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短編集:私がダンジョンマスターになったわけ  作者: 木苺
(2)育て!ダンジョン:運も不運も気の持ちよう!厄払いは運気転換のチャンスです♡
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  居住区画

・ダン菅からの基本物資、第一弾が送られてきた。


この中には、ダンジョン内で生活するために必要な備品ユニットが含まれている。


 ユニットバスとかユニットキッチンとか

 浄化設備 システムトイレ 個室セット等々


これら生活設備は カタログを見てある程度、選択できる。

 壁紙とか 床をフローリングにするのか タイルにするのか 絨毯を敷くのか等々


・シツジ―さんからは、オーブを置くマスタールームと自分の私室は完全分離するように勧められた。


最初はダンジョンエネルギー節約のために、私室にオーブを置こうかと思ったのだが、ダンジョンの構造化というお仕事と、個人生活の場がたまたまダンジョン内にあるだけという意味での私室などを分離させた方が、気持ちの切り替えができて、後々良い結果になるからと。


言われて、確かにそうだと思ったので、忠告に従った。


・生活空間には、私ミーちゃんの私室とシツジ―の私室、その間に共有スペースを作った。

この共有スペースには、浴室・更衣&クリーニングルーム・キッチン・洗面室・トイレがある。


 クリーニングルームというのは、洗濯機と物干しのある場所である。

 クリーニングルームにも 洗面台と鏡はついている。

  いろいろなものを洗うだけでなく、シツジ―さんの髭剃り・洗面用も兼ねている


 一方洗面室は 言葉通りの洗面台のある部屋

  洗顔とか歯磨きってかち合うことが多いから、クリーニングルームと洗面室を男女別に使い分けることにした。

 と言っても更衣とか洗濯とかは、時間差で同じ場所を使い分けるだけね。


 同じ理由で トイレも男子用・女子用がある。


やっぱり24時間365日閉鎖空間に閉じ込められているとねぇ、互いのプライバシーの分離は必要です。


 ランニングコストの関係で、風呂は一つで交代で使う。

ヨーロッパ風に シャワールームとバスルームを別々に購入設置することもできたけど、やっぱり日本風に家族風呂にゆったりとつかりながらも、頭を洗うときにはシャワーを使いたいので バスルームは一つ、中に浴槽とシャワー&カランを取り付けました。


 キッチンはダイニングキッチン、調理スペースと 4人用のテーブルのある食事スペースが横長につながっているタイプです。

 このあたりは いろいろ好みもあると思いますが、

 私は 台所を見ながら食事をしたくないけど、別室まで料理を持ち運んだりもしたくない人なんで。


 仕切りなしでダイニングとキッチンが横並びの良いところは、目の前の壁に掛けたお気に入りの写真などを見ながらテーブルでくつろぎつつ、ちょいちょいとおやつを作ったり・冷蔵庫から取り出したり、お茶を入れたりできるところ。

 それに祝い事関係で 皿数の多い食事にした時には、キッチン部で料理などをまとめて家庭用ワゴンに乗せてテーブルに運んだり、食事中はポットなどをワゴンにおいてテーブルの上を感じよくまとめるスペースをとりやすい。


 ダンジョンなんで 今のところ居間とかTVとかありません。

 大枚はたけば、将来的にTVやネット用アンテナも建てたりできるらしいのですが、

 今はとてもじゃないけど そんな余裕は・・


同じ理由で、私の部屋もベッドとタンスのみの簡素なもの。

 正直に言えば 部屋の内装とか自宅に残してきたオーディオセットとかを持ち込んだ場合のレイアウトを考える気分的余裕がなかったの。


シツジ―の部屋ん中がどうなってるのかは知りません。

 彼が希望するスペースを彼に提供しただけでーす。

 彼は そこに 自分用の個室ユニットをはめ込んだので、その内容は不明です。


と言った具合に「部屋」もユニット単位で送られてきて、それをこちらで用意したスペースにはめ込んでいく感じで配置♬

 倉庫に送られてきたユニットを、ダンジョン内の所定の位置にはめ込む作業も、オーブで指示すると自動できるこの便利さ!


逆に言えば 倉庫スペースをかなり広くとる必要がありました。

 だってDK一部屋分が 丸っと送られてきたりするわけですから。


・私の作業場であるマスタールームはミーちゃんの部屋の隣に、

 送信用転移陣を置く部屋は 私の部屋の向かい側に設置しました。


 ちなみにこのマスタールームの正式名称は「事務室」です。

 つまり私用の事務室ユニット(事務机・椅子・本棚・鍵のかかるロッカーつき)の中に現在オーブを置いているからマスタールームってわけ。


 じゃあ シツジ―の作業部屋は?って彼に尋ねると、

シツジ―の部屋は 寝室と事務室がワンセットになっていて、中で二部屋として区切られていると教えてくれました。


 「わーお!」


「私の作業ルームには、ダンカン機密書類も置いていますから、私が眠っているときもそばに置いておく必要があるのです」だってさ。


「じゃあ 私のマスタールームも・・」


「あの部屋は 特別頑丈に作ってありますから、将来はオーブ室として別の場所に移動させることもありだと思います。

 そして 将来的には、ダンジョン経営者としてのマスタールーム(事務室)を別におつくりになってもいいと思いますよ」


にゃるほろー なんか よーわからんけど、先達の助言には従っておこう。


・なお 液体・固形物の浄化設備は共有区画の下部にセット

 空気浄化システムは、各部屋の上部に個別についています。

 これも、マスタールームや私たちの寝室に毒物などを流し込まれにくいように

 独立換気をおこなっているからだそうな。


すごっ! 防犯配慮 半端ねー


とまあ こんな感じで、ダンジョン領域を広げたり、私たちがダンジョン内に引っ越すまでに3か月かかりました。ダンジョンの種をまいてから、


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