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21過去 ソフィアの秘密 〜王子視点④〜

過去の王子視点です(_ _)




 「遊びに来たよっ!」



 その後。


 3日もしないうちに夜中になると俺の私室にやって来るようになったソフィア。


 あまりにも毎日やって来るのに呆れ返る俺を他所に、彼女は差し入れだと言っては麻袋に見たことのない菓子を詰め込んで渡して来た。


 なんでも夜中にお菓子を食べるのは背徳感があってイイらしいが、一人で食べると罪悪感が募るとかなんとか言い訳をするソフィアが、妙におかしくてつい笑ってしまう。



「別にケッコンなんか無理にしなくてもいいと思うのよね~」



 ベッドの上で寝ころんでお行儀悪く足をパタパタさせながら、自作の『ポテチ』とやらを口に放り込むソフィア。


 塩味が効いてて美味いなと思いながら口に運ぶ俺の手が止まった。



「なんでだ?


 お前なら俺やアジェスでなくても引く手数多だぞ?」


「ウ~ン、元々結婚願望ってのがないんだよねぇ。


 結婚てさ、お家騒動と子づくりがセットじゃん。


 断罪されるのも嫌だしさぁ」



 子づくりと言われ一瞬狼狽(うろた)えたが・・・



「断罪?」



 『アタリメ』という海産物で作ったモノを口に入れてモグモグしながら彼女は顔を一瞬顰めた。



「いやね、ここだけの話、私って転生者なんだよ」


「は?」



×××




 そのまま彼女の秘密である前世とやらを教えられその記憶上にある『ザマア系乙女ゲーム』とやらも教えられ俺は驚愕した・・・


 アホか。


 なんで衆人監視の元で婚約破棄宣言?


 あり得ないだろう?


 ちゃんと根回しして解消しろよ!?


 しかも王子とか高位貴族の子息とか・・・


 ソイツらは低能なのか、いや架空の物語ならあり得るか。


 ソフィアが見たところ、この世界は前世に流行っていた架空の物語や遊戯に妙に匹敵しそうなエッセンスがイロイロとあるのだと言う。


「まぁ、私自身はこの世界と同じゲームとかWeb小説は知らないんだけど。


 ちょっと乙女ゲームの登場人物っぽいんだよね、自分の容姿とか。


 あ、あとシルファも攻略対象者っぽいよね。


 男の子なのに綺麗すぎるもん」


「ソレが何か問題になるのか?」


「だって実際に私が前世を覚えてるんだから私以外にも転生者が居たって不思議じゃないでしょ?


 でさ、この世界がその人の知ってる『ストーリー』に酷似してて自分が主人公だって思ってヒャッハーしたら大ごとじゃん。


 勘違いヤローがその架空の物語通りに物事を進めようって考えて、偶々運悪く魔力が強い転生者だったら? ソレってキチガイに刃物持たすようなもんじゃん。


 ヤバくない?


 まぁそうなると決まってるって訳でもないけどさぁ」  



 ――成る程ヤバそうではあるな。


 そんな奴が発生したら即刻駆除だな・・・



「しかもシルファと私が婚約したらっ!


 婚約破棄されて断罪される役回りって絶対私じゃん!」


「そんなに口を尖らせて力説するなよ〜。


 俺はそんな馬鹿な真似はしないってば」


「そもそも結婚願望が前世でも無かったんだから、そのまんま持ち越し? って感じでさー。


 今だに誰かのお嫁さんに自分がなるって想像もつかないのにさ、婚約破棄された上に断罪されてさ〜、修道院送りとか処刑とか国外追放とかあり得なくない?」


「大丈夫だ。


 絶対にそんなのあり得ないから、安心しろ。


 そもそもこの国は修道院は無いし、国外追放ってのも違法行為になる」


「処刑は?」


「それどんなんだ?」


「大抵はギロチンか服毒かなー」


「何百年も前にギロチン刑なんて野蛮行為は我が国では廃れてるから安心しろ。


 あと、お前毒の無効化が簡単に出来るってこないだ言ってたろ?」


「うんまぁ、多分一瞬かな?」


「そんな奴に毒を飲ます馬鹿がいるわけ無いだろ。


 飲ますだけ無駄だ」


「・・・成る程」



 何やら不満げな顔をされた気がするが気のせいだろう。






 

ちょっと続きます(づ ̄³ ̄)づ

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