罠にはまっていました
とりあえず AI機をはじめとする、シツジ―が取り込んでいたすべての権限を、ダンジョンマスターである私の元に取りもどして、いろいろと情報収集してみた。
さらに これまで、シツジ―のみが対応していた地上の=ダン管にいるバックアップ要員ともいろいろ情報交換してわかったこと。
それらを一言で言えば 「だまされていました!私 ><;」
1、サポート要員とダンジョンマスターが必ずしも同居する必要はなかった!
ただ ダンジョンマスターがダンジョンに閉じこもって感情的に変調をきたすのを防ぐために、サポート要員が定期的にダンジョンを訪れることになっており、過去のマスターたちの多くが サポート要員との同居をのぞんだというだけのことであった。
2,シツジ―が サポート要員の権限として AI機を自分のものとして取り込んだり、ほかのダン菅職員との接触をシツジ―一人に限定していたのも
それは あくまでも私が要望したからであると、シツジ―はダン管側に報告していた。
(結論)
シツジ―は、ダンジョン管理部という組織の中で、私とダン管職員との直接接触を許さず、仕事上の連絡事項をすべてシツジ―を通さなければできないようにすることによって、
①私を組織内で孤立させる
②シツジ―が居なければ 私は何もできないと、私本人も ダン菅職員にも思わせようとした
③そのうえで、シツジ―が私を支配して 私の成果を横取りして彼個人の成果であると印象付けてダン菅内でのしあがる、もしくは、ダンジョンをのっとることをもくろんでいた。
(この成果の横取り手法って 前の職場でもされた経験があるのに、またもや><)
このダン菅内での昇進狙いは、シツジ―の私に対する支配力が不十分、
またはダン菅の規制が厳しくてダンジョン乗っ取りができなかった場合の第2目標である。
シツジ―としては 安全パイとして ダン菅の昇進、
一攫千金の夢の為のダンジョンののっとり
どっちにしようか迷っていたようだ。
これは、私からの申し立てと、事情聴取の結果を分析したAI判定と
AI判定に違和感を抱いた職員が 個人的に 私への雑談を装って話しかけてきたときの私からの指摘と、ダン管が所有するこれまでの記録(ダンジョン関係の報告書・申請書の署名等)とをつきあわせて、
シツジ―の行動分析をさらに行い、
それらを元に、査問機関がシツジ―を尋問し、AIと裁判官双方が判決を下した結果であった。
結局のところ 私の直感的推論と状況判断はAIの判断と同じでしたね。
ただ AIの判断は、与えらえた情報をもとにした論理的推論結果としてうけいれられ、
職員たちがAIの判断に違和感を感じれば、その違和感はどこにある?とさらなる情報収集に動いた結果 シツジ―の犯罪が暴かれたのに対して、
これまでの職場で 似たような状況に置かれた私が下した推論なり判断は全て 「女だから 女の情緒的反応 女の思考」と 当時の同僚・上司(男)達から切り捨てられると同時に 私の人格そのものが踏みつけられ続けてきた結果、私は自分の判断・推論・直感に自信がもてなくなり、
なんか ほかの対応策があったのではないかと 方向性のあやまった対応を重ね(=試行錯誤の迷走)
今回も かつてと同じ過ち、「先輩や上司に騙されて搾取される」状況に陥りかけていたのでした><
ダン菅職員が 「女のたわごと」と同じ結論を出すAIの性能を疑う、という行動をとらなくてよかった。
世の中には AIの出す結論(論理的推論)を 神託のように振りかざしつつ
己の主観の基づいて運用を図る男や
己に気に入らない論理的帰結を出すAIのプログラムをいじって、己と同じ論理展開=情報処理をするようにプログラムを書き直す(またはそのように命じる)男どもが 実に多いからなぁ。
AIなんて 論理プログラムをいじるか、インプットする情報を意図的に変化させたり選別すれば いくらでも 使用者にとっての実に都合の良い結論(推論)を出す存在である。
しかしまた、人間が 現状改革の意識をもって、「かくあるべき」という道筋(理想の理論)を掲げて社会変革しようとしているときに
でも 旧来の生活経験の中で身についた意識が邪魔をして 己が自らの生活の指針として己に課した論理により自らが導き出した結論を、おのが感情や欲望により受け入れられないと葛藤した結果、決断にゆがみを生じることを避けたり、あるいは論理的思考に徹しきれる度合いが集団構成員の中でバラバラであったときに、
理論的枠組みをプログラムして、自分達が得た情報をすべて入力して
その論理的帰結を機械(AI)にださせることにより
出された「論理的帰結=提言}への反感を、それを提出した人への反感なり拒否感にすりかえることなく、では自分はこの提言にどのようにむきあうか?そしてとしてどのようにとりあつかっていくか?と ちょっと感情とは距離を置いて物事を進めていくために補助具として扱うには AIは どっても役に立つ道具だと思う。
そういう意味では AIの取り扱い権限を持つか否かは
仕事の成否を分かつ
組織における 己の立場を確立させることに大きく影響する
ともいえる。
と、まあ 話は 大きくそれてしまったけど
これからは 私は真のダンジョンマスターとして ダンジョン経営をしていかなければいけない! と心も新たに 反省しつつ 思ったしだいであります。
孤独であるということ、
それは すべてのエネルギーを己の中からひっぱりださねばならないということ
つらい思いから立ち直るのも己一人
己の外に癒しも慰めもありはしない
前に進むのも すべて己のエネルギーでやらなきゃいけない
励ましてくれる者も 労わってくれる者も
ちょいと背中を押してくれるものもない
それが私の人生 そして これからもそうなんだろうなぁ やれやれ
だからこその 宝くじの一発勝負で引き当てた夢を現実化すべく 私はがんばるぞ!
とにかく 今回は 所属する組織で己の立場をなくす前に、
私をだまして搾取しようとしていたやつを摘発・除去できたんだから!
生まれて初めて手にした リベンジ・再挑戦のチャンスをフル活用しなくっちゃ!!♡




