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序章

新人賞に出して箸にも棒にも掛からぬまま消えた作品です。暇な方は是非。

二重探偵と遺体無き殺人事件

                                   後山 勇建


          序章

『落ち着いて読んでほしい。二重作陽人ふたえさくはると、君は二重人格だ。そして、僕は君のもう一つの人格だ。』

こんな置手紙を読んでから早4年。こいつは今も僕の中にいる。


  ジリリリリ ジリリリリ

 目覚ましが鳴った。

 僕はベッドから起き上がる。やけに眠い。だいぶ早くに寝たのに。とりあえず机を確認する。案の定、よく分からない記事やら何やらで溢れかえっていた。この分だと4時間くらいやっているのだろう。

「今日は部活のOBが来るって言っただろ。なんで夜遅くまで起きているんだよ。今日くらい探偵休んでも変わらないって。」

 愚痴を言いながら机の上を片付ける。謎の記事は向きを揃えて手ごろなクリアファイルへ、点きっぱなしのパソコンはスリープ、筆記用具は机に備え付けの棚の中へ、と。

あらかた片付けが終わったとき、机には僕宛の置手紙だけが残った。読む。ちなみにこの後の二重括弧は手紙の文面。

『片付けありがとう。君の部活事情はよく分かっているのだが、それを理由にして探偵業をなくす訳にはいかないんだ。僕に依頼しようとしている、困っている人達がいるからね。だから許してほしい。』

 こいつは何を白々しく言い訳しているのだろうか。そんなことを書いている暇があったら寝てほしかった。

『まあ、君のことだ。寝不足でもOBの先輩くらい余裕だろ。空手のチャンピョン。』

 僕が今やっているのは柔道だということを忘れているのか?わざと間違えているようにしか思えない。

『ときに、陽人君。僕の予想だとあと数分で君の乗ろうとしている電車が行ってしまうと思うのだが。』

 慌てて時計を見る。現在時刻7時10分、電車まではあと7分!

「バカ!早く書いておけよ!」

 ドタバタしながら醜く着替えを終えると、僕は昨日用意しておいた荷物を持って走り出す。

「母さんおはよう!」

「おはよう。あんまり時間ないけど大丈夫?」

「まさか!ごめんご飯食べる時間ない!行ってきます!」

そんなこんなで僕は今日朝食を食べれなかった。アァ……

電車にぎりぎり間に合った僕は暇つぶしのための道具を忘れたことに気づく。まあ、家にある本は全部あいつにネタバレを書き込まれちゃっているし、せいぜいミュージックプレイヤーくらいしかないけど。

そんなことを考えながら僕は電車に揺られている。


 さて、ここらで自己紹介でもしよう。僕の名前は二重作陽人、一般的な中学校に通う中学2年生だ。ただし、まともな紹介はこれまで。これ以降はだいぶオカシイ言葉しか出てこない。

 まず小学生の時から空手をしていて4年生以降は全国大会で優勝している。どうやら才能があったらしい。だけど、母さんはあまり息子のやっていたことを把握していなかったようで、

「武器を使わずに同じような格好で戦っているから、まあ似たようなものでしょ。」

という無茶苦茶な理論で、今は柔道をやっている。(僕の通っている学校には空手部が無いからって、ねぇ?)母さんにはぜひ一度全国の柔道家と空手家に謝ってほしい。

 そして、さらにおかしいのは僕が二重人格であることだ。正式名称、解離性同一性障害、割と重い症状らしい。だが、医者曰く、

「普通の解離性同一性障害とは違うようですね。まるで睡眠時遊行症でもあるような、変わった症状です。」

とのこと。(もうちょっと分かりやすい日本語で話してほしかった。)僕は一応こいつを陰人かげひとという名前で呼んでいる。

 だが、一番おかしいのは、僕の二重人格がタンテイをやっているということだ。ちなみに、あの探すに偵察の偵が付く探偵だ。陰人は僕が寝たら行動を開始し、探偵としての活動を行う。基本的にネットでそういう依頼を聞いて解決しているらしい。

陰人は僕が意識をもっているときの五感を知覚できるらしい。(僕はできないけど。)でも、記憶はないらしい。それは僕もそうだ。それに、二人とも相手の考えていることは分からない。だから意思を伝えるとき、僕は独り言みたいに話して聞かせて、陰人は手紙を残す。(面倒くさいけど。)

