表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
隣の魔界は立入禁止  作者: 武家樹李
4/4

〜いつもの青空に〜

 後編(最終章)


 3年後・・・

 雨が激しく降る日。一人の男が屋根のある公園のベンチに腰掛け缶コーヒーを飲んでいた。そこの公園は今にも入れなくなりそうなくらい雑草が生い茂り、犬の形をした遊具は所々錆びていた。この頃、逃走していた三橋は指名手配されていた。メディアによると三橋は体型や髪型を変えている可能性が高いという。

 「あの男はまだ捕まっていないのか」

 そう話しかけてきたのは腰を曲げた老人だった。老人は傘も差さずこちらの方へ近づいてきた。

 「これだけ防犯カメラが至る所にあるというのに捕まらないのは不思議なものですね」

 長老は何も答えず、ずぶ濡れのままどこかへ行ってしまった。


 僕は大学を卒業し就職した。就職先は、地元の水道局だ。初めは分からないことばかりで怒られることも多かったが半年が経った頃には、慣れ始めていた。僕はこの時、強盗殺人事件のことは忘れていた。

 ある日、水道局から5キロ程離れたところに、引っ越してきた男性がいた。この男から、水道を契約したいと連絡が入った。

 2ヶ月後、男が住む部屋の水道量が異常に多いことに気がついた。僕はその部屋へ向かい原因を探ろうとした。部屋の前に着いた。チャイムを押す。すると部屋から痩せ気味の男が出てきた。

 「ご契約されてる水道局の職員の者です。ご使用の水道のメーターが異常に高かったので調べに来ました」

 そう言った時、部屋の奥から水を出す音が聞こえてきた。バケツに水を入れてる音のようだった。

 「水道の蛇口の調子が悪いとかありましたか?」

 すると、

 「中に入って様子を見て欲しい」

 そう言った。僕は部屋の中に入り、「いやー突然来てすみませんね・・」話ながら洗面所を見た瞬間絶句した。

 それは、バケツに人の頭部が入れられており蛇口から出る水が頭部に当たっており洗われていたのだ。

 「うわっ」

 思わず言うと、男はナイフを振りかざし僕の頭を切り落とした。


 その男の名は三橋修造だった。


                                         完

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