夢への階段 ep10
翌日、いつも通りの時間に目を覚ました鈴花は礼奈の朝食を作っていく。ポトフと目玉焼き作り、テーブルに並べていくと礼奈の部屋が開き、朝の挨拶をして洗面所に行って洗顔うがい歯磨きを済ませて戻ってきた礼奈だが、目はまだ眠そうにしていた。
「昨日ニコちゃんとの初コラボどうだったの。筋肉に対しての造詣深すぎて3人は、ついていけないみたいなことを言っていたけど。」
「ん?ああ〜〜確かにね。筋肉って一言にまとめるとそれで終わっちゃうんだけど。部位や箇所によっては役割や使い方が違うし格闘技をしてると、この部分重点的にとか股関節の周りを柔らかくしたりとか、やってる内に覚えていくのよ。習ってる格闘技でも全然違うのよ。そこから好きになる人もいれば、ニコみたいな筋肉の付き方に趣向が向く子もいる。」
ニコちゃんはキックボクシングをしていたからか股を開いて歩く癖が就いているとか、逆にれいちゃんは三戦の構えをしていたためか立ち姿が少し内股になってると言われても正直言われてもよくわからないんだけど。
「ごめんね、れいちゃん。よくわからない。」
「まあ、気にしなくて良いよ。ニコが筋肉好きにには変わりないし、それだけよ。私は筋肉を見るのはそこまでじゃないけど、インナーマッスルの部分は気になるところだから重点的に調べたし。」
礼奈の言うインナーマッスルとは、なに?と尋ねると下腹部のたるみ軽減やぽっこりお腹を改善してくれる運動らしい、意識的に鍛えることで脂肪が燃えやすく痩せやすい体質になり基礎代謝も上がるとの事。
「それはぜひ聞きたいわね。ニコちゃんはその事知っているのよね?」
「知ってるけど、ニコの場合は今ボディビルダーの魅せる筋肉にハマってるから頭にないわよあの子。視聴者も置いてきぼりだったし。軌道修正して、痩せやすくなるコツを話すことに向けたからある程度はコメントも付いてきていたよ。」
そういう女性が喜びそうな話題なら、あの3人も着いてくると思うのだけど。そう鈴花が礼奈に聞くと「ニコは固いからそんな事に気がついていないから。無理かも。」と、バッサリと切ってしまった。
共通の話題として、ダイエット方面の話しをすると食いつくと思うよと、礼奈がニコに助言はしたらしい。
「そういえば、あの子達がやっていたゲームに誘われたんだけど。操作が難しいかったわ。武器も色々あってどれを選んでいいかわからないし。」
「あの狩猟ゲームね。あたしも誘われたんだけど。ずかちゃんの場合、遠距離とかの方が良いと思うよ。3種類ぐらいあったし。近距離だとカメラワークの操作難しくなるよ。」
なるほど。近距離でやった時もカメラワークの操作が覚束なかったから、遠距離ならガンシューティングみたいな感覚でできるのかな?それに離れて見てる方が他のキャラクターの動きも捉えやすそうね。
「そっか。なら遠距離にしてみるね。ごちそうさまでした。この後、洗濯回しちゃうから洗い物出してね。下着はネットに入れてね。」
「あたしもご馳走様。了解、今のうちに部屋掃除してくるね。」