そして、こいつは性格が悪い。今朝見たいにいたずらを食らうこともしょっちゅうだ。気分としてはいたずらが好きな頭の回る悪友が中にいるようなもんだ。正直、疲れる。


 そんな説明をしているうちに、駅に着いた。

「おはよう。」

「あっ、おはよう。」

電車を降りると友達が声をかけてきた。こいつとは同じ中学2年生で、同じように柔道部に入っている。

「いやぁ、最近暖かくなってきたよな。」

「あぁ。ほんとに。」

「そういえばさ、」

  ペラペラペラペラ   クドクドクドクド

 彼はしゃべるのが好きだ。あんまり親しくはない僕にもここまで話しかけてくる。自分の言葉が見事なまでにスルーされていることに気付け。

「そういえばさ、お前たまに変な独り言を言っているけど、あれ何なの?」

「あ、えーと……」

「なんか『この課題は任せた。』とか『明日は26時までやっていいぞ。』とか。まるで誰かに話かけているみたいだけど。」

「えー…」

 素直に「実は二重人格で、もう一人の方に話しかけているんだ。」と、言って信じてくれるやつはどのくらい、いるのだろう。親にも言ったことがあるが、全然信じてもらえなかったのに。(全部面白いジョークとして片付けられた。)

このことを知っているのは、僕と医者、陰人を加えるのならたったの三人だけだ。僕は、このことを誰にも言うつもりはない。

「大したことじゃない。自分に話かけた方が物忘れしにくいんだ。」

 嘘じゃない。言えば陰人が覚えておいてくれるから嘘ではない。

「そうか?もしかし…」

「あれ先輩じゃね?」

「ほんとだ。せんぱーい」

 ……先輩が来てくれて助かった。

          1

 痛い腕をさすりながら僕は歩いている。先輩は『とんでもない才能がある!』とか言っていたけど、そんな新人をこんなに投げるなんて、カルシウム足りてないんじゃないかな?(仕返しに同じくらい投げ返した。やられたらやり返す。)

「陽人。」

「おお、父さん久しぶり。」

 道を歩いているとたまたま父さんに出くわした。多分一カ月ぶりだ。

「帰りながら話したいことがあるのだが、いいか?」

「いいよ、じゃ行こうか。」

 ここで軽い説明。父さんの名前は二重作正仁ふたえさくまさひと、警部補だ。父さんの警察の中での評判はよく、近々警部になるらしい。だが、その実態は、……

「実はまた事件を解いてほしくてな、……」

 ……父さんは決して頭が良い訳じゃない。ただ、僕に事件を相談して、陰人が導き出した答えを警察に持ち込んでいるだけだ。

「どんな事件?」

「いや、正確には事件じゃないんだ。今のところ事故だ。」

「そう。でも事故じゃないと思う理由があるんでしょ。」

「ああ。この事故でちょうど得をする人がいるんだ。しかもその人が一緒にいるときに亡くなっている。」

「じゃあその人がやったんじゃないの?」

 そんなの陰人じゃなくてもわかる。

「いや、その場には一緒に飲んでいる人がいた。」

「飲んでいる?」

「その人は友人たちと一緒にいるときに、酒の飲みすぎでなくなったんだ。」

 なるほど、そりゃ事故だ。

「…もう少し詳しく説明してくれないと、ちょっと分からないかな。」

「確かにそうだな。もうすぐで家に着く。とりあえず、飯を食ってからだな。」

「そうだね。」

 さっきからずっと腹が減ってたからありがたい。

 ……そう思っていたのに、

「今日のメニューは納豆そうめんよ。」

という母さんの言葉にがっかりする。

「うまそうだな、まあ母さんの料理はどれもそうだが。」

「またそういって。」

とじゃれあっている夫婦の間に入るようにして、

「母さん、なんで納豆そうめんにするの?」

と質問する。

「あれ?嫌いだっけ?」

「もう50回くらい嫌いって言ったことがあると思うんだけど。なんで納豆とかいう腐った豆を食べなきゃいけないのさ。」

「まあまあ。それに、大人になったときに納豆を食べれないと、恥ずかしいわよ。」

「野菜とかならその言い分もわかるよ。でも納豆だよ?納豆が出されて食べざるをいけないって状況、想像もつかないけど。」

「陽人、いいから食べなさい。」

「……は~い。」

 一応父さんにも言われたので矛を収めたが、納豆は全部残した。(納豆を発見した人、許すまじ。)

「それで、もっと詳しい状況を教えて?」

 食事を終えた僕は自分の部屋に父親を連れ込む。

「まず、殺されたかもしれない人の名前とか職業は?」

「名前はコンプライアンス的に言えないが、医者だ。美容外科の先生だそうだ。」

「父さんもその人に治療を受けたことがあるかもね。」

 僕は父さんの少したるんだおなかを見て言う。

「いや、ない。あと腹を見て話すのはやめろ。」

「ほーい。」

「その日は自分の職場の人たちと一緒に、酒を飲みに行ったらしい。そして明け方まで飲み続けた。で、店員が彼らを追い出そうとしたとき、死んでいることに気づいたらしい。」

