納品の為の素材の生産
馬術大会開催に向けて、馬術協会との正式契約を結んだので、
さっそく 馬術大会で使う、競技会や馬関係のアレコレ生産のための素材づくりを開始した。
納入までの期間は半年!
①木材をとるために ダンジョンに森林を作る!
素材指定内容が実に具体的だったので 森林のプログラムもやりやすかった♬
樹木のお世話係のエントと木材の運搬係の巨人も産み出した♡
エントは 長寿組の一員
巨人は 仕事の無い時は眠って過ごすタイプの中級職員。
②皮革製品の原料となる家畜の生産
皮革にするために皮をはがれ、膠をとるために骨や皮まで煮込まれる家畜、
と書けば哀れだけど、これが現実なんだよなー。
お世話係は 緑の服と帽子をかぶった人間タイプの「牧人」。
おとぎ話の 森の小人さんのイメージの外見で 体の大きさは身長160センチくらいの中肉中背
どうして 小人さんじゃないのかといえば、水牛のように体の大きな家畜の世話もするから。
③皮なめしの主原料となるタンニン
植物素材となる栽培園:獣人
塩基性硫酸クロムなどの薬品がポコポコ発生する実験場
こちらの管理人は、黒魔女さん(少女タイプ):上級従業員です。
④以前 ダン菅からの支給品受け入れのために作った時間停止の倉庫が 素材をダン菅に送り出すまでの保管場所として活躍した。
・素材のダン菅への売り渡し価格=
『ダンジョンから供給される生成エネルギー分を、ダンカンから肥料として購入した場合の価格に置き換えた値段』・・①
+『生産日数分のダンジョンエリア維持費』
+『ダンジョンマスターの日当』
+α
この①が何かといえば、
ダン菅が現在 素材生産として活用しているダンジョンは いずれも老朽化しているので、ダンジョンに肥料をやらないと、十分な収穫ができないらしいのです
この「肥料」というのも 別のダンジョンで生産して・・というマッチポンプ状態らしい・・
だからこそ 肥料不要の若くて 活力のあるダンジョンでの生産性にダン菅は期待している。
しかし ダン菅で素材を購入する方々は ダンジョンごとの品質差を知るがゆえに
新規ダンジョンの製品には そうやすやすと心を開かないのだとか。
だから 馬術協会も 素材の事前購入に拘ったわけね・・・納得
「それにしても よそのダンジョンで作ったものを 別のダンジョンに持ち込んだらアレルギーを起こすこともあるというのに、よそのダンジョン産の肥料を使うダンジョンもあるって 不思議な世界ですね」と言ったら
ダンサンも苦笑いして「そうですね」といった。
これもまた 「いろいろあらーな」ってところなのかな?
いずれにしても 肥料不要のダンジョンで生産するということは、よそからはコンビ混む肥料分のエネルギーを自前で賄っているということだから、ダンカンからの買取価格に上乗せされるのだそうです、肥料購入相当の金額が。




