりとドアを開けてリビングに出て来た。ココがミカのことを洗面台の方に誘導している間に、鈴花は朝食の準備をする。
なんとか目を覚ましたミカが先ほどの話を聞くと自分も見てみたいと言われ、鈴花の配信と礼奈の配信を交互に見ることになった。
今までゲーム自体をやったことがなかった2人、基本漫才やコントのネタを作るのに夢中だった事もあり、その他に目を向けることがなかった。
そのため、ゲームと言う物は知ってはいるがどういう物があるのかまでは知らなかった。一口にこんなのがあると口頭で説明しても、多分文面だけでは理解できないだろうと思い、リビングに置いてあるテレビからゲームを付けて試しに4人でできるゲームをやってみようということになった。
実際に触らないと分からないこともあると鈴花と礼奈が考え、馴染みのありそうなテーブルゲームやボードゲームがが詰まった物をチョイスして遊び始める。
色々なゲームが有ることに2人とも驚くが柔軟性が高いのか、楽しそうにプレイを始める。ミカとココの2人の実家はどちらかというとゲームをすると馬鹿になるという風に小さい頃から言われており、もっぱら劇場や演劇や歌舞伎などを見て今まで来触れる機会があまりなかったゲームに面白さに今気づいたように楽しくやっている。
昼頃になり何かリクエストを聞くと何でも良いとの答えが3者ともに同じ答えだった。流石に3人とも同じとは思っておらずに悩みだす鈴花。
「うーん、挽き肉もじゃがいもや玉ねぎがあるし。どうするかな?ねえ、コロッケとメンチカツどちらが良い?」
「うちはメンチカツの方が好きです!」
「自分は、コロッケが好きです。」
見事に別れてしまった。れいちゃんの方に向くと向こうもこちらを見ていて口パクで「両方」と言うのがわかった。
ならぱっぱと作らないとと思い、冷凍してあった挽き肉をレンジで解凍している間に玉ねぎを炒めて、じゃがいもを湯を張った鍋に入れて下準備に取り掛かった。