 …今のところただの酒好きな医者がたまたま限界を超えちゃっただけな気がするけど。

「夜明けまでぶっ続けで飲み続けたのには何か理由があったりするの?」

「ああ。なんでもその日、彼らは誰が一番酒に強いか挑戦していたらしくてな。」

「それで飲みすぎて死んだんじゃないの?」

「…そう言ったらそれまでなんだが。」

「だって、その人の死体から毒物が検出された、とかじゃないんでしょ。」

「まあ、死因は急性アルコール中毒であっているらしいからな。」

「じゃあもうそれでいいじゃない。」

「だが、引っかかる。」

 わが父ながらなんでこう頑固なんだか。

「分かったよ。考えるからしばらく部屋に入んないでね。」

「ああ。よろしく頼む。」

 そういうと、父さんは部屋から出て行った。

 さて、と

「今の話は聞いていただろ。」

 僕は陰人に話しかける。(傍から見れば独り言だけど。)

「推理よろしく。」

 陰人のため、また睡眠不足を解消するため、僕は寝ることにする。考えるのは陰人の仕事だ。

           2

 いきなり耳元で目覚ましが鳴った。驚いて時計を殴り飛ばしながら飛び起きる。衝撃が去ってから机を見ると、いつも通りの置手紙。なぜか頭が痛いが、とりあえず読んでみる。

『起きたかい?多分さっきの拳で時計は盛大に壊れているだろうから、今日の夜にでも直してあげよう。』

 時計の方を見ると見事なまでに壊れている。これはもっと、鍛錬的な物を積むべきということだろうか?

『本当に君はしょうがない奴だ。』

 しょうがない奴認定されてしまったが、常識的に考えてしょうがない奴なのは、眠っている奴の耳元に、目覚ましをかけた目覚まし時計を、置く奴なのではないのだろうか?というか何気に僕が時計を殴り飛ばすことを予測していてすごい、けどむかつく。分かっているのなら置くな。

『本題に入るとだ、あの事件なら解決した。簡単な謎だったよ。君の父さんには伝えてあるから、今頃警察署に走っているころだろう。』

 早!解けたんだ!

『だが、それを君に伝えるつもりはない。人が頑張っている最中に自分は惰眠をむさぼるような奴にはね。』

「それは仕方ないだろ!不可抗力だ!不可抗力!」

 思わず叫んでしまった。

『叫んだあとですっきりしたであろう君に朗報だ。』

 …いちいち行動を予測されるとむかつく。まるで自分が相手の手のひらの上でコサックダンスを踊らされているようだ。

『心優しい僕は超絶大特価で今なら大きいカップのヨーグルト1個で答えを教えてあげよう。』

「…それを心優しいとは言わない。どケチって言うんだ。」

『だが、弥勒菩薩よりも優しい僕はさらにヒントを上げよう。急性アルコール中毒とインスリン注射について調べてみたまえ。君に脳が備わっているのならば、これで答えにたどりつけるだろう。』

 人生で初めて自分のことを弥勒菩薩より優しいと自称している輩を見た。(正確には読んだ。)

