表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モブにもやがて見せ場は来る…。  作者: 空本 雪雅
Ⅰ、モブ主人公登場
6/6

モブの小学生時代、伍


あの後、何十回か高い堤防の上から飛び込みをしてみたが上手く能力が発動しなかった。

しかし思い切って頭から飛び込みを決行したらようやく能力が発動した。

俺の能力は<闇影(あんえい)>、闇と影を操る能力。

作中でも大当たりの能力を手に入れれた。


前にも話をしたと思うが主人公とヒロインがアビリティを失うエピソードがある。

そこで俺みたいな感じで能力を獲得するわけだが、ランダムなため弱い能力が入る場合がある。

また強力だが引き換えに大きな代償を払い使える能力などとランダム性が高く、結構な博打になるらしい。


さてさっそくアビリティを手に入れた俺は、何をするのかというと何もしないで家に帰宅する。

そもそも今日は能力の発動&確認のために人気の少ない砂浜まで来たため、今はもうすぐ夏に突入するぐらいの季節。

暖かいとはいえ、さすがに塩水で濡れたまんま動きたくない。

速攻で帰宅した。


家に帰ると母親が濡れた俺を見てビックリしていたが何も言わず風呂場に放り出した。

友達とやんちゃして何かしでかすのはいつもの事だから何も言われず済んだ。

塩水を洗い流してリビングまで入ると何やら美味しい匂いがする。

ちらっと時計を確認するとお昼近かった。


家族と昼飯を食べて午後は部屋にいる事を伝えて自室に引きこもる。

しばらくはアビリティの制御のため派手な動きはできない。


まずアビリティを発生させた瞬間、そのアビリティの名前と制御方法が頭の中に叩き込まれる。

しばらくはその出力や操作などを馴染み込ませるため長い年月が必要とされる。

中には主人公みたいに簡単に扱える人もいる。

俺は砂浜で軽くアビリティを発動させてみたが、何回か暴発しかけた。

出力調整と操作を一緒くたにやろうとしかけたせいかもしれない。

ひとまずは出力調整からならして、操作に繋げていこうと思う。






さて、アビリティを暴発させず出力調整と操作のそんな日々を来る日も来る日もやり続けた。

雨の日も、風の日も、暑い日も、寒い日も、毎日毎日やり続けようやくしっかりとアビリティをコントロールできるようになったのは小学校を卒業する間近だった。


影も闇のアビリティをしっかりと扱える俺はあとは実践形式でアビリティを使う時の慣れのみだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