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間違ったオタク英才兇育の成果

作者: HasumiChouji

 某大手新聞に萌え漫画「日曜日の美尻」の広告が載った事に対するフェミどもの批判は3週間が過ぎた今でも続き……って、何で、俺のtwitterのTLにフェミどもの暴言が次々と表示されるんだ?

 クソ、目が腐……ん?

「なんじゃこりゃあ〜ッ!!」

「うるさいよ」

 俺の絶望の叫び対して、嫁が不機嫌な声を返す。

「おい、明はどこに行った!? すぐにあいつを呼べッ!!」

 フェミどもの妄言もおぞましいが……更におぞましいのは、そのおぞましい妄言をRTしていたのが俺の子供だった事だ。

「家に居ないよ」

「どう云う事だ? 今日は休みだろ?」

「図書館に勉強に行ってる」

「な……なんて事だ……俺は、どこで子供の育て方を間違ったんだ……?」

「どうしたの?」

 俺は、嫁にスマホを見せた。

「あ……あいつが……こんなロクデモない意見に賛同してるなんて……」

「あのさ……あの子も、もう高校生だよ。親と違う考えを持ってもおかしくないよ」

「で……でも……子供の頃から反表現規制の啓蒙漫画を読ませて教育したのに……」

「その漫画のせいで変な刷り込みがされて、あんたの言ってる事は間違いだ、って思うようになったんじゃないの?」

「はぁ? い……いや……俺が読ませてきた啓蒙漫画と逆の意見を……」

「だから、あんたが明に読ませてきた漫画、全部、ある共通点が有ったよね? ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。そんな漫画ばかり読ませてりゃ、いずれ、あんたが『論破』される側だと思うようになるよ」

「いや、ちょっと待て、何を言ってるか判らない……」

「だから、あんた、生まれてから今まで、ちゃんと鏡見た事有るのかよ?」

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