『君の健闘を祈る。あと明日は特に予定無さそうだから探偵活動いつもより長くやる。よろしく。』

「明日も学校なんですけどー!なに戯言を抜かしているんだ?」

 まあ、いつものことではあるんだけども。

僕はこのことはあきらめて、机に座ってヒントをパソコンで調べる。

・急性アルコール中毒 血中アルコール濃度が急上昇することにより、体に様々な影響が出る症状である。

・インスリン注射 糖尿病治療や肥満改善に使われる治療法。注射針がとても細いものを使い、インスリンを注入する。痛みはほぼない。

 ……なるほど、分からん。分からん。クソゥ…

 思わず上を仰ぎ見ると、そこには1枚の紙が貼られていた。椅子の上に登って紙を取る。手紙だった。開く。

『バカの考え休むに似たり。あきらめてヨーグルトを買ってくることを推奨するよ。』

 こうやって人の行動を読むのは陰人の得意分野だ。だが、ここまでドンピシャで当ててくるとストレスが溜まる。思わず壁を殴る。

  ドガッ

「陽人、また壁殴ったでしょ。家壊れるからやめてね。」

 うん、至極正論だ。でも、ストレスは溜まるんだよ。

「ごめん母さん。」

「気を付けてよね。」

 はぁ、このやり取りで落ち着いたし、考え直そう。大丈夫、数学の課題よりは分かりやすいはずさ。


 ……結局、10分考えても分からなくて、僕は135円を失い、ヨーグルトを買う羽目になった。

 ヨーグルトを冷蔵庫に入れると、母さんが話しかけてくる。

「お帰り。何買ってきたの?」

「ちょっとヨーグルトを、ね。」

「あれ?あんた発酵食品、苦手じゃなかったっけ?」

 もちろん嫌いだよ。発酵食品なんて腐らせた食べ物の別名じゃん。陰人のリクエストが無ければ買わないよ。

「最近、ちょっと克服しようと思ってて。」

「そうなの?意外ね。昔はアレルギーでもあるのかってくらい嫌ってたのに。」

「ははは。」

今もだけどね。

「そういえば1時間くらい前に、上からドタバタ聞こえたけど大丈夫だった?なんか、椅子が倒れたみたいな音だったけど。」

 ……多分、陰人が手紙を天井に貼ったときに倒れたんだ。僕の二重人格のくせに、運動苦手だから。

「大丈夫だよ。」

 おかげで陰人に対する溜飲も下がったし、結果オーライだ。

「それならいいけど。」

 首を傾げている母さんは放っておき、とりあえず自分の部屋に戻る。

 椅子に座る。なんとなく偉そうに座りながら陰人に話しかける。

「約束通りヨーグルトは買ってきたぞ。だから明日の朝に解説をよろしく。」

 さて、ヨーグルトも買ったし、言うことも言ったし、あとは学校の課題でも消化するかな。(何気なく試験2週間前だし。)

           3

 朝、目覚ましが鳴る。いつも通り止める。相も変わらず置手紙が机にある。

『おはよう。どうだい?僕が直した目覚まし時計。しっかり直してあるだろう?』

 確かに昨日壊したとは思えないほど正常に反応した。

『当たり前だけど、僕はこういった方面も優れているからね。まあでも、今後は壊さないよう気を付けて欲しい。』

 うん。でも、壊す原因を作ったのはお前なんだけどな。

『さて、夜食にヨーグルトを買ってきてくれてありがとう。』

 あれ夜食だったんだ。

『約束通り解説をしよう。単刀直入に書くとだ、今回の事件は殺人事件の可能性がある。それもなかなか独特な方法の。』

 !

『順を追って説明しよう。まず最初にだ、今回の被害者の職業は何なのか覚えているかい?』

……忘れた。

『忘れているだろう陽人君のために書いておくと、美容外科の医者だ。』

「分かっているのなら質問するな。」

『その職種ではインスリン注射を行うこともある。おそらく彼も、彼の友人もやったことがあるのだろう。』

 あの針の細い注射針のやつか。

『インスリン注射で使われる注射針は非常に細く、痛みがほとんどない。だから酔ったふりをしてぶつかったときに刺すというのは理論上不可能ではない。うまくいけば警察の目をごまかせるからメリットもある。』

 な、なるほど。…でも、

「そんなこと言っても、毒物は発見されていないぞ。」

『毒物が発見されていないから違うとかいうだろう、とあるバカのために書いておくと、彼がうったのは毒物じゃない。アルコールだ。』

 えっ?

『これで被害者は急性アルコール中毒で死ぬ。』

 急性アルコール中毒は血液内のアルコール濃度が急に上がることで起きる。だから別に胃を通す必要はない。

『アルコールで消毒されているから注射痕は残らない。しかも純度100%のアルコールも病院なら簡単に入手できる。それなら人によるがだいぶ少量で人を殺せる。結論、これらのことから、こういった事件が起こった可能性は十二分にある。』

 僕は今度こそ、完全に合点がいった。でも

『ただし、水を差すようで悪いが、このことが起きた可能性は低い。』

 すぐ水を差された。

『そもそも難事件なんてものは、めったに起こらないものなんだ。実際に現場を調べたらわかるかもしれないが、9割以上の確率でただの自然な事故死だろう。』

 確かに、それもそうだ。

『まあ、あくまで可能性が低いだけだから、もしかしたら起きたのかもしれないし、可能性を潰していくのは悪いことじゃない。僕は仕事を果たしたしね。』

「……お前、どうせそのことは父さんに言っていないんだろ。父さん、今頃あたふたしているかもしれないぞ。」

『まあ、この後は優秀な二重作正仁警部補に任せるとしよう。』

「…そうだな。あとは任せよう。」

 事件も解けてすっきりした。清々しい朝だ。

『ちなみに君の乗る電車は、もう走らないと間に合わないくらいの時刻になっているだろう。』

 ……訂正、清々しい朝→清々しいほどのクズ

「早く言えよ!」

 こうして、結局は昨日と同じような時刻になり、また朝ご飯を食べ損ねた。


 おまけとして書いておくと、試験が終わっ(て燃え尽き)た翌日、例の事件がテレビで流れた。どうやら陰人の予想通りだったらしい。

 性格が妙に曲がっているところを除けば、やっぱり陰人は素晴らしい名探偵だ。(性格が妙に曲がっているところを除けば、の話だけど。)

 そんな()にとある事件がやってくる。









 ……二重人格がいるときは、表現としては僕と僕ら、どっちが正しいんだ?

というわけで、まだまだ続きます。

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