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粉微塵  作者: ゼノ
6/7

恐れ知らずの人間

結局私は調べまわりそのまま机で寝てしまっていた。

時間は裕に3時をすぎていた

肩には毛布があった

「毛布なんてかけたっけ…」

いや、かけてなかった

寝ている間に母親がかけてくれだようだ

「起きたしもうちょっとがんばろ…時間はある…」

そう呟きながら私はノートを広げまたパソコンをつける

少しでも探すために…

    せめて自分の周りだけでも守るために

日が登り始めた頃ある仮説を見つけた。

それは子供でもわかるようで、単純な答え。

しかし、それはある意味一か八かの賭けでもある。

それは、溶け始めた…いや正確には違う

粒子へと転換され始めたら、水をかけるというもの

        ただ、それだけ

もし、それが粉ならば固まるだろう。

水をかけて固める。誰でも思いつく単純な考え

まるで泥団子をつくかのように固める。

しかし、もしそれが粉ではなければ?

一瞬にして無くなる、溶け出すだけではないのか?

そのような憶測もある、だから誰もが思いつくが言葉には出せない

だって、そうさ

もし溶けたら、水と混ざり合ったら、自分がかけた水で

     人の形を保てなくなったら?

誰だって加害者になりたくない、失敗した実行犯になりたくないように、思いつくだけで実行しない

それが、ごく普通の人間

それがどうだ、この仮説を書いた人間がいる

周りが実行しない中、失敗を恐れず立ち上がるものがどこにだっている。

それは ただの馬鹿なのか 楽観的なのか 計画的なのか もしくわ 自信家か

どの人間かは、わからない

失敗すれば 中傷されるだろう 笑われるだろう 否定されるだろう 

ただその者たちは信じてやまない。自分を

特別ではないことを知っている、自分一人では何もできない、成し遂げれないことを知っている、自分にはできないこと

      〝自分の弱さ〟を知っている

だからこそ考える、挑戦する、立ち向かう、抗う。

いつの世だっているものだ、人はこれらを天才だという、完璧だという、失敗を知らないのだろうと、自分たちが頑張ったところで叶わないのだろうと

いつだってこの者たちは孤独に囚われるのを知らずに

天才の考えは凡人にはわからない

それはそうだ、通ってきた道が、経験が、血肉が違う

恐れを知らない。怖さを知らない。ただ単純に

      『そうしたいからした』

思うがままに、流れるままに行動する。

流れに逆らわず、赴くままに動き出す。

だから予想も考えもつかない、分からない。

    おっと……話がそれてしまった

何が言いたいのかと言うと、この仮説をネットに書いた大馬鹿者は

       天才だと言うことだ

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