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8話 レックローム

投稿及び、話の進展が遅くてすみません。

 あれから森を進むこと3日、ようやく街道に出ることが出来た。

 

「ここまで来ればもう着いたも同然だ。

 やっと一安心出来る」


「確かに森は抜けた。

 何が一本道だよ。分岐だらけだったじゃないか」


 そう。何を隠そう迷いまくったのだ。

 

「10日前までは分岐なんてなかったんだよ。

 逆を言えばこんな短時間で出来るなんておかしいと思わないか?」


「ホントか?

 無理に強がらなくてもいいんだぜ?

 素直になりなさい」


 今まで散々言われたからな。たまにはいいだろう。


「うぅぅっ」


 ほほぅ、泣き真似とは恐れ入った。今のこいつはメンタルが豆腐らしい。責めてみよう。

 

「勘弁してくれよ。

 燃料だって有限なんだから無駄に走るとか•••

 あれ?減ってないのはなぜ?」


 ガソリンが減ってないのはなぜだ?

 よく考えれば3日以上走ってて4分の1も減ってない。

 固定式のキッチンカーにならなくて良さそうだ。


「なんで燃料減ってないんだと思う?」


「知らない!!!」


 やり過ぎた。レックロームに着けば否が応でも教えてくれるだろう。

 それから1時間ほど走り続けると見渡す限り壁です。

 ディブロの時も壁で囲まれてたってことはモンスター対策なのか?

 ディブロよりも門は小さいし壁も低いが、それでも5メートルぐらいはある。

 門の前で止まる。


「どうすりゃ入れるんだ?」


 シャネは怒って相手にしてくれない。

 さらに門番がみたいな人が凄い顔でこっちを見てますがどうしたらいいんですか?


「そこのお前!変な乗り物に乗ってるがこの町に何のようだ!」


 こちらの方も怒ってらっしゃいますね。恐いよぉ。


「チェッしょうがねぇな」


 おぉシャネ様の機嫌が直ったか?


「グチグチ言ってないで門を開けろぉ!!」


 なぜにシャウト!?


「おぉ!!これはこれはシャネ様!!

 長旅ご苦労様です。

 こちらの男とこの奇妙な箱はいったい何ですか?」

 

 おぉ!!何とかなった!!

 てか、今門番がシャネ様って言わなかったか?

 ・・・なんとなくだが、この世界で様って偉いってことだよな?


「この男の身元は保証する。

 この箱も物騒に見えるが害はないから門を開けてくれ」


「シャネ様がそう仰るなら•••」


 コイツそんなに偉いのか?

 あぁ~冒険者だからか。組合関連だな。どう見ても偉い雰囲気ないもんな。


「おまえ今、凄く失礼なこと考えてる顔だな」


 顔に出てしまったか?いや、ポーカーフェイスは決まっていたはずだ。 

 読心術か?コイツなかなか侮れんな。


「まさかそんなことは御座いませんよ。

 さっさ、シャネ様行きましょうぞ!!」


「気持ち悪い」


 ちくしょう。

 そんなこんなでようやくレックロームに辿り着くことができた。


 街並みは・・ディブロの方が栄えてたな。

 街中を走っていないが、それでもディブロの建物は豪華な感じだった。

 レックロームは普通?というか庶民的だ。

 それでも所々でそれなりに豪華な建物がある。


「今日は1日ゆっくりして、明日教会に行くとしよう。

 どっかみたいところはあるか?」


「見るも何もこの町はどんな町なんだ?」


「ヘイル王国の中では何かが飛び抜けて凄いのはないが、全体的に安定してる感じだ。

 港にある都市セドルなら結構いろいろあるぞ」


 ここはレックロームで都市はセドルか。

 よし頭の中を整理しよう。


 アルマがいたところはカルミス

 モンスターが向かったのはメザリック

 メザリックの都市はメザリナ

 ディブロは武器とか売ってて豪華

 森がワレイン

   OK理解した。とりあえず都市セドルを目指そう。


———2時間後———


「ここがセドルだ。

 車は目立つからアタシの家に置いてから街に行こう」


「家ってことは両親もいるのか?」


「一人暮らしだよ?」


「えぇ!?

 その歳で一人暮らししてるのか!?」

 

「そりゃそうだけど•••ハクレイはアタシを何歳だと思ってるんだ?」


「じゅぅ『26だ!!』おふっ!?

 それは違う意味で詐欺だ!

 ちょっと強く言うと泣きそうな顔をする奴が26歳な訳あるかぁ!!」


「それは•••男の人に責められたことがないから」


 潤んだ瞳で誤解を招きそうなことを言われた。

 今のセリフだけ活字で読んだら妄想族は大変だ。


「今更だけどよくそんな年頃の女が男と車の中で2人で過ごせたな。

 本来はそんな事しちゃダメだぞ?」


「普段はそんな事しないよ!

 ハクレイはアルマと親しげだったし、なんか安心しちゃったんだよ」


 俺はロリコンじゃ無いけど、年齢を聞いたら少しドキドキしてしまった。

 下らない話をしていると、明らかに今まで見てきた建物とは雰囲気が違う家が•••


「まさかあれか?」


「そうだよ。

 この道は他に建物ないだろ?」


「お嬢ですか?まさかパパ活的な?」


「パパ活ってなんだよ。

 もぅいいから行くぞ!」


 門を開くと家まで50メートルはある。

 シャネさん半端ねぇっす!

 日本なら建屋だけでも余裕の億越えだろう。

 組合の寄合場と言ってくれれば納得する見た目だ。


「そこら辺に車止めて街までは馬車でいくぞ。

 お金持ってくるからまっててくれ」


 家の中には入れてくれないのか。

 しかしでかい家だ。このサイズで1人は寂しいだろう。

 

 待ってる間に馬車が来た。豪華だ。


「よし行こうか」


 シャネは少しラフな格好になって出てきた。

 悪くない。

 初めての街ブラがロリフェイスの26歳で金持ちの娘となんて贅沢だ!

 楽しんでやろうじゃないか!!


 こうして俺はロリ娘と街にデートをする事になった。(デートは妄想です。)

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