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Day10

十日目です。謎解きあり〼。

           Day10

 今日は自然と朝早くに目が覚めた。

 机の上にはいつも通りの置手紙。開く。

『おはよう。』

「おはよう。早速だけど昨日何があったか教えて欲しい。というか教えろ。」

『まあ、そう焦らない。』

 ふざけんな昨日いきなり殴られたんだぞ。

『君のスマホに、昨日何があったか分かる物が入っている。』

「ほう。」

『録音だ。しっかり聞こえるから安心して聞きたまえ。』

 すぐスマホを点ける。録音を探す。割とあっさり見つかる。

  ファイル名  謎解き

 聞き始める。




[あー、あー。入っているかな?まあ、入ってなかったらその時はその時だ。]

 僕の声、にしてはややかっこいい声が聞こえる。多分、陰人の声だ。

[すぅー、はぁー、と。じゃあ、覚悟は既に決めてあるし、行きますか。]

 深呼吸だろうか?それが終わると扉がガチャガチャ鳴るのが聞こえ、それから少し経つと人の声が聞こえた。

[待たせてごめん、父さん。]

[いや、大丈夫だ。じゃあ、行こうか。]

[うん。]

 父さん、実はそこにいたのは僕の二重人格なんだよ。分かる?

[今日は結局、誰が集まっているの?]

[俺、陽人、山口県、中尾鮎子、福田起成、井上作之助、だな。豊島は病室に軟禁中、だ。]

[そっか、ありがとう。]

 把握してない、って訳じゃないんだろうな。多分僕に向けた解説だ。

[着いたぞ。この部屋だ。]

[うん、ありがとう。]

 もう一度、扉が開く音がする。

[お、もう全員そろっていたのか。]

[あなた達待ちですよ。]

[ごめんなさい。]

 えー、結構早めに行ったのに。それとも、結構長時間トイレで倒れていた?

[それでは、謎解きを始めさせていただきます。]

 味気ない拍手が聞こえる。

[と、その前に今回、何があったのか、謎解きの前に振り返りましょう。]

[ねえ、今日学校あるわよ。行かなくていいの?]

 中尾さんの声がする。多分だけど機嫌が悪い。

[少し待っていてください、中尾さん。残念ながら、今日はもう行く必要なくなりますから。]

[は?]

 え?それって、え?

[では、謎解きを始めます。]

 思わず唾を飲む。この数日間の結果が今から聞こえるわけだし、仕方ない。

[事件の発端は豊島海斗が小平霊園で倒れている所を発見されたことで始まります。もちろん、ただ倒れていたわけではありません。他人の血で血塗れで、ナイフなどを持って、これまた血塗れの冷凍トラックのコンテナの中で、凍死しそうになっている状態で発見されました。周りの状況から、そこで3人以上の人物が殺害された可能性が高いとして、警察は捜査を進めていました。その中で、遺体がどうしても見つからず、僕の所に話が来た、という認識であっていますね?]

 状況を淡々と確認していく陰人。結構、一気に喋る。

[そうですね、その認識であっていますよ。]

 同じく淡々と言う山口JB。音声データだけなら親戚って言われても分からない。

[ありがとうございます。実は、僕はこの話を聞いた時点で、ある一つの点が気になっていました。]

[なんだって?]

 父さんが困惑している。父親なのに、山口JBと比べると遺伝子を感じない。

 それはそうと、なんだって?

[それは、何故冷凍トラックなのか、という事です。]

 ほう?

[トラックはこの世にたくさんあります。そんな中、なぜ彼は冷凍トラックを選んだのでしょうか。]

[その場になかったからじゃないか?]

 父さんが言う。

[もちろん、その可能性もあります。僕もそう思いました。ですが、これには意味がありました。]

 何だ?その意味は。

[まあ、それはさておき、]

 さておくな。

[ここで一つ、確認しておきましょう。彼が持っていたものは、血塗れのナイフ、こびりついた血を落とすのに使用したと考えられるモップとやすり、そして返り血を浴びた服3着です。また、運転席の奥にある休憩スペースには車内テレビ、扇風機、スコップ、ドライブレコーダーがありました。一見、足りない物なんてないように感じますが、実はこの中にあって然るべきものが二つ欠けています。分かりますか?]

[二つ?一つは前に聞いたから分かるぞ。遺体を解体するのにあるべき凶器だろ。あともう一つはなんだ?]

 父さんが疑問の声を上げる。ちなみに僕も聞いてない。なにそれ?ガチで。

[ブルーシートです。ブルーシートがあれば圧倒的に片付けが楽になるというのに、彼は直に血をコンテナにまき散らしています。やすりどころかモップまで用意している割にはあまりにも抜けているとは思いませんか?]

