森林と水辺
馬術協会は、馬具だけでなく、馬術競技会会場設備や、馬房など馬関連の施設は、すべて自分達で制作してユニットとして うちのダンジョンに持ち込む気でいる。
ユニット生産の素材となる者は、すべてうちのダンジョンで作ってダン菅に収めた。
馬術協会の役員たち、その中には当然馬主も含まれるのだが、ダン菅でそれらの素材の良さに満足したらしい。
そして 馬術協会は 自分達で納得のいく ユニットの生産に乗り出した。もちろん大陸で。
その一方、わがミーちゃんダンジョンでは、馬術競技会の宿泊施設の一部となるバンガロー用の建築素材の生産、すなわち新たな森林づくり(植林と伐採)にとりかかった。
その期間は、馬術協会がユニットを完成させて、ダン菅への搬入が終えるまでの1年間だ。
・・
森林エリアでは、伐採後 切り株に向かって「返れ」と指示すると、伐採した木が残したものは すべてダンジョンエネルギーとして吸収される。
ダンジョン生物(動物系)も必要な部位を取り去って「返れ」といえばそれはエネルギーとなってダンジョンに吸収される。
吸収されたエネルギーは ゆっくりと時間をかけてダンジョン全体に広がっていくのだが、たとえば 飼育場の跡地に木を植えると 伐採した後の土地に植えた時よりも育ちがいい。
やはり 木の成長には多くのエネルギーを吸収し、成長した分が木材としてごっそりと持ち去られる。
動物系は 動き回って感情エネルギーを発散する・食べたら出ールの原則で、土地へのエネルギー還元が早いので、森林跡地よりは 飼育場跡地の方が 生産エネルギーが多く残っている。
つまり ダンジョンエリア別生産エネルギー内包量の多さは
飼育場跡地>生まれたてのエリア>森林跡地 の順となる
(面白いねぇ このあたり 地上とはまた違う原理が働いているみたいだね。)
というわけで、森林エリアにするための植林は ダンジョンの生まれたて(拡張したばかり)のエリアか飼育場跡地に作り、森林エリアのあとには、宿泊施設を作ることにした。
(あーん エリアの配置バランスがむつかしい~)
しかも ダンジョン維持コストを下げるためには、外部からの来訪者+ダンジョン生物が消費する酸素量とダンジョン生物が算出する酸素量を釣り合わせなければいけないんだから
でないと 酸欠を防ぐために ダンジョンエネルギーを使って酸素を直接生成しなければいけなくなる
もちろん 一時的な酸素や二酸化炭素の供給過多分を 吸収して保存して、そのどちらかが不足した時に自動的に吐き出す役割の「水の塊」をつくることにより
長期的に見れば ダンジョンの維持エネルギー(=維持コスト)を節約することはできる。
だから 適度に湖沼や川・海を作っていく必要があるのだ。
今はまだ ダンジョンが小規模なので、エリアあたりの標準的「水の塊」分を
自動的に池・小川の形で配分したり「生活用水」で対応している。
いずれは、だれかに これら区角わりの責任者を割り振ろうと思う




