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僕の特技(スキル)の使い方  作者: 大兎真琴
一章 部活設立
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1話 転校生

今回は学園ものを書いてみました。

よろしければ見てください!

「なぁ、知ってるか?天才ハッカー『サムライ』のこと!」


「あぁ、知ってる、知ってる!今、インターネット上で噂になってるハッカーのことだろ?」


「そうそう、なんでも『サムライ』に依頼するとまるで日本の侍の如く素早い動きで相手の回線に入り、鋭い一撃で相手の情報を一刀両断ってな!」


「それに、依頼を受けて情報公開するのは強姦魔や痴漢教師とかのクズやろーだけって話じゃん!なんかヒーローみたいでかっけーよな!」


「だな!でも、そう言うことするやつって一体どんなやつなんだろーな。歳とか顔とか気にならねー?」

そんなことを隣で話している二人が


「なぁ、日高はどう思うよ?」


と、二人の男子のうちの一人が話を自分に振って来たので、飲んでいたコーヒー牛乳を吹き出しそうになるが、どうにか口のなかで防ぎきる。

「ど、どう思うよって、なにが?」


「だから、天才ハッカー『サムライ』の顔とか歳はいくつだと思うかだよ!」


「さぁーどうなんだろーな。普通なんじゃねーの?」


興味無さそうに答えて心を落ち着かせようと、もう一度大好物のコーヒー牛乳を口に含む。すると、もう一人の男子が


「もしかしたら俺らと同じ高校生だったりしてな!」


なんてことを言うので、とうとうコーヒー牛乳を吹き出してしまった。


「ぶふぅーー!!ゲホッゲホッ」


「おいおい、大丈夫か?いきなりどうした!?」


「いや、ちょっとコーヒー牛乳が気管に入って!ゲホッ。」


「そうか、飲むときは気を付けろよ?ほら、ティッシュやるから。」


「ごめん、ありがと。」


ガラッ「おい、お前ら早く席に付けー!」


そんなことをしていると担任が教室に入って来たので


「じゃー、この話はまたあとでな!」


と言って二人は自分の席に戻っていく。

日高謙信ひだかけんしんも胸を撫で下ろしイスに座り直した。


担任が教卓の前にたつと、

「よし、今からホームルームを始めるぞ、と言いたいが、今日はお前らに新しいクラスメイトを紹介する!おい、入って来ていいぞ!」

教室内がざわつきだし、

ガラッ とドアが開く音がすると、人影が入ってくる。すると、ざわついていた教室は一気に静まり返り、入ってきた長い黒髪を後ろで束ねた美少女に目が釘付けになった。



「今日からあなた達のクラスメイトになる。黒崎揚羽くろさきあげはです。よろしく。」


転校生からの短い挨拶とともに


うおおおおおおおおおおおおおおーー


教室が揺れんばかりの男子の叫び声で埋め尽くされたのであった。


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