 なるほど、確かに理に適っている。

[まあ、最初はあまり気にしてはいませんでした。誰にだってミスはある、それが願わないタイミングで運悪く重なったのだと。しかし、詳しい持ち物を聞くと、さらに気になるところが出てきます。]

[それが、さっき言っていた遺体を解体するのにあるべき凶器ってものですか?]

[そもそも、部外者を連れ込んで好き勝手解説をしないでくれませんか?業務が滞るじゃないですか。]

 福田さんと井上さんから文句が出てくる。まあ、急に連れ込まれてそんな事を言われ出しても分からないよ……

[部外者じゃないですよね。]

 え?

[はい?]

[あなた達は、部外者じゃないですよね。]

 ……いや、福田さんは分かるけど、井上さんまで言われる事か?

[まあ、おいおい追及するとして、今は凶器について説明しましょう。]

 彼らの文句を完封して陰人は話し続ける。

[先ほど言った物品の中には、さらに凍った遺体を解体するのに事足りる道具もありませんでした。トラックは大量の血が巻き散っており、そこで解体を行ったとしか思えない状況でした。しかし、そういう事ができそうな道具が現場にはありませんでした。墓場に埋めるわけには行かないでしょうし、誰かが持って帰ったものとして僕は推理していました。つまり、共犯がいるものと、考えていました。]

 そうだったな。

[しかし、違いました。]

 は?

[そこで手詰まりに感じていた僕は豊島と他に事件と関りがある人物を洗いざらい探しました。結果、その時期の付近で詳細が分からなくなっている人物や、関係者の中でそういった人物を数人見つけることが出来ました。]

[それが、私たち、ですか?]

[いえ、福田さん。関係している人と付近で行方不明になっている人物を探した結果、6人ほど見つかりました。]

[……この場にいる6に……]

[違います。]

 福田さん哀れ。

[第一発見者である有馬良仁、トラックの持ち主である福田さん、事件後にいなくなった椎橋純一郎、瀬戸義孝、二口小夜の3人、1カ月前から事件のあった日までいなくなっていた中尾さんです。]

[じゃあ私は帰って良いです……]

[ダメです。]

 井上さん哀れ。

[さて、その内いなくなった3人の家の家宅捜査をしたのですが、彼らには共通点がありました。]

[あったか?そんなもの。]

[はい、彼らはおかしなことに部屋が綺麗になっていたのです。もちろん綺麗好きな人達ばかりだったのかもしれません。しかし、そのうちの一人は到底綺麗ではないアパートであるのにも関わらず、何故か室内が異常なまでに綺麗でした。]

 瀬戸さんだ。確実に瀬戸さんだ。

[どうやら、1週間程前に、急に夜中に掃除をやったそうです。時期的にはちょうどいなくなる直前です。これはこれでまあまあな確率だとは思いませんか?]

 まあ、でもこれくらいは、ただの偶然な可能性もあるし。

[まあ、そこでまだ行き詰っていた時、たまたま知ったんです。福田さん、井上さん、中尾さんの3人が知り合いである事を。]

[!]

 誰かが息を吸うのが聞こえる。誰なのかは分からない。

[3人の関係性が分かったので、いろいろと調べました。その過程で、どうやら井上さんが輸血カーに勤めていることを知りました。その情報を知った時、僕は一つの真実にたどり着きました。]

[……一体、どういう事ですか?]

[簡単な事です、井上さん。というか、知っているでしょう?]

 ちょっと待ってくれ、何を言っているのかさっぱり分からない。

[それを確かめるため、僕はあなたの遺伝子情報を調べました。]

[な!いつの間に!]

[それは内緒です。]

 僕の努力です。

[まあ、その遺伝子情報の結果、山口巡査部長、どんな結果が出ましたか?]

[はい、検出された致死量の血の一つの情報、及び椎橋純一郎の遺伝子情報と完全に一致しました。]

 ……は?

 なんで井上さんが椎橋さんなの?あ、いや、違う。椎橋さんの遺伝子が井上さんの遺伝子と一致しただけだ。……は?

[こうなってくると、もう分かりますよね?まあ一応、何があったのか順番に話していきましょう。]

[ああ、正直さっぱり分からん。]

[なんで分からないんですか?]

[え?逆に分かってるのか?]

 うん、僕も父さんと同意見。分かっているの?山口JB

[事件が起こる1カ月前から準備は行われていました。内容は簡単、井上さんのもとで、中尾さん、福田さん、それに井上さん本人が血を抜いて溜めていたのです。]

 ちょっと待って、話が早い。なんで?言い切れる理由もやった理由も分からない。

[証拠として、そこの3人はずっと長袖をしています。一気に血を抜いたときにできた注射痕を隠すためですよね?]

[しょ、証拠!証拠がないじゃん!]

[じゃあ今めくって見せてくれますか?中尾さん。]

[変態!]

