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粉微塵  作者: ゼノ
1/7

世界はセカイへ変わってしまった…

   

   全てが粉に変わるセカイで君はいったい何を見る?


いつも通りの世界、何も変わらぬ日常、なのに何かが違う、今日はそんな気がする一日だった。

ある子供は学校に、ある大人は会社に、ある学生は友達と遊びに、ある年寄りは病院に、ある者は家に籠る…

世界は回り続けていた、世化イは少しずつ変わっていった、世カイは誰にも知られず少しずつ変わってしまった、人が気づいた時にはもうセカイは変わってしまっていた。

それはある父親の動画、子供の誕生日を祝っている動画、みなが笑顔で楽しそうにしている、子供は世界で一番幸せを感じている、子供が蝋燭の火を消した時、蝋燭が粉となって空気に舞った。まるで小麦粉のように舞った、誰も何が起こったのか分からなかった。換気扇を回し部屋の小麦粉に似たナニカを外へと出す、ソレは勢いよく吸われて外へと逃げていく、気を取り直し子供がフォークを触った時、突如として子供の手が粉へと変わった。換気扇に吸われ粉は外へと逃げていく、ソレに伴い子供の体も粉へと変わり外へ逃げていく、子どもが叫ぶ「助けて!」と、一瞬固まりすぐに両親が助けようと換気扇を止める、だが子供はゆっくりと粉へと変わる、両親は泣きながら粉を触り元へ戻そうとする。だが粉は逃げるかのように手からするりと逃げていく。子供が完全に小麦粉に似たナニカに変わり動画は終わる。

動画はすぐに拡散された、ニュースにもなった、「これはただのCGだ!」 「これは何かの予告映像じゃないのか?」 「現実じゃないだろう」と誰もが感じた、思った。だが非情にもセカイは変わってしまった。

誰も動画を信じなかったゆえに、誰も予想できず、適応できず、誰もセカイが変わってしまったことに気づかずに。

初めての小説投稿なので色々至らないところがあると思いますが、応援してくれるとありがたいです。

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