弐…陸と山(奥)其ノ上
この話は、自分が調子に乗ってしまったため上中下とわけさせてもらいます。文章力が乏しいですがよろしくお願いします。
学校生活自体は、平和そのものだった(多少の差別はあったが…)ので学級長などの役職も一から三日のうちに順調に決まって来た。そんな春の或日(といっても五月の最初位なのだが)、級長の池上鶴河とその副の田仲火憐が
「山の人達…ちょっとお話しが聞きたいので放課後、この教室に残ってくれないかな?」と僕達に話し掛けて来た。ちなみに言ったのが火憐。
はっきり言ってとても面倒臭そうだったので断りたかったが…信用(こいつらは俺らを信用しているか不安だけど…)を落としたくなかったので、
「何故?理由はあるよね?」と返してみた。
「すまないが今ここで言うとろくでもないことが起きるので言えないが…強いて言うのであれば君たちの事をしっかり理解したいから…というのが理由だということにしてくれ。」と長、
「分かった。今はそういう事にしておこう。」ということにしておいた。
放課後…
教室に居たのは僕だけだった…他の奴らは帰りやがった…余りにも酷い、酷すぎる!
自己紹介から始まった。僕からだ、
「山(奥)の出身の飛驒暁人です。よろしくお願いします。」
「私は、田仲火憐よ!言うまでもなく陸の人間だよ〜よろしく!」
元気の良い女の子だった。しかし、ここから驚かされた。
「単刀直入で言うわよ…君の正体って何?」
「………………」
「貴方は、いえ、貴方達山から来た人は何か、他の人と違うんだよね。」
「へぇー例えばどんなの?」
「そうだね〜、君の場合は………色々造ってしまう能力だよね…造鬼…といったところかしら?」
「………………」
くそ、しまった。どうしよう……
「俺は池上鶴河だ。挨拶が遅れてすまない。」
まったくだよ!!
「家の用事があるので帰る。すまない。何かあったら連絡してくれ。じゃあな。」
しかも帰るんかい!
「まぁ~彼はいつものあんなんだから気にしたら負けよ。で、質問が途中だったわよね?答えはどうなのかしら?」
まだこの質問生きてたよ…どうしよう、もう、腹を割るしかなさそうだな。よし!決心した。言ってやる!!
「残念ながら造鬼ではない。」
「えー(・_・;)」
(・_・;)とされても…
「厳密というか、正しく言うと『造神』だからね(神と呼ばれる資格は、ないけれど)、造鬼というのもいるらしいけど…でも、なんで、君は僕の事がわかったの?」
「まぁ、もとからこういう力を持っていたんだよ。そしたら君らが入ってきたわけ。俗に言う陰陽師といったところかな?」
陰陽師か…嫌な奴と出会ってしまったな…。
「でも、君以外の人達はあまり良くわからなかった。」
「気になるからって、悠河だけには気をつけろ!そして、あいつの言うことは殆ど正しいからな〜いや、正しく聞こえてしまうからな〜騙されるなよ!」
「ひっ!」
そこまで怖がらなくても…何かショックを受けた。
「後、鶴河はこの事を知っているのか?」
「そんなはづなかろう!」
自信満々で言われても…
「くれぐれも、この事だけは、クラスの奴等や山(奥)の奴等に言わないでくれ!僕が死んでしまう…」
分かったのだろう、僕に向かって火憐は、ウィンクした。
前書きにも書きましたがこの話は上中下わけさせてもらいます。
それはそうとして、やっぱり物語を造るのは楽しいですね!(文章力があるとは言っていない)まだ、自分は書き出したばっかりですがこの中でも成長できるように物語を造っていきます。よろしくお願いします。
誤字を訂正しました。すみませんでした。