参…一学期其ノ二
其ノ二です。この物語には多少不快になる表現が含まれています。お読みになる際は、この事を踏まえてお読み下さい。
今更なのだが…この町は(村と言った方が良いかもしれない)…南側には火山もしくは大きな山脈が広がっており里山などの集落・温泉街があると思えば…北側には海が永遠に広がっている…だから陸と山(奥)・海または、それ以外の人達が一緒の学校に通っていてもおかしくは無い…普通は…普通ならば…
そして今日もまた学校が始まる。この学校は今年で開校100周年らしく校舎も中々古いが、冷暖房は完備され学校生活は難なく過ごせるようになている。クラスも一組から九組まであり全校で、千人位の生徒がいる。ちなみにこの100年の歴史の中で陸以外の人が一緒に通学し始めたのが10年前、この学校が開校90周年の時である…………。
…正直言って学校に行くのが面倒くさいが…留年だけは絶対にしたくないので真面目に毎日学校に通って入る。先週の金曜日に『奴』との戦いで、なんやかんやあったため火憐や、悠河・陰人・陰娘と一緒に通うのだが(因みに僕の自転車は、チェーンがイカレてたので歩いていった)…他の生徒が来る前にお互いに無意識に距離をとる。さもないと、火憐がクラスの除け者になってしまうかもしれないからだ。陸と、山(奥)・海は、互いに違う地域に住んでいるため互いが互いに仲がとても悪い。火憐みたいな例外も―もちろんいるが…それはとても少ないし滅多に巡り会えない。また、順位的な物も決まっているらしく(火憐が話してくれた)、一番が天、二番が陸、三番が山(奥、麓)、四番が火、五番が海だと言う。そんな順番つけてなんの意味があるのかわからないが、陸の奴らが優越感を覚えるのに必要らしい。そもそも彼らには特殊能力を持っている者が、数える位しかいない。そのうちの一人が火憐だと思う。海の奴らは、海の中でも生活できるらしいが詳しくはわからない。但しそれも特殊能力なので妬ましいらしい。僕達の事は話す必要もないと思う。と、こんな事を語っているうちに僕達の教室…一年五組に着いた。ドアの上に黒板消しが挟んであるという古典的な罠をドアを開けると同時に格好良く避けて教室に入った。
「チッ…やあ『獣』の諸君おはよう。今日も華麗に黒板消しを避けたね〜」と言ったのが普通のクラスメート、約竹佑。
「おはよう…全く何日も同じ事をやられてたらそりゃ〜慣れるら(笑)。」と陰人が今日初めて口を開いた。
「いや…お前ら最初からかわしてたじゃん…俺らの前で能力使ってんじゃねぇ〜ぞ!この『獣』が!」
「あ〜はいはい。申し訳なかったね。実際には能力は、使っていないんだが…身体能力もこっちの方が上なのかな?」
「おい悠河…これ以上面倒な事は…俺は遠慮するぞ。(面倒)」
「大丈夫。もう言わないらしい。」
「あ、ホントだ(笑)!お前やっぱり凄いな(驚)!」
これが悠河の怖いところ…自分の言ったことを本当の事にしてしまう。相手にどんなことでも正しいと思わせ反論できなくしてしまう能力…これには流石に誰も敵わない。但し、悠河本人も余り好き好んで使っていないのでそこが救いである。
そんなことがあって席に付き、提出物を全て出し終わり。授業、HR、授業とこの日も動き出した。忘れていたが、僕達が教室に入る前、海の奴らが教室に入ったらしいが見事に黒板消しが命中したらしい……
HRのときまた差別主義者の担任だと思われる先公が、
「おはようございます。今日も元気に生活しましょう!あれ?山と海の人達は、まだ来ていないのかなぁ〜?」
とあからさまな嘘を付きクラスに笑いを誘い全員が笑った。陸は面白おかしく、俺らは殺気を込めて、海は、悔しそうに…で
「あーーー!いたいた!もっと目立つようにしないとだめじゃないですか!危なかったデスね〜」
また…笑いが起こった。あ〜殺したい…と思ったとき…なんでだか隣になった火憐が、
「今は抑えて…」と落ち着かせてくれた…しかし、俺はとてつもないミスを犯してしまいそうになっていたことに気づき、そっぽを向いた。後で謝っておこう…ここでは陸と山(奥)は仲が悪くなければならないのだ。後、憶測なのだが、俺が挑発に弱いことを悠河か、陰人、陰娘、のうち誰かからきいたに違い無い。そのことも感謝しておいて…続けるとしよう。
大体いつもなら担任だと思われる先公がこんなことを言わないのだが…こんな感じで学校生活が過ぎていく。学業に支障がないので別に構わないが…うざいことは確かなので辞めてほしい。
全ての授業が終わり案の定掃除は僕達山(奥)がやることになった。海の奴らは早々帰りやがった。今日ずっと口を閉じていた陰娘が
「たく…いつまで…違う地域を…差別すれば…気が済むのかな…?」
多分今日ずっと考えていたと思う。恐るべし!
「恐らく永遠にじゃね?」と陰人。
「だったら…なんとか…しないと…ソロソロ…暁人が…限界…」
「え?なんで?僕が限界なの?」
「当たり前じゃない!今日だって隣が私じゃ無かったらどうなってた事やら…」
「火憐!なんでここに?見つかったらヤバイぞ!さっさと帰れよ!」
「もう…いいの…私の夢は知っているでしょう?だから私はその夢を叶えるためにまず、貴方達と仲良くなったところをみんなに見せるの!」
「でも…そうしたら火憐だって…」
「大丈夫、この事は、鶴河にも言ったし、私が差別されたって守ってくれんでしょう?暁人君?」
え?なんで僕?そして後ろからは
「「「爆発シロ爆発シロ爆発シロ爆発シロ爆発シロ爆発シロ爆発シロ爆発シロ爆発シロ爆発シロ爆発シロ爆発シロ爆発シロ爆発シロ爆発シロ爆発シロ爆発」」」という小さい声の大合唱が聞こえてきた…もう…辞めてくれ!!
さっさと掃除をを終わらせて下校した、ちなみに僕達は、部活に入れせてもらえなかった…特殊能力があるからなんだとか…しょうもない理由で…まぁ入る気も無かったけど…
今更ですが…もう1月なんですね…去年がとても短かったような気がします。今年こそは、時間を有効に使いたいものです。
それはそうとして、また投稿できたことに感謝して今回は終わりたいと思います。まだ物語は続きますよ!また次回もよろしくお願いします。




