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夢の折り返し ep9

クイズの出題や最後の2択次第では、永井社長は踏みとどまるつもりで居たらしい。事前にカメレオンが出題を永井社長に確認を取り、それ以外の選択では彼を救えるなら救おうとしていた。ただ、結果として彼の行ってきたことは許されることではないが。


「永井社長が早期に解体を急いでることに皆は疑問に思っているかもしれないけど、ひとえにミカさんとココさんの安全のためだよ。」


「・・・・・うち達の事?」


泣いていたであろうココのかすれた声カメレオンが肯定した。即釈放は早ければ本当に1日とかで出てくる場合もある。捕まった事でなりふり構わない状態に陥れば、元から狙っていたミカとココを付け狙うことも容易に想像できるから、そうなる前に永井社長は会社の解体を急いでいるとカメレオンが語った。


「だけど、事務所に捜査の手が伸びるのは当たり前になるから早期解体は行えない。ただ今の状態が続いた場合、君達2人に手を出してくる輩がいるかも知れない。君達は関西からの上京だったよね?だから実家に帰ることも今の所出来ない。警察から事情聴取がある。」


社員やタレントにも事情聴取がある、それは避けられない。そうなると自宅に居なければならず動くに動けない状態が何日も続くと、そういう危険がある。


「ただそこまで親密な関係ではないから任意にはなると思う。だから会社を退社して配信者を辞めるという選択肢もあるにはあるよ。」


「配信者を辞める・・・・ですか?」


想像していなかったのか、言葉が片言の様に呟く言葉にカメレオンがそうだよと言う。そうすれば、今の所警察に相談して避難所に逃げ込むことは出来ると話してくれた。


「うち、辞めたらあかん気がする。ここまで頑張ってきたやん、今辞めたら全部中途半端に気がすんねん。ミカちゃんはもう辞めたいか?」


「そんなことないよ。自分もやりたい。でも、しゃーないことだってある。今の状況がそうやん。」


2人の言葉にある程度察しが付いた礼奈がカメレオンに問いかける。


「あんた、わかってて悩ましてるでしょ。」


「そういうつもりはないよ、やる気は生きるための原動力だ。2人の気持ちがないとこちらが動いても意味がなくなってしまうからね。ミカさんとココさんは、まだ配信者として居続けたいという事で良いのかな?2人共、まず提案があるから聞いてくれるかい?」


2人が話している間に入り、こちらに耳を傾けるように声をかけた。これは永井社長に提案されたことなんだけどと、前置きをしつつ話し出した。


「このようになった場合を想定して、永井社長は会社をたたむつもりで居た。そこで君達がまだやり続けたいなら、会社を移籍すれば良い。」


「移籍、でもうち達を入れてくれる事務所があるかわからへんやん。」


「そうやん、まだ木っ端でしかない自分達ではどこも入れてくれへん。そんなうちらでも入れてくれるとこがあるんか?」


自分達はまだ登録者数もまだまだ何もかも半端な2人では移籍させてくれる所はないと考えていたがカメレオンはそんな2人に即座に答えた。


「あるよ。町田社長の事務所に移籍するという道がね。」



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