 セクハラするな陰人。こっちにまで風評被害が来る。

 でもそうか、だから暑い中ずっと長袖だったのか。

[目的は致死量の血を集めること。当然、致死量の血を一気に抜いたら文字通り死に至りますが、複数回に分けて医者のもとでやれば問題なく抜けるでしょう。]

 ほう、……それで?何すんの?

[その次に、椎橋、瀬戸、二口の3人に部屋の掃除をしてもらい、それぞれの部屋に井上さん、福田さん、中尾さんの遺伝子情報、髪などを置いてもらいました。これは後で効いてきます。]

 そうなの?聞く限りただの変態行為じゃん。

[そして、事件当日、豊島をトラックの中に誘い込みます。誘い込んだのは中尾さんでしょう。その後、中尾さんはトラックの奥の方に逃げ込み、豊島が気絶するのを待ちます。]

 ……あー、そういえばトラックは二重構造で、奥側だけを冷たくなくすることも出来たんだっけ。

 それに豊島もそんな感じの証言をしていたな。物凄く眉唾物っぽい感じだったけど。

[彼が気絶したのちに今度は予め溜めておいた血をばらまきます。血塗れの服やナイフを持たせ、運転席にも血をかすらせます。こうする事によって事件の状況が再現できるわけです。]

 待て待て、早い早い。

要するに、井上さんたちは致死量の血を集め、豊島をトラックの中で気絶させ、凶器をばらまき、着替えた状況も作った訳だ。つまり、あの事件現場は全部この3人の演出?

[ここで冷凍トラックである事が効いてきます。豊島が事件の初期の段階で勝手な行動を取らないように弱らせるほかに、保存した際に血が凍っていた事を誤魔化すために冷凍トラックを使用したのでしょう。]

 なるほど、だからただのトラックではなく、冷凍トラックなのか。

[最後に、小平霊園に着いた後で、豊島が凍死してしまわないように十分離れたのちにトラックから音を出します。後はタイミングを狙われた有馬が発見するのを待つだけです。]

[なるほど、道理で遺体が見つからなかったのですね。]

 うんうん、てちょっと待て。つまり、最初のころ遺体を探していたのは無駄だったの?噓でしょ!貴重な休日を消費したのに!

[あとは、同じタイミングで椎橋さんたちに雲隠れしてもらえばおしまいです。勝手に警察が調査をして、家の中にある遺伝子情報をあたかも椎橋さんらの物と判断し、勝手にその3人が死んでいると判断するでしょう。]

[ちょっと待て!じゃあなんだ?これは大がかりな偽装事件だったのか?]

 父さんが焦っている。気持ちは同じだけど、ここまであたふたされると逆に落ち着ける。

[いえ、これはれっきとした殺人事件です。死刑で豊島を殺すためのね。]

 頭の中に衝撃が走る。そうか、死刑か!なるほど!選んだ理由はわからないけど、そういう事なのか!

[日本の法律に明記はされていませんが、人を計画的に殺すのは殺人罪にあたり、3人にもなると死刑はほぼ確定です。しかし、ここで予期せぬ事態が起きます。]

 事態?どんな?

[僕にこの事件に関与されてしまった事です。]

 うっわ、自信ありすぎない?

[このままいくと、事件が解決されてしまう、そういう状況にまで追い詰められます。さらに不幸は重なり、豊島が目を覚ましてしまいます。このままでは事件は失敗してしまう、そんな状況に追い詰められた時、何をしたのか。ほとんどの事を諦め、ある一つの行動に賭けました。]

[ある行動?]

[豊島の近所にわざと勤めていた井上さん。彼は定期的に豊島のもとに行き、お見舞いという形で状況を確認していました。そして事態が進むと、墓場を掘り返しました。]

 あ、昨日推理したところだ。

 で?何が言いたいの?なんで?え?

[それで、危うく私が墓場を間違って掘り返してしまう所でした。面目ない。]

 うん、そうだけど、どういう事?

[どういう事だ?さっぱり分からん。]

 父さんも同意見のようで何よりだ。

[そもそも、何故殺し方を死刑にしたのか、分かりますか?]

[全然分からん。]

[豊島にじわじわと追い詰められることの辛さを味わってもらう為、法の裁きを無理やりにでも下す為、あるいはただ単純に直に殺したくないからかもしれません。しかし、その一つに、自分たちを守れなかった、警察や法への復讐があったのではないですか?]

[あ!つまり誤認逮捕や死刑によって警察にもダメージを与えるためにこの方法を取ったのか!]

[そういう事です。]

 今度こそ、深く納得がいった。だからこそ、

 彼らにどういう表情を向ければいいのか分からなくなった。

[僕の推理はこれにて終わります。随分と聞いていませんでしたが、何か質問はありますか?]

[いいですか?]

