馬術協会との契約に向けて
・ダン菅からもどった翌日「不正リストxxx」を開いた。
シツジ―はいろいろやらかしてくれていたので、その尻脱ぐいリストを作り
今後の予定をダンサンに送り、実行順に再度報告すると連絡した。
ダンサンからは ダン菅職員として 尻脱ぐいをする私への感謝と
今後は 私の役に立つよう頑張りたいとのことばがあった。
そして ダンジョン内のことをなんでもかんでもダン菅に報告する必要はない
こっちは 年に一度の査察の時に見て回り、その時気になったことを指摘するから
もっと気楽にやってくれと言われた。
「でもシツジ―は」
「それが 彼のだましのテクニックその1だったのです」ダンサン
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「それとですねぇ、馬術大会に関しては、まず馬術協会からうちに話を持ってくるように伝えてくれませんか?
どうせ 馬術競技会というのは、大会を開くとなると、馬の餌や寝藁まで自分達で調達したものをダンジョン内に持ち込みたいといかいろいろ言い出すにきまってますから。
私も いろいろ過去の馬術大会開催地の担当者に聞き合わせを行なったんですが
後からあとから 注文が増えてくる組織みたいですよ。
だから まずは ダンジョン管理規約についてじっかりと学んでから、特に持ち込み品と搬入量や搬入時期などの制限についてダン菅でしっかりと実現可能な範囲を確認してくれと言って、一度話をこっちに回してくれませんかね?
そうでなければ 開催の可否について検討することすら無理だと言って」とダンサン
「具体的には どういうことを話される予定か お伺いしてもいいですか?」
「1、持ち込み品は、すべてこちらが事前に許可した素材を使って作るように
そして製品として完成したらこちらで検品して預かる。
2,ダンジョンへの移送には 一度に転移できる量に制限があるから、持ち込み品の申請は イベント開催の3年前に締め切る。以後の追加申請は認めないことの方が多い
3,量が多い場合、すべてを搬入するのに1年以上かかることもありうるから
持ち込み品の預け入れは開催予定の2年前までに行うこと
最低でもこの3点は伝えようと思っています。
あと、馬術協会からの持ち込み製品の素材は そちらのダンジョンで生産してください
それをうちが買い取って 馬術協会に売りつけます。
その素材を使って完成したものしか うちはダンジョンへの移送を引き受けませんから。
あなたのダンジョンで、木材や 皮革素材となる皮・にかわなどを生産してくださいね。
ホテルとかの建築素材はうちのユニットを使ってもらえると嬉しいですけど。
競技関連用品とか馬関連の持ち込み品の素材リストを 向こうが提出してきたら
すぐにそちらに回しますから、お宅のダンジョンでそれだけの種類と量を生産できるかどうかの目途をたててから、馬術協会と契約するかどうか考えてください。
お宅のダンジョンで素材の生産ができないようであれば、うちの方からも、馬術協会に対して 素材の調達が無理だと伝えますし。
もちろん調達先が お宅のダンジョンだってことは すべてのダンジョンの保安上の観点から公表できないことは あなたもわかっていますよね」
「わかりました。
少し考えさせてください
それと 馬術大会の過去の開催地での出来事を調べてくださってありがとうございました。」
「どういたしまして。
これが本来のサポーターの役目ですから」ダンサン
・・
というわけで 私は 今回 初めて ダンジョン内からダン菅以外の外部の存在に連絡したのだった。つまり馬術協会と連絡をとったってこと。
これも 毎月 一定範囲なら無料だったんだわ。
シツジ―め とことん人をだましよって。
もっとも こういう細かい規定は AIに尋ねないとわからないってところがミソですね。
そのAI機の存在がマル秘事項であることを利用して、それを本来 サポーターであるシツジ―から私にAI機を引き渡すべきところを、自分の手元に隠匿していたシツジ―。
ダン菅の機密保持システムを悪用して、ダン菅職員が マスター候補・新米マスターをだますなんて! あくどすぎる!




