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 「おい。


 何でギルドの受付にリナの情報を流さなきゃいけないんだ?」


「え?


 知りたいって言われたから?」


「な・に・を・だッ!?」



 思わずレオナルドの襟を掴んで立ち上がったら、身長差でちょっとコイツの足が浮いたが気にしないことにした。



「あわわ。


 分かんないスけどソニアちゃんに彼女が王都に来る日とか、色んなことを知ったら教えてくれって言われたんですって。


 スタンさんリナちゃんに会う日は予定入れないでしょ?


 だからわかるんですけど・・・?


 え? え?」



 犯人はコイツだった・・・



「あのな。


 次からは絶対にリナの予定をソニアに教えるなよ」


「え? 何で?」



 ――コイツ。


 鈍過ぎる・・・


 前言撤回だ。


 俺より酷い。



「毎回毎回リナが王都に来るたびにソニアが俺の所に押しかけてくるんだ。


 分かってないのか?」


「え?


 そうでしたっけ?


 えーと、何で?」


「知るか!


 デートの邪魔だから絶対に教えるなよッ」



 ・・・・デートって。


 うわ。


 言っちまったよ・・・



「デートだったんですね・・・


 俺はただのボランティアかと思ってました・・・


 リナちゃん。


 何でこんなオッサンと・・・ トホホ」



 ヘナヘナと床に座り込むレオナルド。


 なんなんだコイツ。


 リナの事を諦めて無かったのか?



「ところでボランティアってなんだ?」


「独身の寂しいオッサンに可愛い女の子が会ってくれる癒やしの時間の提供?」



 俺は迷わずレオナルドのケツを思い切り蹴飛ばした――




 ×××




 「ックシュン!」


「お、リナちゃん風邪かい?」



 団長が森の入り口で振り返った。



「いいえ―、体調はバッチリです。


 ホコリでも舞ってましたかね?」



「うーん?


 いやどうかな?


 まあ問題なければ探査を続けるがいいか?」



「大丈夫です。


 団長心配しすぎですよ~」



 団長は自分の娘さんと私が同い年なので、北の砦でのお父さんみたいな感じになっちゃってる。


 団長はくまのプ◯さんみたいに優しそうな顔の眉を下げた。



「不調の時は言うように」


「ハイ。


 でも大丈夫ですよ。


 誰か噂でもしてたんじゃないですかね?」



 アハハハと笑うと



「コレか~?」



 と親指を立てられてしまった。



 そうだといいんですけどねぇ・・・


 ついでにそれがスタンさんだったら尚ヨシ!


 ですけどね。



 世の中そんなにうまくいくわけ無いわよねとため息をこっそり吐いた。







「ゴブリン見つけたら八つ当たりしてやる・・・・」



 なんか隣の騎士の顔が引き攣ったけど、見なかったことにした。







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