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短編集:私がダンジョンマスターになったわけ  作者: 木苺
(4)ダンジョンに泊まろう!:馬術大会でチャンスをつかめ!
29/92

  自炊設備付きのロッジ

馬術協会が、ダン菅へのユニットの搬入を完了した。


いよいよ馬術大会開催の為の正式契約第2段階、つまり宿泊施設や大会会場などの建築開始だ!


馬術競技会開催予定日まで あと2年!


・・・


・馬術大会出走馬ごとに付き添う厩務員などの為の宿泊室ロッジ(自炊設備付き)


  当ダンジョン産の木材使用

  建築担当は 大工スキルを持った巨人


 馬術協会は、厩務員達による不正行為をはばみ、もしそれが発生した時には犯人を検挙しやすいように、

 出走馬に付き添う厩務員などは、寝床のみならずトイレ・食事場所に至るまで 生活の場すべてを付き添う馬単位で分離せよというのだ!

 わ~お!


 だから最初は厩務員達には バンガロータイプのがらんとした建物を提供して

トイレ・洗面・自炊エリアなどは共有にしようかと思ったのだけど、

 たらいつきのシャールーム・トイレ・キッチン(冷蔵庫 コンロ シンク付き)・洗面所・洗濯干し場つきのロッジを用意することにした。

 なぜたらいつきのシャワールームかといえば、それが厩務員の基本的生活スタイルだからだなんて。


 あえて寝具をつけなかったのは、各自好みの寝具をもって移動するのが常だから

 ロッカーつきの寝台だけ用意すればいいと言われたから。

 (持ち込み寝具が ダン管のチェックを通過できるといいのだけどねぇ・・)


 このロッジの宿泊費用は、大会出場予定の馬主さんが、宿泊日数に応じて全額前払いで、出場決定時に支払ってくれる。

 キャンセル時の返金はなし!


 (あっ そうそう ロッジに宿泊する人達の滞在中の朝・夕食分の食材は持参だとか。 皆さんご自分の口にあったものを持ってくるというのだけど・・

 ダンジョンで提供する食事への信頼度が低いのか、ただの習慣なのか・・


  ダン管に支払う持ち込料も 審査も手間がかかるのにねぇ・・

  しかも ダン菅は 一人当たりの持ち込み量が規定量を超えたら、審査料金を課すというのに・・・。)


   


 もっとも 馬術協会の方で、欠場馬の代わりに補欠の馬が繰り上げ出場する場合には、補欠馬の馬主から、欠場馬の馬主に代金を支払せるらしい。


・あきれたことに、この厩務員達のロッジの横には、馬の放牧地と厩舎も付属させることになっている。


 なんでも 競技会前から馬の世話係と一緒にダンジョン入りして、くつろいでからお馬さんは大会に出場し、競技会が終われば、今度は 馬市のために2・3日放牧場ですごし、そこで 馬主たちの商談がまとまれば、新たな馬主と一緒に大陸にある新たな居住地へともどてっていくんだそうだ。


 それが この世界の今の流儀なんだって!


・というわけで、ロッジ・厩舎つき馬の放牧地は、1区画ごとに小川で区切ることにした。


 馬術協会から渡された資料通りに、放牧地の土壌や生やす牧草の種類もプログラムした。

 

 えっ 飼料をあれほど自分達で厳しく吟味したのに 牧草はダンジョン任せでええんかい? と思ったら・・

 グルメなお馬さん達は お口に合わなければ牧草を食べないから

 ちゃんとした飼料を運び込むんだそうだ。


 ちなみに 牧草を食べて腹を壊したら、それは馬と厩務員の自己責任なんだって。

   なんだかよくわからない理屈だ・・・


  「きっと 自分達の扱う馬のしつけに、自信があるんですよ」とダンサン

  「そこまで 躾られるものなのかなぁ??」と不思議な面持ちの私


・・・

注) ここに書いてあるのは すべて物語世界の架空の話です

   リアルとは無関係です

 

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