果樹園の管理人・従業員
従業員として 最初は人間を雇おうかと思ったが、
給料の支払いとか 機密保持とか 人の管理とか 従業員用の施設づくりとか
色々大変なので、ダンジョンの強みを生かして、従業員もすべて「生成」することにした。
それもどうせなら 見た目を楽しくしようと・・・
ワンコ型獣人コボルト
しっぽが長くて愛嬌のある顔つきのモンキー
力持ちで柔和な顔つきで表情豊かなゴリラさん
うさ耳丸いしっぽのバニーさん
などを農園労働者にした。
二足歩行・基本人型の獣人にしたのは、動作プログラムを組みやすかったから。
人間の動きならわかるけど、人間形態以外の動きとか道具の設計は見当がつかなかった。
そして接客要員は 客受けを狙って、美形の妖精タイプに♡。
荷物の運搬係は羽のあるフェアリー系、
レジ係はスラ~としたドリアードとか 長髪のエルフ(男)とか。
というわけで 種族別従業員宿舎も用意したよ、もちろん。
この子たちは全員草食系なので、従業員の食料確保のために野菜畑も作った。
おかげで 私の食卓にも 新鮮なフルーツと野菜が昇るようになった。
・・
ダンジョン生物なので、排泄物は全て、ダンジョンエネルギーとして回収されます。
生まれたときに持っていたパワーが切れたら、その体もまたダンジョンパワーに還元されます。
衣服は 皮膚のようなものなので、特に着替える必要もなければ用意する必要もありません。
従業員たちにも喜怒哀楽はあるので、そうした感情の高まりもまたダンジョンパワーとなります。
それゆえ お客様には 従業員たちへの礼儀正しい態度・挨拶や、お褒めの言葉・感謝の言葉を推奨しました。
「それが 従業員たちのひいてはダンジョンの活力となりますから」と。
「フルーツ天国に来て幸せになろう
フルーツ天国に喜びを与えて ダンジョンを活性化させよう!」
これもまた キャッチフレーズと致しました。
「皆様の喜びが育てるダンジョン!」(;^_^A




