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詩全集3

『僕が僕である夜に』

作者: 那須茄子

黙り込んだままで

いいよって言って欲しい

歩幅を揃えず

我が道を歩いていたいさ


夜を濾過したようなコバルトが

指先に滲んで消えるだけ

胸の奥でぐらついた


壊せなかった言葉が今

音を立てたような


ヘッドライトも届かない

ワイパーが足りない窓で見ているから

心の路地裏で無理やり笑った

曇る空にそっとバツをつける


叫びたい衝動が爪を立ててる

(もう気付いてるんだろ?)


失くしたものしか

証明にならないなら

忘れずにいてやるよ

僕が僕である理由くらい




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君が君であろうとする夜に  祝福あれと静かな祈りを
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