夢への階段 ep6
何とか鈴花と礼奈は買えたが、もう少し値段を抑えようと考えていた2人に待ったをかけたのが柿崎マネージャーだ。安すぎても舐められるため、この値段なら問題ないと言ったが2人が普段着用してる服は万にも届かない服がほとんどで5以上の服を買ったのもこれが初めてだ。
安すぎる経費は少し問題になりやすいため、このくらいなら問題ないとの事は。後はシスターズの2人の服だが普段から着ないような服ばかりで難色を示して、シスターズ残りの佳穂と峰子に怒られていた。
最終的に、佳穂と峰子に柿崎マネージャーが勝手に選んだ物を買うことになった。買うものを買って次にすぐ着るが念の為、防菌防カビ用で吊るし型のハンガーを買い、家に帰ったらクローゼットに服を吊るしといてと言われ2人と後輩の2人も頷いた。
この後、特に予定もなかった2人と後輩とマネージャーで遅めの昼食を取り家に帰ることになったが、近くのスーパーで鈴花が降ろして欲しいとお願いする。
「構わないけど、夕飯用ですか?」
「あ、それもありますが新井さんと子供二人の食事があまり食べられていないと聞いているので、うどんとかゼリーとか消化に良いものを買って差し入れたいんです。」
理由を話すと快く了承してくれたのでスーパーに向かうと、何でかマネージャーと4人も降りてきた。近いと言っても多少離れているし、買い物持ちながらだと負担になるから自分達も買い物をすると言われ、全員でスーパーに入り買いたい物を買い漁った。
柿崎マネージャーがその後も行きと同じ様にマンションの下に着けてくれて別れ、新井のいる階に降りてインターホンを押すが出なかったため、メールに買ったものをドアノブに引っ掛けているので後で回収して下さいと伝えて2人は自分達の部屋へと帰って行った。
家に入り、自室に今日買ったドレスを防カビ用のハンガーに掛けてクローゼットにしまい、夕食の準備をする。夕飯はオムライス、鈴花が食べたくなったので作ることにしていると礼奈も自室から出できて、新井からメールがありお礼を言っていたと話しかけて来た。
「インフルエンザじゃ仕方がないよね。感染力は馬鹿にできないぐらいすぐに広まっちゃうから。」
「そうね、お・・・新井さんからだ。子供二人がゼリーとプリンで喜んで取り合いしてるって書いてある。女の子2人だと、こういう事が起こるんだね。あたしは、兄がいるだけだから女の妹か姉が欲しかったよ。」
「ああ、私もかな。れいちゃんは会ったことあるけど、弟だと生意気だからそれはそれで大変だよ。何でも我慢を強いられてきたからね〜。やってられないって思ったこともあるし。」
オムライスを作り終えて、テーブルの席に座っている礼奈の前に皿に乗っけたオムライスを出して、自分の分を作っていく。
「れいちゃん、先に食べちゃって良いよ〜。」
「ん~~、いや大丈夫。ずかちゃんが出来上がるまで待つよ。なんとなく今日は、そういう気分だから。」
どういう気分なの?と聞いても、よく分からないと答えられてしまい礼奈自身もよく分かってはいなかった。程なくして自分の分のオムライスを作り終えて皿に盛りテーブルに置くと礼奈と自分のを交換する。いいよという礼奈に、気にしなくて良いよと言って早々とオムライスに手を付けてしまう。
礼奈はまだ言いたいことがありそうだかなんだかんだ、鈴花の優しさに甘えている礼奈だった。




