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記憶の恋人

作者: 針山田



ここは静かなところよ

景色も綺麗だし

愛する人はご飯をくれる


愛する人よ

私を愛して逃がさないで



"本当にそう思っているの?"



―やめてやめて

羽を奪わないで

私は、私は―



"閉じられた扉に

君の意思はあるの?"



カーテンが揺れると外がみえるの

それはどんなところだったかしら



―懐かしさに鳴き方を忘れ

それでもまだ自由にはならなかった―



歌を聴いては愛する人を想い

それだけで心はいっぱいになった


それだけじゃダメだった

それだけでは駄目なんて



"泣かないんだね"



あなたが歌ってくれたから

同じメロディを何回も


私には聞こえないけど




ねぇ歌って。

私にも聞こえるように






"夕暮れの雨粒に濡れても

翼は仕舞わないで


いま留まればきっと

一生翼は拓かれないでしょう



身を隠して涙を堪えるのもいいけれど


時には私に寄り添って

涙なんて拭ってあげるから

もう一度翼を拓いてみせて



もう一度

あなたと共にこの空に"






風は歌う

叶わないものを残して



私も昔の記憶では歌ってた

今は恋心と共に籠の中へ



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― 新着の感想 ―
[一言] 何故でしょうか、涙が出てきました……。
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