陣容:明日に向けて♬
経営組織 特に取締役会の構成に関することを ダンサンに聞いた
「うーん 私は 会社勤めのサラリーマンですからね
そういうことには疎いのです
すでに 出来上がった組織の中で育ってきましたから。」ダンサン
「あっさり言うね」
「だって ゼロから会社組織を作り上げるのって 面倒じゃないですか
最初から仲間がいて 役割分担しながら起業するならともかく
ワンマン社長から 組織のTOPとしての社長への転身って かなりキツイと思いますよ」ダンサン
「そっかー
だから 技術職から会社を興した人って
開発技術が金を産む基本的枠組みができた段階で
会社の権利を売ったり 乗っ取られたりするのね。」
「ですね。」ダンサン
「私 のっとりやら、うまいこと(ダン菅のような出資者に)吸収されることばかり警戒して、
会社の規模の拡大にあわせた社長としての脱皮成長については、考えてなかったわ。
時が来たら 自然にできるものだとばかり思ってた。」
「脱皮成長とはうまいこと言う。
だったら、技術開発の創業者としての実権を握りつつ
社長業を任せられる人材を育成するなり雇うなりしたらどうですか?」ダンサン
「それって オフレコの助言?」
「会話はすべてオフレコです。お互いに」ダンサン
「確かに・・ うちのスタッフにその手の本をどっちゃりと読ませようかしら・・」
「個人的には 合理的判断だと思いますけど、
感情的には ダンジョン生物が経営する会社組織を相手にするのって
エイリアン集団を相手にしているような気分になりますね。
それを実行に移すなら、そのあたりを配慮した布石を打つ必要があると思います」ダンサン
「貴重なご意見ありがとう。
つくづく残念だわ。 あなたが雇われ社長になってくれないこと」
「あいにく 私の器量に余るお話なので無理です」ダンサン
「知的には納得した。
でも やっぱり 残念って気持ちは残る。
でも そういう私の感情に漬け込まないあなただからこそ
こういう話もできるんだわ」
「ありがとう」 ダンサンは グラスをちょっと軽く持ち上げた。
これにて みーちゃんとダンサンの物語は おしまいです。
機会があれば はっちゃけたダンジョンの展開そのものを描いてみたいと思いますが
宝くじに当たってダンジョンマスターになった女の子が ダンジョン経営者として落ち着くまでの物語は これにて完としたいと思います。
ここまで 読んでくださった皆様に 心から御礼申し上げます。




