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短編集:私がダンジョンマスターになったわけ  作者: 木苺
(12)別居後の二人
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ダンサンの述懐:ダン菅担当者とダンジョンマスターとの交流について

ダン菅が ダンジョンマスターを支援しながらダンジョンの種を育てているときは、

言葉は悪いが 「マスターが好き勝手しないように囲い込む」のがダン菅方針だから、

担当者とマスターとの交流も その延長線上に築かれる傾向が強かったよなぁ。


おれは それが嫌で、基本を遵守しつつも、マスターの個人としての在り方を尊重する担当者の道を歩んできたつもりだったが・・


やはり 一人の人間に個人用通信回線すら持たさず、すべてをダン菅の監視体制化に置く中での対人関係というのは、マスター側からすれば 100%対等の関係が守られた人付き合いとは言えないのかもしれない。


ダンジョンの種をまいて10年目の契約更新に向けて、あらためて ダンジョンマスターとダン菅、ダンジョンマスターとダン菅担当者との接触方法について見直したほうが良いかもしれないな。



今日は 公休日。


私もまた 「職場を離れた休日」をとったほうがよさそうだ。


はぁ、、、ダン菅職員という立場がなければ、ダンジョンのリゾートコーナーでゆっくりしたいよ。



自宅までもどるのがめんどくさい。

 あらためて ダンジョン内にあたえられていたプライベートゾーンでの 己への優遇ぶりに気付かされるよ。



内心で ブツブツ不平をこぼしながら、ダンサンは オフィスをきちんと片付け

月曜日からの執務に障りのないように必要な手配を済ませ、ダン菅の外に出た。

地上の自宅に向かって。

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