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夢の途中 ep27

話しを切り替え、社長の言う候補地を見せてもらう。2人で見ていると今の事務所は一つのフロアにパーテーションを組んで区画整理をしている状態で防音も間仕切りでしっかりしているので声の漏れはほとんどないが、それでもここでは手狭になりつつなる。


見ると3フロア借りて、部署ごとに完全に切り離すようにするつもりで居るみたいだった。


「簡単に分けると外回りや事務職員のフロア、タレントとマネージャーのフロアに社長と社内でライブ配信や動画撮影が出来る区画を考えているんだ。でも今の地域だと、なかなか見つけられなくてね。候補地がね、君達の住んでいる所から少し遠くなりそうなんだ。」


社長の話す通り、今は家から30分ぐらいで来れるがどの場所もそうだが候補地になった場合の事を考えると1時間以上はかかりそうな感じだった。


「うーん、1時間ぐらいなら許容範囲とも思いますけど。この間のように緊急があった場合のことを考えると距離があるのがネックになるかもしれないと?」


「ずかちゃん、社長は多分距離よりも重要な事があると思ってるんじゃない?」


れいちゃんの言葉を聴いて社長を見ると静かに頷いた。外のあの状態では近い内に、Virtualキャラクターの中身の炙り出しに走る人が出てもおかしくない。その時に会社の防犯よりもタレントの凸を避けなければならない。


「シスターズの面々は、親元や兄弟で暮らしている者がほとんどでセキュリティは問題ないんだ。そうなると狙われかねないのが・・」


「私達の住んでるアパートはゲートなんてないですし、狙われかねないという事ですか。」


頷くのを見て考える。なんだかんだ住んでる4年になる家で愛着もあるし、でも防犯面で見ても安心かと言われれば首を縦には振れない。


「シスターズの面々からずっと言われていることがあるんだ。コラボ配信をしたいってね。実況や雑談でも良いんだけど。移転するのであればオフコラボをやりたいと言ってきている。君達の妹枠ではあるがコラボは今の所してないし、顔合せした時も親睦会以上の事は出来ていないからね。でもまずは会社よりもタレントが先に引っ越しを考えてもらわないと、こっちでも見繕ってきたのを見てほしい。」


社長に出された候補は3つあり、今より値段が高いがセキュリティが行き届いている。それに間取りも居ま住んでる所に近いものを選んでくれていた。先ほど見た事務所の候補地が決定ならば30分以内は余裕が事務所に着くことができる。


「ずかちゃん、どう?あたしは引っ越ししても良いと思ってるけど、ずかちゃんは愛着湧いてたでしょ、あの家に。無理なら無理でも良いよ。」


「ううん、引っ越しはするよ。安全面が担保出来てないと、今より被害が出たら大変だし。私の場合、間違って応対しそうだしね。」


実際、変な人が押しかけて扉を開けてしまった時に抵抗したんだけど、力が強くて礼奈に助けられた。その時小さい体なのに空手有段者は伊達じゃなかったみたいだと思った。社長から別々に住む案も出されたが即座に礼奈が却下した。外食ばかりになり食費が今より高くなる上に栄養面で心配になるのと、自堕落な生活をしそうだからと礼奈が言っていた。


「今の住まいは即時退去もOKな、場所だから候補の住居の審査が通ったら連絡を入れるね。」


審査が通ったら今の住まいと別れをしなければならないけど、これからの新生活に想いを馳せ、楽しみにしている鈴花だった。

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