弐…陸と山(奥)裏…其ノ前
この物語は、暁人の目線で他の山(奥)の仲間から聞いた事を語っている物です。すなわち弐…陸と山(奥)の裏です。
文章など至らない点などがありますがよろしくお願いします。
この物語は、僕が後から聞いたことなのだが―語ることにしよう。と言っても僕が聞いただけなので本当かどうかは、わからないが―それでは始めよう。
僕達があの正副委員長、池上鶴河と、田仲火憐に呼び出されれてから少し後―全ての授業が終わり僕が掃除をしていた時、掃除当番では無かった赤石陰人、赤石陰娘、木曽悠河はもう一回彼らと話をしていた。
「今日、放課後教室に集まってと言ったけど―ごめん、鶴河と私に用事が入ってしまって残れなくなってしまったの…だからまた後日で大丈夫かな?」
「俺は、別に良いけど…お前らも良いか?」と言ったのが悠河、
「俺も別に良いけど。」
「私も…」
と、陰人と陰娘も答えた。
「で、暁人には俺から連絡した方が良いか?」
「大丈夫悠河君。彼には私から伝えておくから。」
「わかった。じゃあ俺らは、帰るよ。」
その後の陰人の発言が僕には恥ずかしく又、その神経を理解したくなくない理由でもある。その発言とは、
「用事って何?もしかして二人でデートとか(笑)!」
これってどうなの?此処に僕がいたとしても人の用事を聞かないけど…というか普通の人なら聞かないよね?
「デートって(笑)!違うわよ。委員長会があるだけ。」
「本当か?」
「そうだ…委員長会がある…」
「鶴河、お前が言うと説得力があるな!まぁ頑張ってくれ!じゃあな!」
と言ってこの場は、丸く収まった。此処でこのような発言をした陰人の簡単な説明をしようと思う。といっても陰人は、その思考が全く読めない。今回のようにふざけることもあるけども、洞察力などはとても素晴らしく、又余談なのだがゲームがとても上手い!彼に大富豪で勝った事が無い!と、関係が無いことを語ってしまって申し訳ない。そして又、その後の発言にも驚かされた。それは正副委員長が完全にこの三人がいる場所HRの廊下から見えなくなった時の発言だ。
「あの二人…嘘ついてるぜ、委員長会は無い、でもデートも無い、この後暁人と会うつもりだ。」
「私も…そう思う…かっき…さっきから…あの二人の事を…色々見ていた…だから…私も…そう…思う…」
ちなみにかっきとは陰人のあだ名で、彼の双子の姉である陰娘がよく使っている。で、色々見ていたとは、陰人は千里眼を持っている、『千里鬼』だ。その目はなんでもは見えないが人の嘘などはは、簡単に見抜く事ができる。全く千里眼なのに人の嘘を見抜くとかないだろ…ということは置いといて、その後の悠河の判断は、
「よし!家に帰ろう。でも暁人に何かあってはならないから二人とも俺の部屋に来るように。そして陰人の千里眼で暁人の様子を見る。何か危ない事があったらすぐに駆けつける。良いな?」
「了解」
「了解…」
と、とても頼もしい事を言ってくれたのだがどっちみち僕が戦っているときには、間に合わなかったと言うね…
このような物語を書くというのはなかなか大変でした。でも、楽しいからやめられない(笑)。
まだまだ始まったばっかりなのでこれからも頑張って物語を造っていきたいと思います。よろしくお願いします。では、良いお年を!