登場人物
日野勝
ごく普通の小学校6年生。ある日、裏山に捨てられていた一匹の黒い子犬、ヨルと出会う。その日を境に、勝の周りでおかしな事が起き始めるようになった。ときたま、素っ頓狂な声を上げてはヨルをびっくりさせる癖がある。根っからの妖怪好きで、何としてでも見たいと思っている。
ヨル(ラブラドールレトリーバー)
裏山に捨てられていた子犬。どういうわけか妖怪や幽霊が見える。そのせいで、危険な目に会うことがざらではない。実は、ヨルにはとんでもない過去があるのだが、ヨル自身は気が付いていない。稔のことが大好きで、いつか人間になって稔のお嫁さんになるのが夢。
真野翔太
自称覚の勝気な奴。勝とは度々ぶつかっているが、本当は勝のことを心配している。が、そんなことをおくびにも出さない見栄っ張り。
海野稔
ものに触れるとそのものの過去が見えるサイコメトラー。翔太と違って穏やかな性格。ヨルに好かれるようになるが、アプローチが強引過ぎて若干引いている。
飯野良平
妖怪が見えるし、退治することもできる。妖怪好きの勝から羨望のまなざしで見られることが多い。しかし、体が弱いので、妖怪を退治できるのは一日に一回だけである。
佐野孝輔
行きたいところに瞬時に移動できる、神出鬼没なお調子者。大抵何かしらうっかりと口を滑らせてしまって稔にたしなめられている。
小野幸也
予知夢の能力を持っている。そのせいなのか、いつもおどおどしている。いつもその先に起こることを変えることができないのが悩みの種。
ふわふわ(ケセランパサラン)
勝の前にたびたび現れては、勝からヨルを引き離そうとしてくる。このふわふわ曰く、ヨルはとんでもないものを持っているからなのだそうだ。ふわふわの正体は不明。
谷中真里衣
裏山に棲みつく地縛霊。とあるだれかを非常に怨んでいる。
バカでかい黒犬(送り犬)
勝の前に現れるようになった化け物犬。かなりの人間嫌い。ヨルが自分に似ているのを非常に嫌がっている。
紫乃聖人
谷中真里衣失踪事件にかかわっていると思われる怪しい人物。のちのち、勝とも多いに関わってくる、かも?




