夢への階段 ep3
それから少し話している時にニコがキックボクシングを習っていたことを話すと、礼奈は空手を習っていたことがあるのか気づいた時には2人仲良く格闘技談議をし始めていた。
鈴花は完全に歌手と踊りを優先していたため、他の習い事をしたことがなかったため会話に入っていけなかった。それになんとニコは筋肉を見るのが好きらしくて暇な時はボディビルダーの大会がある場所に足を運んでいるとか、筋肉の付き方とか言われても一切わからない。
2人がコラボ配信とかしてみようかと話しているのを聞いて、鈴花は苦笑いを浮かべた。話が盛り上がるが、視聴者置いてきぼりの配信になるだろうなと鈴花は思うも礼奈の好きなレトロゲームなんかもコアなファンには指さっているし。
もしかしたら筋肉談議や格闘技談議が好きな視聴者がいるのかもしれない。私には特殊すぎて分からないけど。
そんな二人を見ながらぼーっとしているとスマホのバイブがなり、中を確認すると社長が移転の候補地の場所が取れたと書かれていた。決まった場所は家からも近い場所で数日後に撤去作業をするから明日、事務所に来てあらかたのスケジュールを決めておきたいと書かれていた。こんな
こんなに早くに決まるとは鈴花は思わなかった。前々から社長が動いていた可能性がある。さっそく書かれていた住所でマップ検索するとここから10分ほどで着く。家からも30分圏内で向かうことが出来た。
「れいちゃんにニコちゃん、事務所の移転場所がここから10分ほどのところになるって、私達の家からは30分には着けそうだね。」
「本当?意外と早かったわね。社長が前から動いてたのかも?」
「近場になるのは嬉しいです。」
私と同じ事を思ったのか礼奈がそう口にしたのを聞いた時、かもねと言って笑った。それから少し話し込んでお会計を済ませて喫茶店を後にして自宅に帰りながら、今日の夕ご飯の買い出しに向かった。
家に帰ってからの今日の夕飯に取りかかる。今日は礼奈が餃子良いと言ったので餃子。具を刻みひき肉を入る、混ぜ合わせていく。大量に買ってしまったため、あまるなら冷凍しようと考えた結果である。
「れいちゃん、買いすぎちゃったね。思いの外大量になるよ。餃子の皮足りるかな?」
「大丈夫だって冷凍するんでしょ?問題ないよ。それにずかちゃんがお肉特売日で安いって言ってひき肉多めに買っちゃったのが原因でしょ。」
本当にその通りだから何も言えない。仕方がない、余ったら肉団子作ってスープに入れよう。そう考え2人で向かい合いながら、餃子の皮で包んでいく。
「なんか最初の頃を思い出すね。事務所所属になって2人で住んだ時もこうやって作ってたね。」
「ああ、あったねそんな事も。あの時と今じゃ、登録者数も伸びて生活に余裕ができてきたけど、やってる事変わんないよね〜」
そんなふうに談笑して餃子を作っていく。気づいたら200個はあるほどの量になってしまったがそれを見てまた2人で笑い合った。




