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夢の折り返し ep12

視点が鈴花に戻ります。

通信電話の後、身軽に動けるように最低限の荷物だけでこちらに来るように呼びかけたミカとココの2人を駅前で合流する事になった。 


時間帯も予測の範囲で教えてもらい、自分達もすぐに合流出来るように駅前の近くの喫茶店の中で今か今かと2人の到着を待っている。 


「Virtualキャラクターの中身で会うことってそんなにないから、少し緊張するね。」


「まあ、そうね。顔出しNGだから仕方ないけど、いざ会うとなると身構えるわよね。」


「そういえば、れいちゃん本当に無理してない?私が勝手に決めたこととは言え、れいちゃんに確認も取らなかったこと。共同生活してるのに・・・それにあまり私生活に介入されるの好きじゃないよね?」


そう聞く鈴花に笑って礼奈が気にしてないと答えた。元々礼奈は生活圏に他人が入るのは良しとは思わない性格で、乱れるとストレスの元もなる。だからあまり関与してほしくはないが、あの2人をこのままにはしておけないとも思っている。


ただカメレオンが場所を鈴花が提案する前に提供しようとしていたかもとは考えていた。用意周到な彼のことだ、そこら辺も抜かりはないはず。一歩だけ鈴花が早かったが、後日聞いてみるのもありだとは思っている。


喫茶店で待つ事1時間程で2人は到着、今日の服装をお互いに教えていたのですぐに見つけられたが鈴花と礼奈の2人のバランスが逆なのではとミカとココは思っていた。


鈴花はどちらかというとのんびりしている感じがし、礼奈はサバサバとしているため身長が鈴花の方が高いのに違和感があった。


ただ鈴花達の雰囲気は全然そんなことはなく、穏やかな感じがしているのを2人は感じていた。


色々と話して分かった言葉が、ミカ達が所属する会社はこの周辺にあるため呼び出された時には便利だと言っていた。


呼び出されて1時間以上かかるのは意外ときついと鈴花達は考えていた。2人を連れて外食にしようと予め決めていた鈴花達は、どんな物が食べたいかを聞いたが嫌いなものや食べられないものは特に無いため、迷っていると久々に焼肉が良いと礼奈が言ってきたので一同は焼肉屋に向かうことになった。


焼肉屋に着いた4人は個室の部屋に案内され、2人がどれほど食べられるか聞くと案外少食らしいと聞いた。2人とも礼奈ぐらいの身長で痩せ型の体形をしていたから食べ放題ではないようにしようとしたら、2人揃って食べ放題が良いと言ってきた。


理由を聞くと、少しでももと取りたいと言うことらしい。流石関西の方、例に漏れずがめついのかもと鈴花は思ってしまった。来たお肉達を次々に焼いていく鈴花は、焼けたと同時に3人のお皿に乗っけていく。


「あ、ずかさん、代わりにやりますよ。」


「無駄よ。ずかちゃんは絶対トング離さないから、今のうちに食べなさい2人とも。焼肉奉行だから、焼き加減が微妙だと文句言われるわよ。」


代わりのトングを取ろうとしたミカだが、礼奈の言葉にトングを掴もうとした手を引っ込めて箸を手に取った。良く見ると焼いている鈴花は楽しそうにしているので良いのかな?と思わずには居られなかったが、焼き加減の違いをいまいちわからない2人ではどうしょうもないとあきらめた。


その後、話に花を咲かせながら食べ進めていきお店が閉まる時間帯までずっと談笑が続いた。

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