桜の声
第二章 桜の声
一時間目は、国語だ
田中先生は、枕草子を読んでいるが俺は、窓から外を見ていた
『暇だな』
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り田中先生が『ここは、テストに出るから予習しとけ』と言って教室から出て行った。
二時間目は、数学だった
小泉先生が、連立方程式の説明をしているが無視していた。
よく見たら、遙花がこっちをよく見てくるが気にしないで、頭をふせて寝てしまった。
『・・おに・』
何かが聞こえる
『お兄・・・』
桜の声に近い声だ
『お兄ちゃん?』
いや、これは桜の声だ!
ガンッ!
誰かに頭を叩かれた
『珠樹!授業中に寝るな!』気ずいたら、4時間目の歴史だった。
茂木先生に頭を叩かれたようだ。
今日は、よく頭を叩かれるなーっと考えながらまた、外を見る事にした。
にしても、さっきの桜の声は、何だったのだろう?
すごく気になる・・・
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り茂木先生は、『じゃぁ、こことここ予習な』と言い教室から出た。
昼休みだ
遙花と淳平が屋上に来いって行ってたな・・行くか・・
教室を出て屋上へ向かった。
トンットンッ
廊下を歩くだけでも、みんな俺を冷めた目で見てくる。
『何だよ!』少し大きな声で叫んだら、みんな逃げた。
『やっぱり、犯罪者扱いか・・』
屋上のドアが見えてきた。
トンットンッ
階段を登りドアの目の前に来た
ガチャッ
屋上には、やはり遙花と淳平が居た
『あ、珠樹~遅いよ~』
『相変わらず、のんびりだな』
二人は、ケラケラ笑いながら見ている。
『そうだ、遙花今日寝ていたら、桜の声が聞こえたんだ』
『えぇぇぇ!』二人して、驚いている。
なんか、悪い事言ったか?
『な、なんだよ・・』
『い、いやぁ、いきなりだから、驚いただけだ』
『だけど、不思議ね~夢で桜ちゃんの声が聞こえたんだね・・・』
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴った。
『さて、戻るか』
淳平が言うと
『そうだね』
遙花も言う
だが俺は
『先行っててくれ』
二人は、不思議そうな、顔をしている。
『じゃあ、先に行ってるな』
淳平は、言う
遙花は、どうなんだろう。
『じゃあ、私も珠樹と居るよ』
え?真面目な遙花がどうしたんだ?
まぁ、気にしないで淳平が階段を降りるのを待った。
『さて、昼寝でもするか~』
俺は、制服の上着を枕の代わりに、して寝っころがった。
『じゃあ、私も』
遙花は、俺の隣で寝っころがる
五分後・・・・
『Zzz』
遙花は、すぐ寝てしまった。
俺は、考えながら寝ようとしているが寝れない。
『やめた、考えても分からないや』
そして、俺と遙花は部活終了時刻ギリギリに起きてすぐ帰ったのだった。
家に帰ると、母親が夕飯のしたくを済ましていた。
『あら、遅かったじゃない』
『ちょっとね。屋上で寝過ごした』
『また、そんな事をして・・』
今日は、ハンバーグのだった。
俺は、食事を済ましてすぐに風呂に入って来た。
『・・・・寝るか・・』
そして、俺は夢で桜と遊ぶ夢を見たのだった。
こんな感じです。
感想など送ってくれると幸いです。
あと、投稿ペースは、一週間から二週間のペースで出します。
出来るだけ、早めに出したいです