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短編集:私がダンジョンマスターになったわけ  作者: 木苺
(4)ダンジョンに泊まろう!:馬術大会でチャンスをつかめ!
32/92

   ミーちゃんダンジョンでの馬術競技

※ この物語は全て架空世界の物語で リアルとは全く無関係です


  ただ 馬術競技のイメージを補足するために 参考資料としてリアルの競技の動画アドレス等を

  あとがきで紹介しておりますが、物語中の競技説明もまた すべて架空のお話で、リアルとは

  全く無関係です。

・ダンジョンで開かれた 馬術連盟主催の馬術大会。

 そこで競われた馬術競技は、イニング(起源はカウボーイ達の技比べ)と

  優美な馬場馬術

  坂を上り降りしながらを生垣をぴょんぴょん飛び越え、砂地ダートコースと芝生のコースを走り回る大障害レースの三種類



実際の馬術競技は多岐にわたり、それは各地の自然や歴史・政治体制や経済活動と密接に結びついたものであるのだが、大陸世界が都市化・過密化するにつれ、追憶のかなたに押しやられてしまったもの多く、今現在 大会を開ける規模の人気をかろうじて保っているのがこの3種類だった。



・それゆえ、競技会終了後の懇親会で、馬主や調教師の方々からは、ダンジョン内に自分達の馬場や馬房を引っ越しさせたいという希望が多く出たが、それはお断り申し上げた。

「ありがたいお申し出ですが、今のダンジョンの規模では、それをお受けすることはできません」と。


 (平たく言えば 地上の一般的な生物をダンジョンに持ち込み長期滞在させるのは

ダンジョンにとって負担が大きすぎるのだ。

 短時間滞在ならば、その生物の生存可能環境を維持するコスト以上に、興奮エネルギーをダンジョンに与えて立ち去ることも可能だが、長期滞在となれば、必然的にその生物の休養時間(感情エネルギーの発露なし)分の生存維持エネルギーがダンジョン側からの持ち出しとなり、エネルギーコストの大赤字となってダンジョンが弱体化してしまうのだ。

 もちろん これも ダンジョンあるあるのダン菅機密事項なのですが。(-_-;) )


・一方馬術連盟の役員さん達の中には、日帰り施設の牧場イベントのように、いにしえの馬術競技をミーちゃんダンジョンの中で復活させられないか?と言い出す人がいた。


「できれば 生身(なまみ)の馬でやりたいが、地上同様ダンジョン内でもその実現がむつかしいのなら、せめてダンジョン生物で 技の復活と継承ができれば それはそれで楽しめる」と。


その提案については、今後の検討課題とさせていただいた。


  (宿泊イベントに取り込めたらいいな♡)


・・・

とまあ こんな具合に、ミーちゃんダンジョン発足から最初の3年が過ぎ4年目もそろそろ終わろうとしていた。


「石の上にも3年」の言葉通り、ミーちゃんダンジョンは 広く世界に認知され

ダンジョンコアも しっかりとエネルギーを取り込んですこやかに成長していた。


なにしろ 馬術連盟主催のダンジョン大会の模様は、大陸全体で放映され

その中には、ミーちゃんダンジョンの紹介シーンもたっぷりと含まれていたから。


これまでの「日帰りレジャーを求める層」だけでなく、休暇を欲する「ゆとり」世代や富裕層の興味も惹くことになったミーちゃんダンジョン。

 これを機に 更なる飛躍を! と心ひそかに期待を寄せるダン菅お偉方も多い。


はたして ミーちゃんは その期待に応えることができるであろうか?


それともあくまでもマイペースで 「堅実経営」を続けるのであろうか?

 

 今後の進展が気になるミーちゃんダンジョンである。

(参考)

・レイニング

  https://www.jothes.net/contents/column/2736/


・馬場馬術

  https://www.jothes.net/contents/column/2082/


・大障害レース

  https://www.youtube.com/watch?v=39dIsw_8SuU

  

  


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