プロローグ『授業』
初めまして、始めました!!
今まで見るだけでしたがついについに初めてしまいましたよー(^_^;)
ぼちぼち更新して行きますのでどうか末長くよろしくですm(_ _)m
それと今回はプロローグなので、会話メインで進行します。
皆さんも、一緒に授業を受けている気持ちでどうぞ。
『ナブラディス王国 学園 初等部』
「はーい、皆さーん、席ついてくださーい。」
ここはナブラディス王国に有る学園の初等部。
見た目も口調も非常におっとりしている
先生が、生徒達へ号令をかける。
「はい、皆さん。今日の授業は、世界の始まりの物語について勉強します。準備は良いですかー?」
「はーい!」
遠い遠い昔
これはまだ人間のみが存在していた
遠い時代のお話です。
その日は突然訪れました。
その日、遥か彼方上空から炎を纏いし
"星の船"が飛んで来ました。
突然飛んできたその船の中には
10柱の神様が乗っていました。
神様はこの世には存在しない
"科学技術"という技術を持っていました。
神様から技術を授かった人々はその技術を使い
世界は急速に発展を遂げ、人々は繁栄の時代を
築き上げて行きます。
大地には鉄の猪が走り
空には鉄の鳥が飛び
食べ物を冷す箱や
遠くの人を写し出せる箱
何処に居ても人とお話しができる箱
そんな夢のような技術が
当たり前のように存在していた時代でした。
しかし、人々は愚かでした
愚かな人々は神の技術を使い、有ろう事か
争いを始めてしまったのです。
空を飛び交う巨大な矢は大地を次々と破壊して行き
大地は見るも無惨な姿へ変わり果てて行きました。
世界が崩落し
汚染された大地では、生きる事が出来なくなり
人類は、次々とその数を減らしていきました。
そして、追い詰められた人々はまた1つ
間違いを犯します。
神へと至る最大の禁忌、生命への冒涜
人間の情報を書き換え、他の生物を掛け合わせ
第2の人類を創り上げてしまいました。
第2の人類は、汚染された環境で生き延びれるよう
さまざまな生物の特徴を持っていました
ある者は耳が生え
ある者は角が生え
ある者は翼が生え
ある者は尻尾が生え
まるで、動物のような見た目をしていました。
そんな中一部の動物達もまた姿を変えて行きます。
・・・魔者の誕生です。
人々は生き残るため、魔者に対抗するために
僅かに残った科学技術を使い
全く新しい技術を作り上げました。
"科学技術を"模して造られたそれは
どこか科学技術と似ていて、それでいて
科学技術とは全く違う、新しい技術でした。
この技術は"魔法技術"と名付けら
現在にも伝えられています。
そして魔法技術を完成させた人類は魔法技術を使い
大地を浄化する事を思い付きます。
ですが・・・うまくは行きませんでした
人間の体では、魔法による浄化のエネルギーに
耐える事が、出来なかったのです。
途方にくれた人類は第2の人類を創った時のように
しかし今度は科学だけでなく、魔法の技術も使い
全ての生命を掛け合わせた生命
"龍"を創り上げました。
龍の強大なエネルギーを使い、見事大地は浄化され
世界は、かつての息吹を取り戻しました。
ですが、龍は無事ではありませんでした・・・。
龍は、その体の全てのエネルギーを
使い果たしてしまった事により。
再び起き上がることが、出来なくなっていました。
人々は大変哀しみ、世界のために奮闘してくれた
龍を称える為、世界の何処かに遺跡を造り。
龍は、今もその遺跡の中で
静かに、眠り続けていると言われています・・・。
「はい、皆さんどうでしたかー?何か質問はありますかー?」
「はい!」
「はい!」
「はーい!」
「はい!はい!」
「それってなん年前なのー?」
「そうですねー、色々説はありますが、これは約1万年位前だそうですよー、ちょっと想像できないですよねー。」
「はい、他には何か質問無いですかー?」
「はい!」
「はい!」
「はーい!はーい!」
「はーい、科学技術ってもうないのー?」
「良い質問ですね!、実はですねー科学技術は全部無くなった訳じゃ無いんですよ、今では遺跡等から、次々発掘が進んでるので、もしかしたら近い内に"鉄の猪"や"鉄の鳥"なんかも出来るかも知れないですねー、楽しみですねー。」
「わー!楽しみー!」
「因みにですね、先ほどお話ししました
"何処に居ても人とお話しができる箱"や"物を冷やす箱"等は、実は、もう再現されて居るんですよ?皆さんもご存知ではないでしょうか?」
「冷蔵庫!」
「電話!」
「はい、正解です。他にも炊飯器や電気ポットなどの電化製品や、皆さんが普段使っているエスカレーターやエレベーターもそうですねー。そして、最近では整備が進んできている外灯なども科学技術が使われています。」
「はいはーい、そのお耳の生えてる人たちも"魔者"なの?」
「うーん、それは違うかなー?お耳や角の映えた人達は"魔族"って言うんですよー。」
「そうなんだー!」
「じゃあ、その魔族って人はもう居ないのー?」
「先生のお爺ちゃんが、子供の頃は沢山居たって聞きましたけど、魔族との戦争が有って今はもう居なくなってしまったようです。ちなみに1説によると大陸の何処かに"魔族の国"を建てて生きているみたいですよー。」
「そうなんだー!あってみたいなー!」
「そうですねー、先生も会ってみたいです。皆さんが大人になる頃にはもしかしたら会えるかも知れませんねー。もしその時は、見た目が違うからって、酷く言ったりしたらダメですよー、先生との約束です。」
「はーい!」
「先生、龍はどこにいるんですか?」
「そうですねー。地中深くや、山の中、または海の底等、色々なお話しはありますが、まだ誰も見つけれては居ませんですね、なので、先生にも解らないですねー。」
「もしかしたら……すでに起きていて、このお空を飛んで居る? かも、しれないですよ。」
「……それでは時間が来たので、今日の授業はここまでです。日直さん号令おねがいしまーす。」
「きりーつ!れい!」
キーン
コーン
カーン
コーン
「……飛んでいたら、良いですね……。(ボソ」
今回はプロローグなので
先生による授業でお送りしました。
以下捕捉説明なのでよろしければ↓を
今回は説明回なので
ほとんどの会話だけで進行してますが
次回から、地の文を入れながら進行していきます。
大まかな世界設定としては、先生が説明してくれた通り
1度滅びた文明の後の世界なので遺跡(ビルや駅の跡地)
や地中深くなどに、車や飛行機等が眠ってます。
魔法は遺伝子操作によって生まれた超能力的な力です。
そして、科学技術は魔法技術の発展で衰退したので
オーバーテクノロジー(一昔前までは)になります。
1部の国では研究が進み、車や飛行船など
試験的に運営されていたりしなかったり。
それと、電化製品などは最近復興し始めましたが
まだお高いので、お金持ちしか持てないという状況です
今回の舞台ナブラディスは先進国なので
エスカレーターやエレベーターが多く整備されています。
貴族も多く、生活水準が非常に高い国になってます。
ちなみに最終的にはロボットは登場させたいですがまだどうなるか未定です(^_^;)
あ、それと先生ですがまだ先ですが、再登場する予定ですのでよろしくです。