過去
妹がくれたもの
第一章 学校
俺の名前は、十六夜珠樹今年で小学校四年になる
俺には、妹がいる
名前は、十六夜桜今年で小学校二年になる
今日も何時もの様に二人でサッカーをしていた
「ほら、ボールが行ったぞー」
俺がそう言うと
「うん!」
桜は、元気よく返事をした
ポーンッ
ボールは、桜を通り過ぎて道路に出た
「ボール取ってくるね」
と桜は言った
それに俺は「気を付けろよー」
としか、言わなかった
桜は、走ってボールを取りに行きボールを持ってこっちに
走ろうとした瞬間
バンッ!!
鈍い音が近所全体に広がった
桜が引かれた音だった
「さ、さくらー」
俺は、全力で走って桜のもとに駆け寄った
「お、おにい・・・ちゃん・・・」
「おい!桜!しっかりしろ!!」
俺は、桜に言うが出血が酷く俺には何も出来なかった
「たす・・けて・・・」
これが、桜の最後の声だった
「桜!死んじゃダメだ!」
周りには、救急車の音とパトカーの音でいっぱいだった
俺は、その日以来小学校に行かなかった
それから、四年後中学二年になった頃
何故か、幼馴染の春日部遥花が学校に強制連行しに来るようになった
「叔母さん、おはよう」
きやがったと思いながら、俺は、布団に隠れる
「あら、遥花ちゃんいつもわるいねぇ」
「いえいえ、やりたいからやっているんで」
こっちは、迷惑だよ
トンットンッ
遥花が二階に上がってきた
「入るよ〜」
ガチャ!
いいとも言ってないのに入ってきた
「ほら、珠樹!学校行くよ!」
バサッ!
俺は、布団を奪われた
「学校いかねぇよ!」
俺は、反論を言うが・・・
「まだ、あのこと気にしてるの?確かに桜ちゃん
は、死んじゃったよ。でも、珠樹がしっかりしないと
桜ちゃんが泣くよ?」
遥花は、そう言うが
「あれは、俺が悪いんだ桜に行かせたから・・全部
俺のせいだ!」
「はいはい、それが珠樹の悪い癖」
俺は、遥花に拘束され下まで連れて行かれた。
俺は、仏壇の前に座ってこう言った
「桜、行ってくるな」
言い終わると、俺はパンをさっさと食べて
遥花と共に登校をした
教室には、ほとんどの奴が来ていて、みんな冷めた目で
俺を見てくる
「たくっ、だから来たくなかったんだ」
俺は、小声でそれを言うと一人の男が来た
「よぉ!珠樹また遥花に起こされたのか?」
こいつの名前は高梨淳平、俺の唯一の親友だ
「遥花が、勝手に来るだけだ。俺は、頼んだ覚えもない」
言い終わると、背後から
ガンッ
遥花に教科書で叩かれた・・・痛い・・
「にしても、相変わらず珠樹を見る奴全員冷めた目で見るなぁ」
「どうせ、俺の事なんか殺人犯扱いさ」
俺は、そんなことを言い終わると
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴った
「おっと!じゃぁ昼休みに屋上に集合な!」
「じゃぁ、珠樹席に戻るね」
二人は、席に戻って行った。
時間が出来た時に書いて投稿するので遅れます
すいません