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13話 パック

悩みすぎて投稿が遅れて申し訳ないです。


「やっと出れた!」


 やっと出れた?そんな苦労があったのか?

 光源から現れたそのキツネみたいな生物が話し出した。


「えぇと、何者だ?」


「ハクぅ!やっと会えたね!

 ずっと会えるの待ってたんだよ!」


 テンション高いな。

 俺は色々としんどい。


「カルミスの時も湖の時も近くにいたんだけど、まだその時は実体化出来なかったから認識されてなかったんだよね。

 でも今はハクの意識と融合したからこうやって話すことも出来るようになったんだよ!

 それに僕は『ストップ!ストップ!』なに?」


「今の俺にマシンガントークはきつい。

 大体俺の意識は分離して新しく創生されたんだよな?

 なんでカルミスの時を知っている?

 分離されたのは湖からだぞ?」


「ハクがこの世界に現れた日に僕が生まれたんだよ。

 でもなぜか肉体はなかったんだよね」


 初日からずっと一緒だったってことか?

 ならこの世界の事はあまり詳しくなさそうだな。


「今日は遅いから俺は寝るがお前はどうする?」


「一緒に寝る!!」


 俺は小さなペットと一緒に眠った。


ーーー翌朝ーーー


「ハク!起きて!朝だよ!遊ぼ遊ぼー!!」


 しんどい。

 子供がいるとこんな感じなのか?

 昨日のシャネの一件もあるからテンションが上がらない。

 それに今日は職を決めるために一度街に繰り出す予定だ。


ーーコンコン


「ハクレイ様

 ヴェルです。朝食の用意が出来ましたのでお迎えに上がりました」


 昨日の今日でシャネに会うのは気まずいな。

 でも、ここで行かないのもちょっと違うか? 

 準備をしてヴェルさんについて行く。

 邸宅に向かう途中シャネの馬車が無いことに気付いた。


「ヴェルさん、シャネはいないんですか?」


「シャネ様は組合に向かわれました。

 何でも急ぎの用事があるらしく、早朝から出かけています」


 それはそれで気まずい。


「ハクはシャネと喧嘩したのか?」


 マイペットはお留守番が出来ないのか?

 俺の後ろをテコテコと歩きながらついてきていた。


「喧嘩した訳じゃないけどちょっと意見が合わなくてな。

 自分のことだから自分で決めたかったんだがなぁ」


「昨日のシャネ様のお気持ちは理解出来ないでしょう」

 

 ヴェルさんが急に話し出した。


「シャネ様は幼少期から外の世界に憧れていました。

 王宮での生活は窮屈だったようで、よく色んな本を読んで勉強していました。

 特に冒険者や英雄の本が大好きでしたね。

 そこから私と戦闘の稽古をしたり、サティに魔法を教わったりと。

 ですが、王女であるシャネ様は冒険者にはなれなかったのです」


 え?朝食前の内容では無くないか?


「シャネ様は友人があまりおりませんので、人とのつきあい方を得意としていません。

 ですので、ハクレイ様の寛大な心で」


「俺とシャネは仲間だから大丈夫ですよ」


 そう言って話を終わらせた。

 それ以降、朝食をとる部屋まで無言だったが、マイペットは俺の後ろを縦横無尽に走り回っていた。


 朝食を済ませて車に戻る。

 ヴェルさんはコイツの存在を認識してたよな?

 触れてこなかったの俺のペットだからか?

 喋ってたけどこの世界では普通のことなんだろうか?

 やはりこの世界の事をもっとよく知るためには街に出て自分で学ぶのが一番だ。

 

「よし、俺はちょっと街に出掛けてくるから、おまえは留守番しててくれ」


「ずるい!嫌だ!一緒に行く!!!」


「遊びに行くわけじゃないんだぞ?」


「大丈夫!」


 何が大丈夫なんだ?

 まぁ俺も一人行動よりは話し相手がいて楽しいかもな。

 

「それより名前はないのか?」


「ハクが決めてくれていいよ。

 なんたって一心同体だからね!」


「んん~名付けって難しいな。

 よし!パックにしよう!」


 なんて雑な名前だ。

 我ながら酷いと思う。

 まぁわかりやすくていいだろう。


「パックね!いい名前じゃないか!」


 気に入ってくれたならいいか。

 俺はパックと共に街に向かった。

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