 間髪入れずに山口JBが声を上げる。

[有馬良仁は結局この事件に関係ないのですか?]

[まあ、そうですね。]

[それなら、一応証拠が欲しいのですが、何かありますか?]

 警察の立場としてやっぱりそういうのが欲しいのかな?

[そうですね、それなら豊島を殺そうとした事が証拠になるはずです。この事件の肝はあくまで豊島を死刑にすること。だから他の方法で殺すわけがないんです。]

[なるほど、ありがとうございます。]

 そして沈黙が訪れる。でも、終わってはいないらしい。

[……家族を失った事はあるかい?]

 しばらくして井上さんの声が響く。

[それはもう、とても、悲しいものだ。自分の事が、どうでもよくなるくらいに。ましてやそれが、ある一人の男によって起こされたとなると、その怒りと悲しみは並大抵じゃない。]

 とても切実そうだった。

 あれ?でも息子さんは生きていなかっ……

[息子は、獄中で自殺した。これまでの実績をすべて壊され、懲役中にいじめの対象になったのが、原因らしい。]

 は?

[つい最近の事でね、まだ公表はしていない。でも、公表したところで意味がないのは知っていた。]

 段々と話が早くなっていく。

[もちろん、自分たちに罪がないわけではない。過去に警察の世話になったのも本当の事だ。ましてや、人殺しなんて許されるべきものではない。しかし、それでも人権くらいは保障されるべきだ。それなのに、警察も裁判所も、何にもしてくれなかった。]

 段々とむせていく。

[彼らが守るべきなのは人権ではなかったのか?そんな事はない。しっかり人権を守る組織だ。なのに、私の息子は、息子は…]

 井上さんが静かになる。いや、むせび泣いている。

[私も、父を奪われました。]

 今度は、中尾さんが話し始めた。

[父は、銀行強盗から職員を庇った事で一躍時の人になりました。それが良くなかったのかもしれません。豊島に目を付けられ、記事を書かれ、怪我人なのに解雇されました。]

 同じ学年の人が話しているとは思えない程に、重い。

[父は、庇うべきではなかったのでしょうか?人を庇わずにいればよかったのでしょうか?いいえ、そんな事はありません。私は父を、その勇敢な行動を、尊敬しています。それと同時に、それ以上に、そんな父を追い詰めた、豊島を憎みます。]

 僕には、これに応える事はできない。いや、誰も、応える事はでき……

[すまなかった!]

 突然、父さんの声が響いた。

[一人の警察官として、人として、豊島を止められなかったことを深く謝罪する!]

 父さんは、周りの負の感情をものともせずに、大声で謝り続ける。

[しかし!]

 ん?

[君たちも、豊島と同レベルにまで落ちないでほしい!]

 ただ謝るだけじゃなかった。

[人を利用して、自分の手を汚さずして、人を殺す、あいつと同じことをやらないでほしい!ありきたりだが、言わせてもらおう!それは、君たちの家族が望む事か!]

 もはや、謝っているのかどうか全然分からない。が、熱いものは感じた。

[君たちはもう犯罪者だ!しかし!あとの事は、全く信用できないかもしれないが!この私に、二重作正仁に!任せて欲しい!]

 誰も、何も言わない。

[信用できないかもしれないが、警察の名において、必ずあいつを止めて見せよう!]

[……分かりました。最後ですからね。]

 井上さんが、父さんを認めた。感動のシー……

[ふざけるなよ、]

 ……いいシーンだったのに。

[ふざけるなふざけるなふざけるなふざけるな、ふざけるな!]

 福田さんが怒り始めた。

[お前のせいだ、お前のせいで!]

 急に足音が聞こえる。次に何かにぶつかる音。そして殴打音。あれ?ひょっとしてこれって

[お前のせいで、お前のプゲラ!]

 間違いない。僕が一瞬起きていたタイミングだ。……嘘でしょ、こんなシーンで殴り飛ばしていたの?恥ずかし。

しばらく無音の状態が続く。しばらくして、

[福田起成、井上作之助、中尾鮎子、以下三名にはより詳しい事情を聴きたいので、ご同行願えますか?]

 山口JBの音声とともに録音は終わっていた。




『とまあ、これが昨日起こった事だ。』

 冷静に陰人が書いている。もう、頭が情報量の多さについていけない。

『ちなみに、椎橋らは今朝がた出頭してきたらしい。こうなれば、少しでも事件を有名にするためだろう。多分、これで終わりだ。』

 そっか、これで、この事件は終わりか。

『じゃあ、今日も授業を頑張れ。』

 そっか、今日は授業か。

 ん?授業?

 恐る恐る時計を見る。発狂ものの時間だった。

「ギャーーー!」

 僕の醜い悲鳴をもって、この事件は終わった。

皆様の推理は当たってましたか?

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